今日は朝9時から、≪故郷に滞在中の友人に徹底的に付き合う≫と言う約束で、車を出してくれた友と二人でホテルまでお迎えに行きます。
バンコック在住の彼女は我々高校組と違って美大に進学しましたので、まず一番に旧校舎だった今は煉瓦ミュージアムの"歴史博物館"まで行ってみます。
何度か金沢へ帰ってきても来ることは無かったので、「昔とはえらい違いやねぇ」と立派になった文化ゾーンに驚きます。
それから現在の美大に用事があると言うので小立野を上がります
職員の方が案内して下さって、縁のない我々二人も初めて校舎の中を一緒に見学します。
最近水墨画を始めたと言う彼女は紙がなかなか手に入らないからと画材屋さんへ寄ります。
それはそれで多いに社長と話が盛り上がってそこでも絵の具や紙をしこたま買います。
我々にとっては敷居の高い母校にも事前にアポを取ってありますので出かけますが、一歩通行の道に行き詰って、通りかかった郵便屋さんに聞きましたらバイクをバックさせて、「口では分かりにくいのでついて来て下さい。」と言って大回りして先導して下さった。
なんと有難いとバアサン3人心からお礼を言いました。
そこでも皆さんに親切にして頂いてひと先ず大通りへ出ますがお腹がすきました。
行き当たりばったりの"タビ"はうどん屋さんを探しますが、車が停められるような所が見つかりません。
とてもいい加減ですが、「たしか軽食が食べられる所が有ったはず」とギャラリーのある北電へ入ります。
こんな時は私が持参した車いすマークと駐車許可証が役に立ちます。
中にカフェが有りました。2人分だけあったサンドウイッチとチャーハンでお腹を満たします。
ついでに丁度水墨画のグループ展をしておりましたので、オジサンの解説付きで見て、横の紙人形の近江町風景を感心して眺めてさて次の場所へ移動です。
お仕事関係の犀川河畔の事務所を訪ねて、後はお土産を買うだけとなりました。
最後のコースはデパ地下です。
私は3時晩ご飯のお惣菜を、又一人は明日食べるパンを買います。
バンコックには日本人の友人が沢山いて、いろいろお土産をいただくのだがやっぱりこれでしょうと昔からあるお店であれこれ選びます。
「こんなにイッパイどうやって持って帰るのさぁ」と心配になります。
さし当たっては東京駅へは甥御さんが迎えに出てくれるので、後は国際郵便で送るのだそうで数日を鎌倉のお姉さん宅で過ごし、ガンバッテ今度はふるさと土産をイッパイ持って帰国するのです。
今日は彼女の心の旅路につき合って思いがけない私達にとっても思いでいっぱいの一日を過ごしました。
さて次に会うまで元気にいなくっちゃね。と我が家まで送って頂いて旅路は終了です。
