トリノと言えば、私的にはサバウダ美術館(Galleria Sabauda)です。「サバウダ」って何?とずっと疑問だったのですが、Sabaudo(形)は「サボイア(王)家の」という意味であり、「サボイア王家の美術館(Galleriaは女性名詞)」ということだったのでした(^^ゞ
で、このサバウダ美術館では悲喜こもごもの事件がありまして(涙)、機会を作ってまた訪れたいと思っています。なにしろ、最目的はファン・エイク作品を再見することだったのですが、何と展示室が閉まっていたのです!!!あんまりじゃありませんかぁ~(>_<)
ええ、確かに事前にメール問い合わせをすべきでした。でもね、カラヴァッジョ展優先の日程だったし、それに初期ルネサンスの展示室全部が展示調整のため閉鎖中だなんて思いもよりませんでしたから…まぁ甘かったですよね(-“-)。(ちなみに、この展示室は12月から再オープンする予定です)
ガラス扉越しに写真を撮りました。ヤン・ファン・エイク《聖痕を受ける聖フランチェスコ》(1432年頃)
さて、ここで素直にあきらめる私でしょうか? もちろん、食い下がりましたとも(^^;;。係りの気のよさそうな女性に、日本からファン・エイクの絵を観に来たのです!!、と訴えました。そうしたら、同情してくれて、展示室担当の別の女性に「わざわざ日本から来たのですって。開けてあげてよ」と頼んでくれたのです!!
はい、ということで、幸運にも展示室に入り観ることができたのでした(*^▽^*)。係りのお二人に心から感謝です!!!
しかし、展示室担当の女性がずっと後ろを付いてくるので、気分的に絵をゆっくり鑑賞することができませんでした。もちろん、ファン・エイクもメムリンクもファン・デル・ウェイデンも、フラ・アンジェリコもフィリピーノ・リッピもマンテーニャも(その他も)まじまじと観ましたが、絵の中に没入することができなかったのです。それに、遠慮して写真も撮れませんでしたしね(-“-)
こちらもガラス扉越し。フラ・アンジェリコ《聖母子像》(1430年頃)
ということで、またじっくり鑑賞するために再訪するのだと心に決めました。それも、トリノ王立図書館コレクション特別公開に合わせて、ぜひ。近年では2014年でしたから、次回はいつになるのでしょうか??
サバウダ美術館には上記画家作品のほかにまだまだ多くの作品が展示されています。次回は作品について…。そして、悲しい失敗についても(;’’∀’’)