7階の整形外科病棟には車椅子で入れるトイレが2カ所あります。
個室は勿論、4人部屋にもそれぞれトイレと洗面台がありますから普通はあまり込み合いませんが何しろ車椅子や歩行器に頼っている人がほとんどなので、時には順番待ちになります。
ちなみにそれぞれが診療科によってほかにの階には車いす用のトイレがない階もあります。
中にはいると、丸椅子が置いてあり「このいすは必ず所定の場所に戻すこと。出来ない場合はナースコールしてください」と注意書きがしてあります。
というのは微妙な角度によって邪魔者があると、車いすのまま身動きが取れなくなることが多いのです。特に膝を伸ばしたままの姿勢の車椅子では戸口を抜けるだけでも苦労をしながら切り返しをして入ります。
横の手すりは上へ跳ね上げて置けますのでお掃除の後などにはあげたままになっていたりしますが、わつぃなどはその手すりがないと車椅子から移動できないので、何気ない事でも堪えてしまいます。
何気ないと言えばスーパーなどにも今は多目的トイレが必ずある時代になりましたが、手すりにストック用のトイレットペーパーが並べて乗せてあったりすると、つかまるところが無くて苦労します。
前にチョボラの病院で電動車いすでスイスイと動いて居られた方が、「トイレのふたは閉めるのが礼儀かも知れないけど、私たちにとっては蓋をまくるという動作もなかなかきついこともある。」なんておっしゃっていたことを思い出した。
そういえば病棟の多目的トイレにはふたがありません。それに終わって身体をかがめただけで一人でスイッチが入って”ザーアー”と水が流れます。
ドアの開け閉めも、大きなボタンのものと、最近は≪センサーに手をかざす≫というのも出てきました。
≪たかがトイレ。されどトイレ≫ってとこかなぁ~。