花耀亭日記

何でもありの気まぐれ日記

ウィーン美術史美術館で「Caravaggio&Bernini(カラヴァッジョとベルニーニ)」展が!!

2019-03-31 15:53:42 | 展覧会

ウィーン美術史美術館で「Caravaggio&Bernini(カラヴァッジョとベルニーニ)」展が開催されるようだ(・・;)

「Caravaggio&Bernini」展

・会 場:ウィーン美術史美術館

・会 期:2019年10月15日(土)~2020年1月19日(日)

https://www.khm.at/en/visit/exhibitions/caravaggio-bernini/

カラヴァッジョとベルニーニという二大天才にスポットを当て、ローマにおけるバロック初期の様相が語られる展覧会のようで興味津々だ

「....展覧会は1600年から1640年の間に永遠の都を揺り動かした芸術革命に焦点を当てており、それはヨーロッパの他の地域に深く影響を与えるでしょう。....絵画と彫刻を並べることによって、展覧会は17世紀初頭にローマで制作された芸術を見るための新しい視点と方法を明らかにするでしょう。このような規模と範囲の展覧会はイタリア以外ではこれまでになく、非常に多くの重要な初期のバロック芸術作品を集めて展示します。」(ウィーン美術史美術館サイトより) 

この展覧会はアムステルダム国立美術館と共催であり、2020年にはアムステルダムでも巡回展があるようだ。

ちなみに、2017年にローマでも「Da Caravaggio a Bernini. Capolavori del Seicento italiano nelle collezioni reali di Spagna」展が開催された。

https://www.scuderiequirinale.it/mostra/da-caravaggio-a-bernini-capolavori-del-seicento-italiano-nelle-collezioni-reali-di-spagna

残念ながら私は観ていないが、主にスペイン絵画との影響関係が言及されたようで、今回のウィーン展はネーデルラントへの影響が言及されそうだ。ユトレヒト派カラヴァッジェスキにもスポットライトが当たるような気がする


北海道立近代美術館「カラヴァッジョ展」。

2019-03-29 18:49:48 | 展覧会

北海道立近代美術館のサイトにようやく「カラヴァッジョ展」情報が出ていましたが、情報が少なすぎますよね

http://www.dokyoi.pref.hokkaido.lg.jp/hk/knb/exhibition/schedule_H-31.htm

 【特別展】展示室B      2019.8.10(土)-2019.10.14(月・祝)

カラヴァッジョ展 Carravaggio 2019-2020

狂おしいほどの生々しさと輝きに満ちて、17世紀バロック絵画の幕開けを告げたイタリアの天才画家カラヴァッジョ(1571~1610)の光と闇の世界を、栄光と狂乱に彩られた激情の生涯とともに紹介。人物画、風俗画、宗教画など、日本初公開の名作も含めた10点あまりの秀作と、同時代の画家の作品あわせて約40点により、新時代を拓いたカラヴァッジョの魅力に迫ります。


主 催

北海道立近代美術館、北海道新聞社

観覧料

一般 1,600(1,400)円、高大生 800(600)円、中学生 600(400)円 小学生以下無料(要保護者同伴)
※( )内は、以下の割引料金です。 ・前売料金 ・団体料金(10名以上の場合) ・リピーター割引料金(当館または他の道立美術館で開催した特別展の観覧半券をご提示の場合。1枚につきお一人様1回限り有効。有効期限は半券に記載。)

※近美コレクションとの共通券 一般1,900円、高大生850円(当日券のみ)

【無料になる方】 小学生以下(要保護者同伴)、身体障害者手帳や療育手帳、精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方及びその介護者(1名)など。

 


ロンドン・ナショナル・ギャラリー「Lorenzo Lotto Portraits」展のサクッと感想(^^;

2019-03-28 00:16:00 | 展覧会

先に、エルミタージュ美術館のロレンツォ・ロット作品を紹介したが、2018年にプラド美術館とロンドン・ナショナル・ギャラリーで「Lorenzo Lotto Portraits」展が開催された。本国イタリアでもつい2月までマチェラータで「Lorenzo Lotto Il Richiamo delle Marche」展が開催されたようで(Fさん情報に感謝!)、どうやら昨今ロレンツォ・ロットへの関心が高まっているようだ。 

で、私的には去年11月の旅行でロンドン・ナショナル・ギャラリー「Lorenzo Lotto Portraits」展を観ている。感想をサクッとも書いていなかったが(汗)、2015年にはマルケでロット追っかけをしてしまったし、LNG展覧会はロットをきちんと知る良い機会だった。 

