花耀亭日記

何でもありの気まぐれ日記

WHITESNAKE

2006-01-23 00:24:16 | Weblog
先日TVでアサ○ビールのCMを何気に見ていたらバックに聞き覚えのある曲が流れていた。まさか?!
http://www.asahibeer.co.jp/fun/cm/

まさにホワイトスネイク(WHITESNAKE)の“Here I Go Again”だった!それも歌っているのはデヴィッド・カヴァーデイルではなくリッチー・コッツエンだとは…(・・;)
http://www.cdjournal.com/main/research/research.php?rno=1904

この曲は英国のハードロック・バンドであるホワイトスネイクがサンバーストでの最後のアルバム「セインツ・アンド・シナーズ(Saints & Sinners)」に入れていたものを、ゲフィンに移籍したカヴーデイルが「サーペンス・アルバス(Whitesnake)」に再録したものだ。USA向けにポップに編曲され、それを更にシングル用に煌びやかに味付けし、なんと1987年のビルボードでは1位になるという快挙を成す。

そんなホワイトスネイクの“Here I Go Again”が何故今…?なぁんて、色々ブログでも話題に出ているようだが、私的には新春のCM曲として相応しい歌詞内容だからだと思う。うむ、もしかしてスポンサーサイドにHM/HRが好きな方がいらっしゃるのかも(笑)

ところで、延期になっていたホワイトスネイクのDVDがようやくUSA発売されるという。
http://www.hmv.co.jp/news/newsdetail.asp?newsnum=601120077

ちなみにリージョン・フリーらしい。日本盤は4月発売予定とのことだが、今度は延期しないでね>音盤会社さま

それにしても、うまかBOWさんの白蛇ネタ決定といい、今年こそ再結成WHITESNAKEも来日してくれると良いなぁ...。

須田国太郎展(2)

2006-01-22 05:18:19 | 展覧会
須田国太郎は黒の画家と謂われるだけあって、作品には明暗の陰影の深い黒が際立つ。
http://www.bijutsukann.com/toku/suda/suda.html

それでも、私的に観ると3種類にサックリと分類されるような気がする。(1)スポットライトにより対象を陰影で浮かび上がらせるバロック的絵画、(2)陽光による陰影の深い風景画、静物画(3)その風景や反射する光を背景に浮かび上がる動植物のシルエット。
絵画ド素人独断と偏見で言わせてもらえば、非常にまわりくどい重層的な光と影の使い方をしていて、それが色彩と黒色の拮抗という緊張感あふれる効果を生んでいるのだと思った。それに、画面のこすったり、ひっかいたりしている絵肌から観ると、須田はきっと黒と挌闘し続けたのだろう。しかし、ある部分では黒に逃げ込んでいるような気もした(すみませぬ(^^;;;)。

さて、(1)の作品群はプラドでの影響を濃く感じる。大作《水浴》はバロック的明暗による人物群像の把握と暗い水面との構図的な面白さがある。画面から離れて観ると、暗い水面が意外にリアルな水の質感と量感を持っていることがわかる。美しい青を秘めた暗い水面である。背を向ける人物を前面に大きく置いた群像のうねるような遠近感のある配置の手法も古典絵画的懐かしさ(?)を感じる。
《修理師》はCARAVAGGIOやラ・トゥールを想起した作品だ。この展覧会では珍しく一番写実的な作品ではないだろうか?板壁の木目の質感描写には唸るものがある。修理師の頭部を照らす照明と奥行き感もバロック的で、私的におおっ!と思った。

(2)の風景画の中で一番気に入ったのは《工場地帯》で、ヴェネツィア派の輝く色彩と構図の面白さに満ちていた。須田の描く空や水面の多彩で深い青色を見て欲しい、工場壁の赤の美しさ。ヴェネツィア派の鮮やかな光を内包している。ティツィアーノやティントレットの深い赤の記憶を強く感じさせるのは初期の《法隆寺塔婆》もだ。一刷の深紅の鮮烈な印象深さ…。それは《窪八幡》の赤い壁に繋がる。

