花耀亭日記

何でもありの気まぐれ日記

「MOSCHINO(モスキーノ)」のショーが楽しくて可愛い(*^^*)

2020-09-28 12:06:15 | 着るもの

取り立ててファッション好きではないのだけれど、「MOSCHINO(モスキーノ)」の2021年春夏ウィメンズコレクションのランウェイショーは、楽しくて、可愛くて、素敵だ!!

https://www.youtube.com/watch?time_continue=1&v=7dpNzuRda0Y&feature=emb_logo

ギャラリー席には、あのアナ・ウィンター(?!)まで登場しているし(笑)。さすが、「ピノッキオの冒険」を生んだイタリアのブランドだなぁ、と思う。

下↓の写真はウルビーノで見つけた木造りの人形屋さん

 

ちなみに、その「ピノッキオ(PINOCCHIO)」が2019年にイタリアで実写映画化され、公開されている。監督はマッテオ・ガローネ(Matteo Garrone)だ。

https://www.youtube.com/watch?time_continue=10&v=gmwwrfzFDNs&feature=emb_title

そのガローネ監督がコロナ下の今年、「Dior(ディオール)」のコレクション・フィルムを作り、幻想的でクラシカルな映像がすこぶる評判になった。

https://www.youtube.com/watch?v=yxBFwqRbI8c&feature=emb_logo

ガローネ監督は言っている。映画監督になる前は画家だった。ルネサンスの傑作に囲まれて育った。...光...フェリーニは「映画は照明だ」と言った...。

やはりイタリアの歴史と文化は奥深く面白いなぁ...と、つくづく思う。


庄内のぶどう(*^^*)

2020-09-23 21:42:36 | 食べもの

食に関する仕事をしている友人のNちゃんは、旦那様が酒田出身なので庄内の美味しいものにも精通している。秋になるとNちゃんが取りまとめ役で、ご推薦のぶどう農園からぶどうを送ってもらっており、今年も美味しいぶどうが届いた。

いつも3キロ注文していたのだが、今年はコロナ太り!のためにダイエット中で、泣く泣く2キロにした。それでも、ずっしり重い大粒のシャインマスカットは甘~く食べ応えが有り過ぎ(笑)。ダイエットは無理かも?

去年の10月にはNちゃんを案内役に、友人たちと一緒に庄内買い出しツァー(友人のベンツで!)に出かけ、色々と美味しいものを教えてもらった。ぶどう農園にも寄り、ご挨拶がてら色々な品種を試食させていただき、珍しいぶどうも購入できた。特にハニーブラックはまさに蜜のような甘さでびっくり!

で、買い出しツアーの昼食は日本海の海の幸が楽しめるお寿司屋さんで、締めくくりは鶴岡駅前にある「青森屋」カフェでお茶タイムをしたのだが、その時食べた栗のタルト(「オーロラ」と栗きんとんのタルト?)のなんと美味しかったことか!!

http://www.aomoriya0235220341.co.jp/tarte.html

今年はどこにも行けそうもなく、心配せずに他県にも出かけられる日を楽しみにしているのだが….。


ウッチェロ《聖ゲオルギウスと竜》の制作年表記(^^;

2020-09-22 01:31:32 | 西洋絵画

国立西洋美術館「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」にはパオロ・ウッチェロ《聖ゲオルギウスと竜》が出展されている。

パオロ・ウッチェロ《聖ゲオルギウスと竜》(1470年頃)油彩、カンヴァス 55.6×74.2cm ロンドン・ナショナル・ギャラリー

興味深くも、ウッチェロの同主題作品がパリのジャクマール=アンドレ美術館に所蔵されている。一昨年の春に訪れた時、美術館の表示では「1440年頃」となっていたのだが...

パオロ・ウッチェロ《聖ゲオルニウスと竜》(1440年頃?)テンペラ、板 103×131cm ジャクマール=アンドレ美術館

しかし、先のコメント欄でゲストのむろさんさんの展覧会ご感想&レポートを拝見し、あらためて「芸術新潮」4月号(ロンドン・ナショナル・ギャラリー展特集)をチェックしたところ、制作年代が「1458~60年」となっていた。多分、最新の知見による制作年の特定なのだろうが、所蔵先のジャクマール=アンドレでは昔のままの表示を続けているようだ。

案外、美術館や教会の作品表記というのはアバウト且つ恣意的なものがありそうな気がする。例えば、真贋不明作品でも〇〇作として表記しているケースが見受けられるしね。まぁ、このウッチェロ作品の場合は、美術館側の制作年代に拘りのない大らかさが出ているような気がするのだけど(;'∀')

ちなみに、同じジャクマール=アンドレのボッティチェッリ作品は...