展覧会はロットの画家活動の軌跡を追いながら、決して恵まれたとは言えないその生涯を物語ってくれた。私的にもロット終焉の地ロレートを訪れた時の、なにやらやるせない気持ちを思い出してしまったし...。

ロレンツォ・ロット(Lorenzo Lotto , 1480頃– 1556/57) はヴェネツィア出身の画家であるが、仕事を求めヴェネツィア本島を離れトレヴィゾやベルガモ、ローマやレカナーティなどを転々としていたため、ヴェネツィアに戻った時にはティツィアーノ(Tiziano Vecellio, 1488/1490 - 1576) 全盛時代となっており、彼の独特の画風は時代遅れと見なされるようになる。再び、ベネトやマルケ地方を転々とし、最後はロレートの修道院に隠棲し、そこで最後を迎える。

ロットは各地を巡りながら宗教画や地元の富裕層や中間層の人々の肖像画を描いている。今回の展覧会はロットの足跡を追いながらも肖像画に焦点を当てたものだ。描かれたシッター達の個性が絵の中から立ち上る。

ロレンツォ・ロット《若い男の肖像》(1500年)アカデミア・カッラーラ

ロレンツォ・ロット《司教ベルナルド・デ・ロッシの肖像》(1504-05年)カポディモンテ美術館 

私的に興味深かったのはアントネッロ・ダ・メッシーナやデューラーからの影響も言及されていることで、ロットの肖像画の魅力の源の深さが了解された。 

で、少ないものの祭壇画も出展されていた。展覧会の出展作品の数々はプラド美術やLNGの展覧会サイトの動画で確認できる。

プラド美術館「Lorenzo Lotto Portraits」展サイト(動画も英語字幕で見やすい)

https://www.museodelprado.es/en/whats-on/exhibition/lorenzo-lotto-portraits/4efebe6a-ba81-ab76-08b9-83363fb32538# 

ロンドン・ナショナル・ギャラリー「Lorenzo Lotto Portraits」展サイト

https://www.nationalgallery.org.uk/exhibitions/past/lorenzo-lotto-portraits#content 

LNGサイトには今回の展覧会共同キュレターであるJoin Matthias Wivelの講演会動画も出ている(早口but英語字幕あり)。日本でも展覧会に合わせた講演会が多く開催されているが、残念ながら地方在住者には聴講が難しい。ぜひ日本でも動画化し、ネット公開して欲しいと切に願うところだ。>各美術館さま

で、祭壇画なのだが、レカナーティ祭壇画も展示してくれれば良かったのになぁ...と思ってしまった(大型祭壇画は無理だよね)。ヴェネツィア派らしい清冽な祭壇画なのだ。

ロレンツォ・ロット《サン・ドメニコ祭壇画》(1506-08年頃)レカナーティ市立美術館 

レカナーティついでに、マチェラータ「Lorenzo Lotto Il Richiamo delle Marche」展サイトもリンクしておく。

https://mostralottomarche.it/en/#mostra

主にマルケ州に残っている作品を中心とした展覧会構成のようである。ロットを受け入れたマルケは、人々が親切な土地柄だったなぁ


ロンドン「マンテーニャとベッリーニ展」展評を読むのも大変(^^;

2019-03-27 01:32:17 | 展覧会

ロンドン・ナショナル・ギャラリーで観た「マンテーニャとベッリーニ」展は、現在ベルリン国立美術館で巡回展示中であるが、ベルリン展にだけ出展される貴重な色彩素描(写本風)があったりするのが羨ましい...

https://www.mantegnabellini.de/en/

で、実はロンドン「マンテーニャとベッリーニ展」に関する二つの展評を読むべく格闘中である。

 

(左)「The Burlington Magazine」2018年12月号 Keith Christiansen(キース・クリスチャンセン)

(右)「La Repubblica」2018年12月27日付 Francesca Cappelleti(フランチェスカ・カッペレッティ)(Grazie!>Fさん)

見出しには「face to face」に「vis-a'-vis」。でも、画面フューチャーされている作品が違っているのが興味深い。

で、キース・クリスチャンセンの展評をザクッと読んだら面白すぎて、珍しくも横文字苦手の私が英語辞書片手にきちんと読むべく挑戦し始めてしまった。この展評を読むにあたっては作品参照のため展覧会図録が外せない。クリスチャンセンも書いているが、論文中心で展覧会図録としては非常に見難いのだけれどね

 

ちなみに、この展評の中に「展覧会」について結構醒めた見方をしている興味深い一説があった。

「By their nature, exhibitions are artificial constructs defined by practical limitations. Some are self-imposed to underscore specific objectives. Others are the result of the realities of what can or cannot be lent or displayed.」(P.1040)

なんかだか、8月から始まる日本での「カラヴァッジョ展」に想いを馳せてしまった...

