旅行に出かけてきた。残念ながらブダペストではない(^^ゞ
2月のゲッティ美術館「フィレンツェ展」で、ジョット以降のジョッテスキを知ることができた。確かに「ルネサンスの夜明け」なのだが、私には展示されている彼らの作品がなんだかつまらなかったし、ジョットからマザッチョまでの間のフィレンツェってこんなものなの?? というのが正直な感想だった。ペストによる打撃も大きかっただろうけど、パトロンたちが雅なシエナ派や国際ゴシックに走っても仕方がないよなぁ、などと厚顔無恥美術ド素人は不遜にも思ってしまったくらい(^^;;。まぁ、アメリカ・カナダの所蔵作品中心だから仕方がないのかもしれない。
そんな中、日本ではラファエッロ・レオナルド・ミケランジェロとフィレンツェ盛期ルネサンス大巨匠たちの展覧会が始まる。同時進行的に『一四一七年、その一冊がすべてを変えた』(スティーヴン・グリーンブラット著)、『アルベルティ: イタリア・ルネサンスの構築』(アンソニー・グラフトン著)、『フィレンツェの世紀』(石鍋真澄・著)を面白く読み進んだ。それに、展覧会に伴う国立西洋美術館の各講演会がとても刺激的で、バロック好き美術ド素人はすっかり「ルネサンスって何なの?」状態(笑)
で、イタリアに行って来た。主な目的は ①ジョットとプレ・ルネサンス ②ミケケランジェロ ③マンテーニャ ④隠れテーマとしてアルベルティ
事前にボローニャのFさんに連絡したら、なんと貴重な展覧会情報を頂いた。おかげで目的の教会や美術館巡りの合間に3つの展覧会まで観てしまった。
・フェッラーラ「スルバラン展(ZRUBARAN 1598-1664)」
・ヴェローナ「モネ展(Verso Monet)」
・ロヴェレート「アントネッロ・ダ・メッシーナ展(Antonello da Messina)」
いずれも素晴らしい展覧会だった!! 観ながら、こんな展覧会は日本では無理だろうなぁ、とため息をついてしまった。できたら感想を書きたい(^^;;
フェッラーラ「スルバラン展」(パラッツォ・ディアマンテ)
ロヴェレート「アントネッロ・ダ・メッシーナ展」(近代美術館)
廻った順序は、フィレンツェ⇔シエナ→ボローニャ→フェッラーラ→パドヴァ→ヴェローナ⇔ロヴェレート
(Firenze⇔Siena→Bologna→Ferrara→Padova→Verona⇔Rovereto)
トスカーナ~エミリア・ロマーニャ~ヴェネト~トレンティーノまで北上するという、ちょっとしたプチ縦断となった。
さて、都市別の詳細は...
■フィレンツェ(Firenze)
・メディチ家礼拝堂(Cappele Medicee)
・ラウレンツィアーナ図書館(Biblioteca Laurenziana)
「ボッカチオ展」を含む
http://www.bml.firenze.sbn.it/it/giovanni_boccaccio.htm
・サン・ロレンツォ教会(San Lorenzo)
・メディチ家リッカルディ宮(Palazzo Medeci –Riccardi)
・サンタ・クローチェ教会(Santa Croce)
・サンタ・クローチェ付属美術館(Museo dell’ Opera di Santa Croce)
・捨て子養育院美術館(Meseo dello Spedale degli Inocenti)(半分閉鎖)
・サンティッシマ・アヌンツィアータ教会( Santissima Annunziata)(一部修復中)
・アカデミア美術館(Galleria dell’ Accademia)
・ウフィッツィ美術館(Galleria degli Uffizzi)
・ドゥオモ付属美術館(Museo dell’ Opera del Duomo)
■シエナ(Siena)
・市庁舎(プッブリコ宮)(Pallazzo Comnale(Pubblico))
・市立美術館(Museo Civico)
・ドゥオモ/カテドラーレ(Duomo / Cattedrale)
「ピッコロミーニ図書室」(LibreriaPiccolomini)含む
・ドゥオモ付属美術館(Meseo dell’ Opera Metropolitana)
・洗礼堂(Battistero di San Giovanni)
・サンタマリア・スカラ救済院(Spendale Santa Maria della Scala)
・国立絵画館(Pinacoteca Nazionale)
・サン・ドメニコ教会(San Domenico)
・サン・マルチーノ教会(San Martino)は閉まっていた。
