番組は→
今回のゲストの栫さんは伊敷団地生まれで自分が卒業された西伊敷小学校のPTA会長をされ年齢は37歳、団地のクリーニング屋さんです。名前のなかの一字、嗣は「つぐ」でお父さんの家業を継いでもらいたいの気持ちが込められていると話されました。
今回を視聴し、最近知った「35歳境界説」を思い出しました。それは企業のなかで上司と部下の意思に断絶があるが、その境目が35歳だというのです。さらに高校生の時にケータイ文化を体験しているかどうかで意識や感覚に差があると、その年齢が35歳と指摘しているものもあります。
そんなことを頭におきながら感じたのは70歳台と30歳台の組合わせが地域づくりに大きな力になるのではということです。この両方の世代が相互に知り合うことはお互いの視野を広げるに違いありません、それが地域に活力を生み出すでしょう。
また、栫さんがPTA会長をされている小学校は最大時は1800人の児童だったが、400名を割っているとのこと。現在PTA活動に多くの父親が「オヤジの会」の名のもとに参加してきていることです。これは一昔か二昔には無かったことでしょう。私は70歳台の男性として認識を改めなければと思いました。
次いで思ったことは、PTAにしてもお祭りでも地域の商店やクリーニング屋など中小業者の役割です。この人たちは日常、仕事を通じて住民の生活を支えています。それだけに止まらず、地域全体の支え役をはたしていることです。防犯とか消防などの地域活動の担い手として中小業者の姿が多く見られます。
前回、酒井さんの志の継承ということを考えましたが、それを保障しているのが事業活動でした。今回も事業活動が継承される地域づくりを、という方向が見えてくるように思います。