さて、(3)こそが須田の作風を代表する作品群なのではないかと思う。須田は全面に黒い動植物を置き、反射逆光を多様している。特に雪明りに浮かぶ黒いシルエットが印象的な《犬》や、白い家並みを望む3羽の黒い《鵜》には、色彩的重曹効果が相俟って、須田自身の心の叫びではないかと思うほどの緊迫感がある。
《犬》の背景は雪の積る夜、皆寝静まったかのように深とした家並み。闇に浮かぶ緑の屋根にはうっすらと白い雪。赤い壁は炎だろうか?凍て付く雪を踏み、戸外に佇む黒い犬。その孤独が恐ろしいほど伝わってくるのはその炎を映したかのような眼の赤さ…。削ぎ落とした造形と黒に彩られた補色のインパクト。そして悲鳴をあげるような引掻き線…。ちょっとこれには参った。

須田はプラドでヴェラスケスやゴヤも観ているはずだ。もちろん、CARAVAGGIOも、リベーラも。その陰影に満ちた深い黒に魅せられても当然だと思う。スペインの土地が赤く渇き、太陽の強い陽射しは黒いくっきりとした影を描くことも知っているはずだ。須田の黒は東洋の黒ではない。当時の印象派の描くところの影でもない。それはプラドの黒なのだ。須田はヴェネツィア派の色彩とスペインの黒を持ち帰り、日本で挌闘し続けたのだ、と作品を観ながら絵画ド素人は(勝手に)思ったのだった(^^;

付け加えると、全面に大きく対象を置く構図は浮世絵の影響も感じる。小品の花鳥画も日本画的だ。能を良くした須田に幽玄を見る者もいるだろう。しかし、私的にはあの黒はやはりプラドの黒との挌闘の痕跡だと思うのだ。しつこい?(^^;;;

須田国太郎展(1)

2006-01-16 03:33:41 | 展覧会
去年末にゲストのめるがっぱさんからご推薦いただいた「須田国太郎展」を、土曜日に東京国立近代美術館で観てきた。
http://www.momat.go.jp/Honkan/Suda/index.html

須田は美術史研究で渡った欧州、それもプラド美術館でヴェネツィア派やバロック絵画に影響を受け、模写までものにしている。「油彩画の歴史を辿りながら、その技法と表現についての研究を目指していた」(図録)らしい。最近ヴェネツィア派づいているうえにバロック好きの私は興味津々で出かけた。

展示はまず自画像(私的には晩年期ティツィアーノ風色調に見えた)、そして、エル・グレコ、ティツィアーノ、ティントレットの模写が並んでいた。実に興味深くも壮観であった!ところが、グレコの《キリストの復活》は細部まで忠実に模しているのだが、ティツィアーノの《ヴィーナスとオルガン奏者》は少々異様に思えた。(文末に【追記】があるので、乞参照)

まず、オリジナル《ヴィーナスとオルガン奏者》
http://www.wga.hu/html/t/tiziano/mytholo1/venus_p.html
ではオルガン奏者は若者であり、ヴィーナスは傍らのクピドに話しかけている。ところが、須田の模写ではオルガン奏者は髭の男であり、クビドはおらずヴィーナスは顔を伏せ気味に手元に置いた犬を見ながらなでている。更にヴィーナスの髪型や顔つきも違うし、真珠の首飾りも描いていない。犬がいることや髪型は《ウルビーノのヴィーナス》
http://www.wga.hu/html/t/tiziano/mytholo1/u_venus.html
から引用している可能性もある。もしかして犬は同じプラドの《ダナエ》
http://www.wga.hu/html/t/tiziano/mytholo2/danae_pr.html
からの引用かもしれない。

それにしても須田のヴィーナスの顔つきはなんだかレオナルド風にも見える。更に細かく見れば、背景に小さく居るはずの男女も消えているし、ベッドの上の布地の縁模様も違う。う~ん、何故だろう…と考え込んでしまった。

私的に考えられるのは、オルガン奏者(若者)の視線の先を気にしたのかなぁ、とも。なにしろ戦前(1919年)だし、この模写を日本で公開したら…ね。犬に視線を投げかけていれば言い訳できる…のかな?(^^ゞ。まぁ、ティツィアーノのこの手のヌードが魅力あり過ぎなのが問題なのかもしれないけど、須田がオルガン奏者を髭の男にしたところが反ってスキモノっぽく見えて、ティツィアーノのヌードの大らかさが失われてしまったように思われるのだ。

画家による模写はあくまで研究のためであり、そのまま忠実に細部まで模写する訳ではないことも知ってはいるが、普通、初めての模写の場合、反って忠実になるような気がするのだが、これは絵を描かないど素人考えというものなのであろうか?