で、レプブリカ紙の方は私のイタリア語力では難し過ぎて、ちょうど土曜日のイタリア語教室が私ひとりだけだったので、美術に興味の無い!先生にお願いして概略を訳してもらった。後半は先生が飽きてしまって(サッカー記事なら燃えたのだろうけど)ウヤムヤで終了(;'∀')。ということで、私もアバウトだし(汗)概略がわかっただけで良しとすることにしよう

いづれにしても、横文字苦手って哀しくも大変なのだよ


2020年「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」は《ひまわり》だけではなかった(;'∀')

2019-03-23 23:45:47 | 展覧会

2020年、国立西洋美術館で開催される「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」の公式サイトに出展作品の紹介が追加されていました。ゴッホの《ひまわり》だけではなかったようで...(;'∀')

https://artexhibition.jp/london2020/

カラヴァッジョ作品の来日は無いようですが、「ルネサンスから19世紀末まで英国が誇る至宝」、なかなかに充実の作品選択ですよね。ということで、来日決定作品からピックアップしてみました♪♪

パオロ・ウッチェロ《聖ゲオルギウスと竜》(1470年頃)

この作品はLNG所蔵の中でも、最も古いカンヴァス画の1枚だそうです。

カルロ・クリヴェッリ《聖エミディウスを伴う受胎告知》(1486年)

マリアさまよりも天使ガブリエルの方が煌びやかで凄いんです!!隣の聖エミディウスは(持っているミニチュアの都市)アスコリ・ピチェーノの守護聖人。 

 ティツィアーノ《ノリメ・タンゲレ》(1514年)

若い頃のティツィアーノ作品には瑞々しさがありますよね

ベラスケス《マルタとマリアの家のキリスト》(1618年頃)

いやぁ、来ますかぁ~ ベラスケス初期のボデゴン作品は好きです~♪♪

レンブラント《34歳の自画像》(1640年)

レンブラントってコスプレ自画像が好きみたいですよ

フェルメール《ヴァージナルの前に座る若い女性》(1670-72年頃)

背景の壁に掛かっている絵はユトレヒト派のディルク・ファン・バビューレン作品です

ということで、来年(2020年)の「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」は見逃せませんねっ!!!


「奇想の系譜展」と「ラファエル前派の軌跡展」超サクッと感想(^^;;

2019-03-21 22:53:09 | 展覧会

日帰りで東京に行ってきました。今回は二つの展覧会を観るためでした。

・東京都美術館「奇想の系譜展」

https://kisou2019.jp/

私も辻惟雄先生の『奇想の系譜』を読んで江戸時代の絵師の絵を色々観るようになったので、今回の展覧会は「おさらい」という感じもしましたが、初見作品もあったり、本当に眼に嬉しい濃い内容の企画展でした。展示は各絵師ごとの展開で、それぞれの濃く強烈な個性を特徴付ける作品が並ぶのですが、もっとディープな作品があるのになぁとか、もっと作品数があったらなぁとか、欲張りな感想も持ってしまいました 。で、若冲は勿論ですが、曽我蕭白の奇想の裏付けの「上手さ」もよくわかりましたし、鈴木基一(今回奇想の仲間に入れてもらえた♪)が若冲から影響を受けたかもしれないなんてね!基一《百鳥百獣図》を観てそれもあり得るかもと思ってしまいました。

・三菱一号館美術館「ラファエル前派の軌跡展」

https://mimt.jp/ppr/

ジョン・ラスキン(John Ruskin, 1819 - 1900)生誕200年記念の展覧会であり、ラスキンの水彩画やラスキンから影響を受けたラファエロ前派作品が並ぶ展覧会でした。ちなみに、個人的にはラスキンってあまり好きじゃないです。『ヴェネツィァの石』でカラッチ派の悪口書いてますし、映画「ターナー」(でっぷりターナー!)でもマザコンのオタクって感じでしたしね。でも、ラスキンの水彩スケッチなどを観ると意外に上手かったり、その評論(ゴシック偏愛なのね)・啓蒙活動などを通して、当時の英国美術界にとっては保守化したアカデミー路線からの革新に必要だった人物だったのだろうなぁとは了解できました。