次回に続く
2月のゲッティ美術館「フィレンツェ展」で、ジョット以降のジョッテスキを知ることができた。確かに「ルネサンスの夜明け」なのだが、私には展示されている彼らの作品がなんだかつまらなかったし、ジョットからマザッチョまでの間のフィレンツェってこんなものなの?? というのが正直な感想だった。ペストによる打撃も大きかっただろうけど、パトロンたちが雅なシエナ派や国際ゴシックに走っても仕方がないよなぁ、などと厚顔無恥美術ド素人は不遜にも思ってしまったくらい(^^;;。まぁ、アメリカ・カナダの所蔵作品中心だから仕方がないのかもしれない。
そんな中、日本ではラファエッロ・レオナルド・ミケランジェロとフィレンツェ盛期ルネサンス大巨匠たちの展覧会が始まる。同時進行的に『一四一七年、その一冊がすべてを変えた』(スティーヴン・グリーンブラット著)、『アルベルティ: イタリア・ルネサンスの構築』(アンソニー・グラフトン著)、『フィレンツェの世紀』(石鍋真澄・著)を面白く読み進んだ。それに、展覧会に伴う国立西洋美術館の各講演会がとても刺激的で、バロック好き美術ド素人はすっかり「ルネサンスって何なの?」状態(笑)
で、イタリアに行って来た。主な目的は ①ジョットとプレ・ルネサンス ②ミケケランジェロ ③マンテーニャ ④隠れテーマとしてアルベルティ
事前にボローニャのFさんに連絡したら、なんと貴重な展覧会情報を頂いた。おかげで目的の教会や美術館巡りの合間に3つの展覧会まで観てしまった。
・フェッラーラ「スルバラン展(ZRUBARAN 1598-1664)」
・ヴェローナ「モネ展(Verso Monet)」
・ロヴェレート「アントネッロ・ダ・メッシーナ展(Antonello da Messina)」
いずれも素晴らしい展覧会だった!! 観ながら、こんな展覧会は日本では無理だろうなぁ、とため息をついてしまった。できたら感想を書きたい(^^;;
フェッラーラ「スルバラン展」(パラッツォ・ディアマンテ)
ロヴェレート「アントネッロ・ダ・メッシーナ展」(近代美術館)
廻った順序は、フィレンツェ⇔シエナ→ボローニャ→フェッラーラ→パドヴァ→ヴェローナ⇔ロヴェレート
(Firenze⇔Siena→Bologna→Ferrara→Padova→Verona⇔Rovereto)
トスカーナ~エミリア・ロマーニャ~ヴェネト~トレンティーノまで北上するという、ちょっとしたプチ縦断となった。
さて、都市別の詳細は...
■フィレンツェ(Firenze)
・メディチ家礼拝堂(Cappele Medicee)
・ラウレンツィアーナ図書館(Biblioteca Laurenziana)
「ボッカチオ展」を含む
http://www.bml.firenze.sbn.it/it/giovanni_boccaccio.htm
・サン・ロレンツォ教会(San Lorenzo)
・メディチ家リッカルディ宮(Palazzo Medeci –Riccardi)
・サンタ・クローチェ教会(Santa Croce)
・サンタ・クローチェ付属美術館(Museo dell’ Opera di Santa Croce)
・捨て子養育院美術館(Meseo dello Spedale degli Inocenti)(半分閉鎖)
・サンティッシマ・アヌンツィアータ教会( Santissima Annunziata)(一部修復中)
・アカデミア美術館(Galleria dell’ Accademia)
・ウフィッツィ美術館(Galleria degli Uffizzi)
・ドゥオモ付属美術館(Museo dell’ Opera del Duomo)
■シエナ(Siena)
・市庁舎(プッブリコ宮)(Pallazzo Comnale(Pubblico))
・市立美術館(Museo Civico)
・ドゥオモ/カテドラーレ(Duomo / Cattedrale)
「ピッコロミーニ図書室」(LibreriaPiccolomini)含む
・ドゥオモ付属美術館(Meseo dell’ Opera Metropolitana)
・洗礼堂(Battistero di San Giovanni)
・サンタマリア・スカラ救済院(Spendale Santa Maria della Scala)
・国立絵画館(Pinacoteca Nazionale)
・サン・ドメニコ教会(San Domenico)
・サン・マルチーノ教会(San Martino)は閉まっていた。
次回に続く