4月に拙ブログで、アカデミア・カッラーラ(ベルガモ)で開催中の「Cecco del Caravaggio(チェッコ・デル・カラヴァッジョ」展を紹介した。
https://blog.goo.ne.jp/kal1123/e/bcc539271303dae1cdbb15a458bf7eb5
で、なんと「芸術新潮」6月号にこの「チェッコ・デル・カラヴァッジョ」展のレポート記事が2頁にわたり掲載されていた。(むろさんさん情報に感謝)
この展覧会はできれば私も本当に観たかったし(残念)、特にカラヴァッジョの弟子としてどのように画業に関わったのか興味があった。まぁ、残された作品から透けて見えるものがあると思うが、チェッコ作品として特定された作品もまだ多くはなさそうであり、多分、この展覧会を機に研究が深まって行くものと思われる。
ちょうど、ボローニャのFさんから「Art e Dossier 4月号(408)」別冊「Cecco del Caravaggio」(Gianni Papi著)を送って頂いたばかりで、私的にグッドタイミングだった。(Grazie>Fさん)
電子辞書を片手に読み始めたばかりだが、さすが、カルヴェージ(Maurizio Calvesi, 1927-2020)が関わった雑誌であり、このジャンニ・パピによる別冊付録の巻末には年表&文献一覧まで付いていて、その充実ぶりに感動してしまった😢。
パピ自身も書いているが、展覧会が開催されたものの(パピが監修)、チェッコの出生や没年情報をはじめ、チェッコをめぐる謎はまだまだ多いようだ。私的にも今後の研究に期待したい。