ちなみに、会場の一部屋だけ撮影可でした。

 

ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ《ウェヌス・ウェルティコルディア》(1863-68年頃)ラッセル=コーツ美術館

展覧会はラスキンやターナー、ファエル前派作品が並ぶことにより、人的つながりもわかったし、芸術家同士の女性トラブルも狭い交友関係から来ているんじゃないかと邪推したり、なかなかに興味深い展覧会でした。でもねぇ、バロック好きにとっては、「だけ」とは言わなくとも、やはり「美しい」絵ばっかりじゃん、と思いましたね(笑)。


エルミタージュ美術館アムステルダム分館「Treasury!」展の感想(1)

2019-03-16 00:57:10 | 展覧会

アムステルダムで観たエルミタージュ美術館アムステルダム分館「Treasury!」展の感想をサクッと。

https://hermitage.nl/en/exhibitions/treasury/

 

エルミタージュ美術館アムステルダム分館

この展覧会は時代や地域の異なる美術作品をペアで並列展示し、テーマ設定や組み合せの妙とともに、観る者にその文化の違いや意外な共通性に気付かせてくれる興味深くも面白い展覧会だった。これらエルミタージュ美術館所蔵品の珠玉作品(絵画や彫刻、工芸品も含め)を通し、エルミタージュの懐の深さと広さを見せてくれたとも言えよう。 

さて、やはりどうしても私的興味が絵画に向かうので、感想も絵画中心になってしまうので悪しからず

ということで、まずは「聖母子像」から。同じルネサンスの聖母子像でも、北(ドイツ)と南(イタリア)の違いと言うことだろうか? 

(左)ルーカス・クラーナハ(父)(1472-1553)《林檎の木の下の聖母子》(1527-30年頃)

伝統的構図のクラーナハらしい聖母子像で、聖母の豊かな長髪が妖艶だ。幼子イエスは左手に林檎(アダムとエヴァの原罪)、右手にパン(最期の晩餐)を持っている。やはり背景がドナウ派らしく樹木の濃緑色が印象的だ。

(右)ロレンツォ・ロット(1480-1556/57)《恵みの聖母》(1542年)

聖母と幼子が眼を合わせるところなど、やはり人間味あふれるイタリア的絵画(ヴェネツィア派)だなぁと思う。聖母の手の表現にレカナーティの《受胎告知》びっくりマリアさまのその後を見たような気がした。聖母子の背後には3人の天使が見えるが、信仰・希望・愛を表しているようだ。

ということで、ご参考までにレカナーティで観たびっくりマリアさまを紹介したい。そりゃぁ、突然、逞しい腕の天使ガブリエルに「おめでとう、 恵まれた方。」と言われたら驚くよね

ロレンツォ・ロット《受胎告知》(1528年)レカナーティ市立美術館

さて、次のペア作品は風俗画と宗教画の「食卓」が共通項だが、同じ南のスペイン絵画とイタリア絵画が並ぶ。ここでヴェラスケスが登場するなんて!! 両作品にカラヴァッジョの影響が見えるのが嬉しい♪♪

 (左)ディエゴ・ベラスケス(1599-1660)《朝食》(1617年頃)(表記は「ヴェラスケス」なのだろうけど大高先生の本は「ベラスケス」だった)

ベラスケスのセビーリャ時代初期、カラヴァッジョの影響を濃く宿す(まるで《エマオの晩餐》みたい!)ボデゴン作品の一つだと思う。世代の違う3人(老人・少年・青年)が楽しむ食卓はさすがの描写力で、人物にも静物にも真っ直ぐ向き合う画家の眼差しを感じる。興味深いのは左の老人の額皺が将にカラヴァッジョ的だし、更に驚くのは真ん中のカラフェを持つ少年が初期のアンニバレ・カラッチを彷彿させることだ。で、面白かったのは少年の背後の壁に老人の帽子と付け襟が掛けられていることで、当時の襟が取り外し可能だったことに気付いてしまった。

ご参考までに、アンニバレ・カラッチとその初期作品 を紹介したい。というのは、まさに襟の形からしてベラスケス作品の付け襟と同じように見えるのだ。

アンニバレ・カラッチ(1560~1609)《自画像》(1590年-1600頃年)ウフィッツィ美術館

 

