公益社団法人の運営をしている理事会の不正が相変わらず
発生しています。
今回は 「全国老人福祉施設協議会」 で役員や関係者の
高級飲食店での飲食費を 「会議費」 として不正処理を
繰り返していたそうです。
全国老人福祉施設協議会は特別養護老人ホームやデイサービス
センターなど約1万500施設・事業所が加盟し 運営費の
8割以上を会費で賄っているそうです。
安月給・経費削減で苦労する現場をよそに集めた血会費を一部
のぼけ理事の役得心で散財することはほぼ犯罪と思います。
東京・赤坂の料亭で 「元議員を偲ぶ会」 14人分で54万円
2次会は銀座のクラブで11人分55万円を会議費として処理。
料亭やクラブでお酒を飲んでどんな議題で会議をしたのか?
今回 「法人としての管理・運営能力の欠如が疑われる。公益
法人認定法に違反している恐れがある。」 との追及に対し一部
の理事が損害を賠償する考えを示したそうです。
理事になる方はそれなりの実績が有り 人徳がある方が多いと
思いますが舞い上がってしまう軽率な人も出てきます。
問題は この軽率な理事が例外なくリーダー格となり 集団で
赤信号を渡ってしまうことです。
3月の総会で会長を含む理事29人中28人が辞意を表明したこと
がせめてもの救いです。
次の理事になる方々が人徳のある人たちであってほしいものです。