彼女は突然現れた。
午後のリハビリが終わって今日から『歩行器訓練』を伝えられて少し小さめの歩行器をリハの先生が持ってきてくださってベッドでしばらくボーっとしていたら珍しく私のベッドに訪問者があった。
「アレ?どっかで見たような。でもあんな美人の知り合いはいないし…」なんて頭の中を駆け巡った結果「”N"ちゃーん」と絶叫していた。
横の病棟の電動車いすの”M"ちゃんも後ろから顔を出します。
それからすぐ前の談話室で、お土産の『〇〇ーバックスのホット飲料を』頂きながら話がもり上がります。
同じ病棟の仲良しさんたちの消息や、無事卒業後の進路や、自分たちの病状その後などいっぱい・イッパイ・・・
とうとう夕ご飯が来て≪もう下げますよ≫と半ば脅迫(?)されてやっと解散しました。
なんといっても”戦友”の訪問はとても心強いものがあるのです。