アンニバレ・カラッチ《飲む少年》(チューリッヒ・Galerie Nathan)と《豆を食べる人》(1583-85年)コロンナ美術館 

(右)↓ヤコポ・キメンティ(ダ・エンポリ)(1551-1640)《エマオの晩餐》

ヤコポ・キメンティはトスカーナの画家で通称ヤコポ・ダ・エンポリとも呼ばれる。マニエリスム寄りの画家だったが、時々見られる明暗表現からカラヴァッジョの影響が語られるようだ。この《エマオの晩餐》もブレラ美術館《エマオの晩餐》の影響が強く感じられるカラヴァッジェスキ風である。会場の解説にはベラスケス作品の右の青年の服とキメンティ作品の右の使徒の服(色・デザイン)が同じと書いてあったが、よく見ると確かに似てはいるが、付け襟が違うように見えるのだけど

ということで、この展覧会には他にも興味深い作品ペアが多々あり、続きを書きたいと思っている。


名古屋市立美術館「カラヴァッジョ展」チケット情報。

2019-03-13 12:40:20 | 展覧会

ナポリ「カラヴァッジョ展」情報はさて置き、日本での「カラヴァッジョ展」情報がなかなか出ていませんが、名古屋市立美術館サイトでチケット情報が出ていました。 

★「カラヴァッジョ展」と「没後90年記念 岸田劉生展」の一般チケットか1枚ずつ付いた大変お得な先行チケットを販売しています。(4/30まで)

http://www.art-museum.city.nagoya.jp/wp-content/uploads/2019/03/超早割ダブルチケット.pdf 

  • カラヴァッジョ展
    会期:2019年10月26日(土)~12月15日(日)
  • 没後90年記念 岸田劉生展
    会期:2020年1月8日(水)~3月1日(日)

□「カラヴァッジョ展」&「岸田劉生展」超早割ダブルチケット

・発売日:2019年3月10日(日)~4月30日(火)

・料 金:2000円

□「カラヴァッジョ展」のみ

・料 金:一般1,600円(1,400円)、高大生1,000円(800円) 

名古屋はやる気(?)があるようですが、一番早い会期(8月10日から)の札幌は何の音沙汰もありませんね。札幌展あるのでしょうか? 


カポディモンテ美術館で「Caravaggio Napoli」展が。

2019-03-12 01:41:40 | 展覧会

ナポリのカポディモンテ美術館で「Caravaggio Napoli」展が開催される。(Fさん情報に感謝!!)

・「Caravaggio Napoli」展

・会場:カポディモンテ美術館(ナポリ)

・会期:2019年4月12日(金)~7月14日(日)

 カポディモンテ美術館

http://www.museocapodimonte.beniculturali.it/wp-content/uploads/2019/02/Caravaggio_brochure_doppie_3.pdf

https://napoli.repubblica.it/cronaca/2019/02/12/news/caravaggio_a_capodimonte_in_mostra_i_capolavori_dipinti_a_napoli-218897240/#gallery-slider=218897483

今回の展覧会ではカラヴァッジョのナポリ滞在期(ローマからの逃亡期)に描いた7作品を中心に、ナポリのカラヴァッジェスキ作品も併せて展示されるようだ。カラヴァッジョ展示作品は...

・《洗礼者聖ヨハネ》(ボルゲーゼ美術館)

・《慈悲の七つの行い》(ピオ・モンテ・デッラ・ミゼルコルディア聖堂)

・《円柱のキリスト》(ルーアン美術館)

・《洗礼者ヨハネの首を持つサロメ》(マドリード王宮)

・《キリストの笞打ち》(カポディモンテ美術館)

・《聖ウルスラの殉教》(パラッツォ・ゼヴァロス)

・《洗礼者聖ヨハネの首を持つサロメ》(ロンドン・ナショナル・ギャラリー)

2004年のカポディモンテ美術館「CARAVAGGIO:l'ultimo tempo 1606-1610」展よりも規模は小さいが、当時展示されなかったルーアン美術館《円柱のキリスト》がカポディモンテ美術館《キリストの笞打ち》と一緒に並ぶのが興味深い。

カラヴァッジョ《円柱のキリスト》ルーアン美術館

参照:(拙旧サイトhttp://pure.cool-rock.com/caravag/final.htm