演歌などでは「女」を「ひと」と読みますが、ここでの「人」は文字通りで、
老若男女また上田在住であろうとなかろと上田という地名に親しみを感
じて下さればその人は「上田の人」です。
「カテゴリー」も新しく追加しました。 その第1回目が昨日の「しんぶん赤旗」の「潮流」です。
再来年の大河ドラマは「真田丸」に決まりました。主人公の真田信繁(のぶしげ)こと幸村を演じるのは、あの「倍返し」が記憶に新しい堺雅人さん。信州・上田をはじめ、真田氏ゆかりの地は早くもわきたっています
▼その上田市を流れる千曲川の西側には塩田平がひろがります。古い寺や神社が多く、信州の鎌倉と呼ばれる地。17年前、そこで開設した「無言館」も名所の一つとして定着しました。いまでは年間10万をこえる人びとが訪れるといいます
▼全国の戦没画学生の遺作や遺品を展示する美術館。肉親や妻や恋人、ふるさとの風景…。生きたいと願いながら、戦火に散った若者たちが残した生命の色。エネルギーあふれる作品との無言の対話は、いつも胸を揺さぶります
▼心の奥底まで語りかけてくる一枚一枚の絵。それが音楽になったのが組曲「無言館」です。詩人の門倉さとしさんと作曲家の長森かおるさんがつくった曲からは悲しくも力強さが伝わってきます
▼「そこにあるのは無言の絵 いのちの証」。22日には地元の丸子文化会館でコンサート合唱組曲「無言館」が開かれます。童謡や朗読もあり、館長の窪島誠一郎さんも出演。すでに前売り券は完売状態だといいます
▼「画家は愛するものしか描けない 相手と戦い 相手を憎んでいたら 画家は絵を描けない 一枚の絵を守ることは 愛と平和を守るということ」。戦争によって奪われた生の輝きを記憶にとどめる無言の館。そこに刻まれた言葉がふたたびいま、重くひびいています。
ドラマ「真田丸」のことでも、無言館のこと、塩田のこと、上田に関連した絵のこと音楽のことなどなど。
上田の人よ、ひと言コメントを!