花耀亭日記

何でもありの気まぐれ日記

ヤマザキマリ著『リ・アルティジャーニ』を購入。

2022-06-30 01:28:34 | 読書

国立西洋美術館のショップに、なんと!6月30日発売予定日の『リ・アルティジャーニ―ルネサンス画家職人伝―』が置いてあった

で、早速チェックしましたよ~、アントネッロ編をね。

で、飾られていたのは、ペトルス・クリストゥスの部屋ではなく、コラントニオ先生の工房だった。でも、やっぱり似ているよね~!!

ヤン・ファン・エイク《アルベルガティ枢機卿の肖像》(1431/35年頃)ウィーン美術史美術館


ヤマザキマリ著『リ・アルティジャーニ』が「とんぼの本」で♪

2022-06-25 23:52:38 | 読書

『芸術新潮』7月号を本屋で立ち読みしたのだが(汗)、ヤマザキマリさんが連載していた『リ・アルティジャーニ』が「とんぼの本」として出版されることを知った。6月30日発売とのことで、わーい、楽しみだ!!

・ヤマザキマリ/著『リ・アルティジャーニ―ルネサンス画家職人伝―』(新潮社/とんぼの本)

https://www.shinchosha.co.jp/book/602301/

「舞台は15世紀半ばのイタリア。当時、まだ「職人(アルティジャーニ)」という立場で腕をふるっていた画家たち――ボッティチェリ、レオナルド、アントネッロらの青春時代から老境までを美麗に活写する。」

私的には、渋~いマンテーニャ&ベッリーニ義兄弟編や、アントネッロ編で、ペトルス・クリストゥスの部屋の壁に飾られていた《アルベルガティ枢機卿》に似た作品をぜひ再読確認したいのだわ


(続)塚本邦雄の小説が文庫化( ;∀;)

2022-06-08 22:36:32 | 読書

塚本邦雄の小説が文庫化された件で、前回、「中身の方も旧漢字旧仮名遣ひではなくなったのか?不安ではあるが、とりあえず書店チェックをしてみたいと思う。」と書いた。

が、結局、駅前の〇善書店に行くのも面倒なので、amazonぽちっと購入してしまった

ということで、中身チェックをしたところ、旧漢字旧仮名遣ひ(正字正仮名=旧字旧仮名)は、今回の文庫本では「新字旧仮名」になっていた。要するに新漢字に旧仮名遣いという、妥協とも言える表記になっていた。確かに読み易くはなったが、行間から立ちのぼる香気が半減したのが哀しい

この文庫版の帯「文字でできた麻薬」と書いた人は、単行本で再度読み直して欲しいものだ。


塚本邦雄の小説が文庫化( ;∀;)

2022-06-05 10:09:56 | 読書

最近は小説の類は全然読んでおらず、読むとしても美術書が多くなっている。ところが、偶然、塚本邦雄の小説が文庫化されていることを知った。

・塚本邦雄『十二神将変』(河出文庫)

https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309418674/

・塚本邦雄『紺青のわかれ』(河出文庫) 

https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309418933/

以前にも書いたと思うが、私は昔から塚本邦雄の短歌よりも小説の方が好きであり、あの!知る人ぞ知る絢爛玲瓏たる小説が文庫化されたことは実に喜ばしい。

しかし、問題は、題名からにして旧漢字ではなくなっていること!!塚本世界が薄っぺらくなってしまうよ!!  それに、装丁も気に入らない。塚本家は政田岑生氏に対して遺恨があるようだが、装丁家としての政田氏は良い仕事をしていると思う。

文庫本をまだ手に取って見たわけでない。中身の方も旧漢字旧仮名遣ひではなくなったのか?不安ではあるが、とりあえず書店チェックをしてみたいと思う。新漢字新仮名遣いになっていたらガッカリだわね

※ご参考:デューラー木版画からの引用

https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Albrecht_D%C3%BCrer_-_Coat_of_Arms_of_the_German_Empire_and_Nuremberg_City_(NGA_1943.3.3685).jpg

https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Albrecht_D%C3%BCrer_-_Title-Border_with_Putti_Holding_the_Pirckheimer_Arms_(NGA_1984.20.1).jpg