葉山の四季

葉山の四季をお伝えしたいと思います。

不破さんの「未来社会論」ー2ー

2018-09-16 23:29:46 | kaeruの『資本論』

   2つの世界大戦があった20世紀を経て、世界は21世紀に入り10余年をこえました。

  この世紀について日本共産党綱領は、

「日本共産党は、それぞれの段階で日本社会が必要とする変革の諸課題の遂行に努力をそそぎながら、21世紀を、搾取も抑圧もない共同社会の建設に向かう人類史的な前進の世紀とすることをめざして、力をつくすものである」。

と位置づけ、文章全体の結びとしています。

   今回、「前衛」誌上に掲載されはじめた不破さんの〝『資本論』のなかの未来社会論〟を読もうと『党綱領の未来社会論を読む』を購入して一読し、更に本棚を見たらこの本、

に「前衛」の不破さんの連載と同じ表題を含む第2部が載っていました。

同じ表題とはいえ、副次的に「綱領の諸規定の原理的な根拠を探る」作業の論文です。

「前衛」誌上の連載は、

「〝『資本論』そのもののなかに未来社会の全体像を探る〟 という主題設定をした」

ものですから、党綱領の未来社会論の「原理的な根拠」そのものが解明されるに違いありません。日本共産党綱領の未来社会論と『資本論』 のなかの未来社会論を日本社会での具体化とその原理的根拠の両方を視野に入れていくことのよって、確信の深度を深めることができるでしょう。  

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今日(18/9/16) の「しんぶん赤旗」

2018-09-16 10:53:06 | kaeruの「しんぶん赤旗」

今日の「しんぶん赤旗」

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10年前の9月15日ーアメリカ発「リーマン・ショック」

2018-09-15 21:35:07 | kaeruの『資本論』

『マルクスは生きている』

不破哲三さんの『マルクスは生きている』は「リーマン・ショック」の翌年に出されました。マルクスを「唯物論の思想家」「資本主義の病理学者」「未来社会の開拓者」の三つの側面から解明しています。そのうちの「資本主義の病理学者」として、

資本主義の「死にいたる病」ーー周期的な恐慌

で、10年前の「リーマン・ショック」を「資本論」の論理にもとづいて解いている部分が次の部分です。

(p127〜)
世界経済危機をつらぬく恐慌の論理

  2008年に始まった今回の世界経済危機について、金融政策の失敗が引き起こしたものだとか、実体経済はよかったのに金融経済の破綻の影響で経済全体がおかしくなったのだとかの解説もありますが、その経過を見ると、そこにあるのはまさにマルクスが恐慌論で解明した資本主義の矛盾の爆発であって、運動論で見たバブルの論理も、金融経済の異常な膨張と結びついて、いっそうはっきりした姿を現していることがわかります。
(1)金融危機以前には消費の拡大にささえられて「好況」だったというアメリカの実体経済も、実は、「架空の需要」にもとづくバブル的「好況」でした。そのことは、経済の活況を引っ張る先頭に立った住宅産業景気に端的に現れていました。住宅景気なるものは、実は、せまい消費市場をむりやりに広げようとして、住宅建設産業と銀行業界が合作した人為的なパブルでした。その手口は、"住宅価格はいつまでも値上がりを続けるから、借金してもローンの返済の心配はない" という「神話」を宣伝して、低所得の消費者をだまし、借金で住宅を購入させる、というやり方でした(サブプライム・ローン)。この手口による住宅販売は2004年ごろから急増し、アメリカの好況の最大は最大の推進力となりました。
   ここでも、バブルの根底には、マルクスが指摘した「架空の需要」がありました。具体的な形態は多少違って、商品(住宅)はともかく消費者にまでとどきはします。しかし、その消費者が支払い能力の乏しい相手で、結局は「架空」に終わる危険がたいへん大きい「需要」なのです。この「架空の需要」をもとに始まった住宅産業の拡大再生産は、最初から現実の需要から独立した「架空」の軌道を走ったわけで、それが破局に終わるのは、まさにマルクスが解明したバブルの法則どおりのことでした。
   消費者の借金で消費を拡大するというこのやり方は、アメリカでは、住宅だけでなく、自動車販売など他の部門にも広がっていました。結局、アメリカの好況は金融的な手段でつくりだした「架空の需要」によって大きくささえられていたのでした。
 (2)さらに重大な問題は、アメリカ資本主義が、この住宅バブルの足場の上に新たな〝金融バブル〟を組織したことでした。
   その方式は、住宅購入のための借用証文(なんの価値もない不良債権の借用証でしかありません)を、「金融工学」のエセ技術を総動員し、他の債権と組み合わせて高い利回りを約束された金融商品に仕立て、最新の有利な投資対象として鳴り物入りで売りに出すことでした。不良債権(サブプライム・ローン)からの変造物という素性をたくみにかくしたこの金融商品は、金融市場に投機的な価格高騰の高波を巻き起こして、もともとの〝住宅バブル〟の規模をはるかにこえる巨大な 〝金融バブル〟 となり、その〝金融バブル〟が、アメリカ主導の「グローバル化」体制のもと、資本主義世界の全体に輸出されたのです。
   架空の軌道の秘密を「見えなく」するというごまかしの作用も、「信用制度」と「世界市場」が相乗する形で、実に効果的に働きました。この金融商品に多額の資金をつぎこんで買い求めた内外の多くの投資家は、それが「サブプライム・ローン」などの不良債権からつくりだした変造品だなどとは夢にも思わなかったのではないでしょうか。

