準レギラーの向井さんとゲストの山崎英二さんの話を通じて、温故知新ということを村永さんが語っていました。
話の内容は「てんがらもん183回」ゲスト山崎英二さん で視聴して下さい。
温故知新(おんこちしん)、古きをたずねて新しきを知る、と訓みます。丁度13日から三日間木曽を中心の旅を終えたばかりでした。村永さんのブログ仲間に上床さん向井さんが加わった7人の旅でしたが旅のテーマを終わって考えれば温故知新でした。
向井さんの話の最初、婦人会の旅にガイドとして同行した天草の宴会でのこと。ご婦人方の出し物があまりにも楽しかったのでホテルの仲居さん達がお礼に天草ハイヤを披露しました。検索してみますと天草牛深ハイヤ節は江戸時代からの「元祖ハイヤ節」だそうです。番組でも鹿児島のハイヤ節と比較して語り合っています、同じハイヤ節でも地域地域の伝統を背負っています。そこには地域の歴史を知り現在を理解するまさに温故知新の言葉が生きてきます。
自称「鹿児島のアイドル」向井明美さんの話を最初の部分だけで他に移るのは残念ですが、話の楽しさは番組視聴で実感して下さい。その向井さんの紹介の山崎さんは来る10月4日の催し物の案内が中心で、宝暦治水の260周年を期しての催し物です。昨今の水害の現状から見ても災害国日本としては、ここにも温故知新の言葉を活かさねばならないことを感じます。
岐阜の木曽川・長良川・揖斐川の治水工事を幕命で請け負った薩摩藩の苦難の話は「てんがらもんラジオ」でも以前向井さんから伺った記憶がありますが、これからもここで随時取り上げてもらいたい話です。山崎さんも治水工事の現場地域では「鹿児島に足を向けて寝るな、朝は薩摩に向かって一礼しよう」と言われていると話されました。ここには温故知新が日常の生活の中に活かされています。
木曽路で島崎藤村記念館も訪れました、宿では「夜明け前」という名のお酒を飲み交わしました。激動の時代を生み出す薩摩、その時代に向かう木曽路、今年の木曽路から来年は薩摩の鹿児島へと旅の足を伸ばそうとの計画です。この昨今毎日が「夜明け前」のごとく見えます、残る闇に目をとらわれるのか、光を見出しそこへ向け一歩一歩を踏み出すのか。時代を切り開いた薩摩の人々から学べる鹿児島の旅もやはり温故知新がテーマのようです。