サンドロ・ボッティチェッリ《聖母子》(1470年頃)ジャクマール=アンドレ美術館

老婆心ながら、制作年は大丈夫だろうか?と心配してしまう(^^;


ピエロ・デッラ・フランチェスカ《シジスモンド・マラテスタと守護聖人》

2020-09-10 23:45:33 | 西洋絵画

最近、宮城県でコロナ感染者がじわっと増えている。仕方なしの引き籠りがちも悔しく、この際ブログで中途半端に途切れていた旅行記の続き書こうかなぁと、以前撮った写真を色々チェックしていたら、知らずにいた意外な発見(?)があった。

2015年にリミニからマルケ地方を巡った旅だが、当時のブログでもリミニの「テンピオ・マラテスティアーノ」のフレスコ画、ピエロ・デッラ・フランチェスカの《シジスモンド・マラテスタと守護聖人》について書いた。

https://blog.goo.ne.jp/kal1123/e/d459bd4ca034f38a19e8738c8bdca555

ピエロ・デッラ・フランチェスカ《シジスモンド・マラテスタと守護聖人》(1451年)テンピオ・マラテスティアーノ

この作品はシジスモンドが守護聖人シジスモンド(ブルグンド=ブルゴーニュの♪)に祈っている場面を描いているが、実は神聖ローマ皇帝シギスムントの騎士位となったことを祝うフレスコ画 だったようなのだ!!

ルクセンブルクの皇帝ジギスムント(Sigismund, 1368 – 1437)は1433年にローマで教皇エウゲニウス4世により神聖ローマ皇帝として戴冠するが、ローマへの道すがらリミニを通過し、その機会にシジスモンド・パンドルフォ・マラテスタ(Sigismondo Pandolfo Malatesta ,1417 –1468)を騎士に叙任している。

で、面白いのは、描かれた聖人シジスモンドが実は皇帝ジギスムントであることで、改めてこの作品を眺めると、なるほど!なのだ。ちょっと拡大してみると....

で、下記↓の作品をご覧あれ...

ピサネッロに帰属《神聖ローマ皇帝ジギスムントの肖像》(1433年)美術史美術館

なんと!美術史美術館のクンストカンマーで観た皇帝ジギスムントにそっくりなのだよ~

ピエロ・デッラ・フランチェスカ(Piero della Francesca, 1412 – 1492)は皇帝を見たことがあったのか??それとも皇帝の肖像画を見たことがあったのか?? もしかして、シジスモンド・マラテスタが肖像画(或いは模写作品)を持っていたとか?? だって、ピサネッロはシジスモンドやイゾッタのメダルも作っているし...。

ということで、色々と私の妄想は膨らむのであった


「としまえん」の新聞広告から(^^;

2020-09-02 11:33:01 | Weblog

8月の末、ご存知寄りのSさんから画像ファイル添付のメールが来た。

NHKニュースでも扱っていたが、8月30日の朝日聞朝刊(1都6県+静岡)に「としまえん」 の広告が掲載された。センター見開き30段、燃え尽きた明日のジョーに思わず、なるほど...と

https://twitter.com/adv_asahi/status1299828602356158464?s=20

お礼返信する前に、Sさんから「メール見たぁ~?」と電話が入った。どうやら仙台では見られないだろうと送ってくださったようだ。「ネットで画像を見るよりも実物のインパクトは大きいよ~。」とのこと。

新聞広告でさえ実物インパクトは違うのだから、美術作品は言わずもがなである。コロナ禍で国内外への移動が困難な時期だからと、テレビや雑誌で盛んに現地で観たい美術作品特集(それも映像や写真でね!)が組まれているが、「現地で生」は当然の話だし、今更....何よ?!と、思ってしまう私はへそ曲がりだろうか?。だからこそ、今(当分?)、仙台から一歩も出られない自分が情けないのだよね