  (3)2007年に住宅バブルの崩壊が始まり、続いて08年に、〝金融バブル〟の大崩壊が起こったとき、その規模と震度は、実に衝撃的なものでした。全米で1、2を争う巨大な投資銀行が次々に倒産の危機に見舞われ、その衝撃波は、資本主義世界の金融経済の全体をゆるがし、さらにアメリカの実体経済の諸部門にも、危機の連鎖反応を引き起こしました。危機の波及の担い手となるのは、金融経済の世界では物の流通ではなく、ITの網の目で瞬時に世界を一周する金と情報の流通ですから、危機の連鎖が波及するスピードも、それがもたらす破壊力の大きさも、ともに絶大なものがあります。こうして、アメリカ主導で世界に広げられた金融経済主導の逆立ち経済は、矛盾を緩和するどころか、それを極限まで押し広げ、住宅バブルの破綻に始まった危機を、全世界、全産業をゆるがす巨大なものにしたのでした。

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今日(18/9/15) の「しんぶん赤旗」

2018-09-15 11:16:43 | kaeruの「しんぶん赤旗」

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不破さんの「未来社会論」ー1ー

2018-09-14 21:39:42 | kaeruの『資本論』

   1867年9月14日に『資本論』の初版が出版されました、今から151年前です。日本では今年は明治維新150年ということで、NHKの大河ドラマも「西郷どん」です。

   当時の日本社会は資本主義体制に入っていた諸外国からの圧力の下、封建社会から抜け出そうともがいていた時代でした。その頃マルクスの頭のなかにはすでに資本主義社会の次の段階の社会が見通されていて、それが〝『資本論』のなかの未来社会論〟です。

   それを主題にした雑誌「前衛」10月号からの連載の第一回に不破さんはこう述べています。【〝『資本論』そのもののなかに未来社会の全体像を探る〟〜私としては最初の試みで〜】と。

   『党綱領の未来社会論を読む』は日本共産党綱領の未来社会論ーー具体的には党綱領の第5章「社会主義・共産主義の社会をめざして」を学ぶことを主題にしてます。

   ここでも不破さんは、〝日本共産党綱領の未来社会論のなかに、マルクスの理論がどう生きているのか、21世紀の日本と世界の情勢の発展に即して、マルクスの見地のどのような現代化がはかられているか、を勉強して〟いくと述べています。

   さて、「kaeru の資本論」は何を勉強するか、ひと口にいうと我が人生の最終期は日本社会の次の段階とどう繋がっていくのか、がテーマになるのでは、と思います。天国に持っていくには相応しいテーマであり、それを学んでいる間は天国行きも延ばせるにではないでしょうか、難しければ難しいほど先に延ばせるというものです。

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今日(18/9/14) の「しんぶん赤旗」

2018-09-14 10:30:11 | kaeruの「しんぶん赤旗」

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旅のお土産の話と土産話。

2018-09-13 23:56:59 | 「てんがらもんラジオ」

   338回目の「てんがらもんラジオ」は向井さんの旅の話、何時も話す内容は放送の2、3日前に決めてあるのだそうです。ところが今回あまりの忙しさで今朝まで決めていなかった、とのこと。土壇場で決めたのは、タイトルにあるようにお土産の話で、土産話ではありません。土産話としては2人の娘さんとの3泊4日の東京方面への旅で、ディズニーランドから東京の新宿歌舞伎町でのちょっと怖い話も含めて多々ありそうですが、今回はお土産品の話です。

   それも鹿児島土産は重い物が多いという話で、鹿児島へ帰る空港でのこと、座っていた後ろの人が「鹿児島のお土産って重たい物が多いね」と相手にボッソと話したのです。多分出発する時から帰りの際の話が出ていて、鹿児島空港の土産物を頭に浮かべての会話だったのでしょう。

   その時、向井さんはこの話を放送で話そうと思ったわけではないのです。その言葉を耳にしてから数日経った放送当日の朝、言うなれば土壇場で記憶から浮かび上がったのがこの会話だったわけです。人は土壇場に立った時本性が現れると言われます。向井さんの忙しさは1人何役も演じなければならない生活から来ているわけで、ある時は主婦役に母親役、家庭を離れればバスガイドが本業で時には管理人の顔となり月に一度は「てんがらもんラジオ」のレギュラーとなるというわけです。

   そのなかで土産物の話から浮かんでくるのは、客を受け入れ案内し見送る、体も心も芯までのバスガイドです。それも鹿児島のバスガイド、だからこそ東京新宿歌舞伎町のキンキラキンから戻って、改めて鹿児島の良さを深めたという趣旨の言葉にもなった思います。

   自分のことすが、17歳の孫が世界一周というかなり長期の船旅に出ている時期だけに、旅というものとそれを通じての人の成長ということを考えさせられています。

   芭蕉の句の秋の句に、

   旅寝して我が句を知れや秋の風

「旅をすることによって私の句を理解して下さい」という句意で、旅をすれば私の句を理解できるようになるでしょう、との思いを含んでいます。当然のことながら芭蕉の旅と今日の若者の船旅とは違います、余りの違いに二つの旅はまったく別のものだ、と言えるかも知れません。

しかし、少なくとも私は孫に対しては、

   旅に病んで夢は枯野をかけ巡る

の「夢」を彼の船旅に持って行っている、それは限りない成長の一環であるとの自覚を促したい思います。

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今日(18/9/13) の「しんぶん赤旗」

2018-09-13 15:52:48 | kaeruの「しんぶん赤旗」

今日の「しんぶん赤旗」

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「世界平和の日」9月21日。

2018-09-12 20:42:59 | 時代の現場

FBFの岡本さんのブログから……、

 

追加でkaeruもひと言、

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税金は誰のために使うべきか?

2018-09-11 23:03:48 | 時代の現場

https://blog.goo.ne.jp/kszh4-shimin/e/d6b0ccc2ab6b41e2bcbd38bc93aed035

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