花耀亭日記

何でもありの気まぐれ日記

CARAVAGGIO:The Final Years 展 (2)

2005-04-30 04:00:37 | 展覧会
写真はナショナルギャラリー道路沿壁面にあったガラス付展覧会告知ポスターです。風雨に曝され、受難が一層強調されているように思えました。

さて、展覧会作品リストです。

<第1室> ― CARAVAGGIOのリアリズムの発展 ―
「エマオの晩餐」(1601)      ナショナルギャラリー(ロンドン)
「エマオの晩餐」(1606)       ブレラ美術館 (ミラノ)

<第2室> ― ローマ追放…ロンナ家領地・ナポリ ―
「瞑想の聖フランチェスコ」(1606 )   市立ポンツォーネ絵画館(クレモナ)
「キリストの笞打ち」(1607)    カポディモンテ国立美術館(ナポリ)
「聖アンデレの磔刑」(1606-7)   クリーヴランド美術館(クリーヴランド)

<第3室> ― マルタ…騎士身分を求めて ―
「マルタ騎士団員の肖像」(1607-8) ピッティ美術館パラティーナ絵画館(フィレンツェ)
「眠るアモル」(1608)      ピッティ美術館パラティーナ絵画館(フィレンツェ)

<第4室> ― シシリア・再びナポリへ ―
「ラザロの蘇生」(1608-9)     シチリア州立美術館 (メッシーナ)
「羊飼いの礼拝」(1609)      シチリア州立美術館 (メッシーナ)
「受胎告知」(1608-09 )      ナンシー美術館(ナンシー)
「洗礼者聖ヨハネ」(1610頃)     ボルゲーゼ美術館 (ローマ)

<第5室> ―断章そして死 ―
「洗礼者の首を持つサロメ」(1606-7) 王宮(マドリード)
「洗礼者の首を持つサロメ」(1607-10)   ナショナルギャラリー (ロンドン)
「聖ペテロの否認」(1610 )        メトロポリタン美術館(ニューヨーク)
「聖女ウルスラの殉教」(1610)      イタリア商業銀行コレクション(ナポリ)

<第6室> ― 驚異的画家(&人格)の終焉 ―
「ゴリアテの首を持つダヴィデ」(1609-10) ボルゲーゼ美術館(ローマ)

CARAVAGGIO:The Final Years 展 (1)

2005-04-30 01:59:49 | 展覧会
ロンドンで「CARAVAGGIO: The Final Years 1606-1610」(CARAVAGGIO晩年期展)を観てきた。何回かに分けてレポートしたいと思う。最終的にはサイトの方で纏められたら良いと思うのだが…さて、できるだろうか(^^;

「CARAVAGGIO: The Final Years 1606-1610」(CARAVAGGIO晩年期展)
 http://www.nationalgallery.org.uk/exhibitions/caravaggio/default.htm
  期間 : 2005年2月23日~5月22日
  場所 : ロンドン・ナショナルギャラリー(セインズベリー翼)

昨年秋、ナポリ・カポディモンテ美術館で観た「CARAVAGGIO:l'ultimo tempo 1606-1610」のロンドン巡回展なのだが、やはり危惧していた通り「慈悲の七つの行い」は来ておらず、ナポリ展で新しく真作提示された作品や参考作品をも除いた計16枚の作品のみの展示となっていた。しかし、真作のみのほぼ時系列に並べたシンプルな展示は、かえってローマ逃亡後のCARAVAGGIOの軌跡と画風の変遷をわかりやすく伝え、最後の「ゴリアテの首を持つダヴィデ」の自虐的自画像に心情的に出会う仕組みに思えた。まぁ、実際には画風からの年代測定はかなり難しいことだと推察されるのだが。

ロンドン・ナショナルギャラリーの企画展会場セインズベリーー翼前には開館前だというのにかなりの列ができていた。私の前にはイタリア人女性グループが賑やかなおしゃべりに花を咲かしている。ロンドン観光ついでのCARAVAGGIO見物のようだ。さしずめ日本人が海外で琳派展なんぞを見物するのと同じような趣かもしれない。
午前10時の開場と同時に地階の会場に急ぐ。貸出しのオーディオ案内は英語のみだが、既に観ている余裕で、聴きながらの鑑賞となった。会場は真っ暗との噂とは違い、ほの暗いながらもスポット照明が効いていているし、広いうえに部屋数もあり展示間隔も十分で見易い展示だと思った。

迷惑書込みは削除します。

2005-04-29 00:54:43 | Weblog
不快な書き込みがあり削除しましたが、その後も迷惑な連続書込みが続き困惑しておりました。
迷惑書込みが止むようにと放置しておりましたが、ブックマーク先にも迷惑書込みが波及している事を知り、削除することにいたしました。

非常識な迷惑書込みと連続書込みは削除します。

ブックマーク先ブログのみなさまには大変ご迷惑をおかけいたしまして申し訳ございませんでした。お申し出を受けましてブックマークは外させていただきました。