実は髭男を見ながら、須田の自己投影かもしれない…とも思った。なにしろ、この展覧会には私小説のような作品が多いような気がしたからだ。
まぁ、とにかく、次回(2)はまじめに展覧会の感想文を書こうと思う(^^;;;

【追記】
恥ずかしながら、何とプラドに2枚の「ヴィーナスとオルガン奏者」があることに気がつかなかった(大汗)。美術ド素人なのでお許しあれ。
http://museoprado.mcu.es/ihistoria/historia5_cont_02.html

ということで、須田国太郎が模写したのは「ヴィーナスとオルガン奏者と犬」である。なので、上記感想文を修正したいところだが、今更なのでそのままにしておく。

ゲストのいづつやさんのブログでパノフスキー著「ティツィアーノの諸問題」に触れていらっしゃったので、あわてて私も再読して気がついた。いづつやさんに感謝である。

「日本の四季―雪月花」展

2006-01-13 01:20:19 | 展覧会
山種美術館で「日本の四季―雪月花」展を観た。
http://www.yamatane-museum.or.jp/

東京に来てからは、四季ごとに山種を訪れているような気がする。正月は干支や富士山などの新春にちなんだ作品が展示されており、なにやら心が晴れやかになる。今回は日本の四季、それも雪月花をテーマに、日本らしい四季の移ろいと月の風情を織り込んだ作品が並んでいた。

やはり展示が明治以降の日本画作品中心であることもあり、酒井抱一(1761-1828)の《飛雪白鷺》が一際その存在感を放つ。
http://www.yamatane-museum.or.jp/html-works(L)/sakai-hoitsu-A0533.html
雪の精にも見紛う白鷺の舞い戻る羽音に飛び散る粉雪。水辺の葦のしなう風情も抱一らしい瀟洒な趣がある。胡粉を含ませた筆を振って散らしたのだろう、雪の飛沫の軽やかな美しさには見惚れてしまう。

今回嬉しかったのは菱田春草の「月四題」の「春」「夏」「秋」「冬」を初めて並べて観ることができたこと。それぞれの季節と月の味わい深さを楽しんだのだが、特に「夏」の群雲の月に柳葉の揺れる濃淡の風情に惹かれた。月は群雲とは確かに…とうなずいてしまった4幅対だった。

実は今回の展覧会で一番興味深く面白いと思ったのは、同じく四季を扱った千住博「四季」(4幅対)であった。千住の作品は「春」「夏」「秋」「冬」に移ろう景色を描いているのだが、何とそれぞれの絵の上にその季節の月を置くという、極めて斬新な4幅の掛け軸になっている。その絶妙な仕掛けは表装に負うところが極めて大きい。古典柄と西洋柄をみごとに駆使した色彩の調べは、絵と表装のコラボレーションによる相乗効果というべきであろうか。
千住の日本画には現代的なシャープさが漂う。四季の風景もワールドワイドな風景を各地からそれぞれ切り取ったかのようである。そこから望む月の面ざしもそれぞれに異なる。が、それぞれの時空を隔てた地球と月の在り様は太古の昔から変わらぬのかもしれない…。四季の風景から地球へ月へ宇宙へと想像を掻き立ててくれた素敵な4幅対だった。

今回の展覧会は新春にふさわしく、日本らしい和やかで華やいだ良作品にあふれていた。日本の四季の美しさ、日本の美の象徴である雪月花、新春のひとときを殊更に喜ばしいものとしてくれたような気がする。

ポーラ美術館の印象派コレクション展

2006-01-09 22:25:16 | 展覧会
新春美術館初巡りはゲストのokiさんから招待券を頂いた「ポーラ美術館の印象派コレクション展」となった。ポーラ美術館が質の高い作品を多く所蔵していることはゲストのいづつやさんやRUNさんからも聞いていたが、他展覧会で観たことのあるお気に入りの作品も並んでいて、なるほどと思わせる充実した展覧会だった。
http://www.bunkamura.co.jp/museum/event/pola/index.html

今回の展示は外光派のコローから始まり、世紀末のボナールに至る印象派中心の展覧会だったが、その中でも、まず、何と言ってもルノワールが良かった!《レースの帽子の少女》の甘やかで煙るような色調と柔らかなタッチは、少女の横顔をふんわりやさしく浮かび上がらせ、観ている私まで夢見るような幸せ感で包み込んでくれる。白いレースのたわわな帽子の質感表現などしみじみ観ていると、この淡い色調を統べるのが繊細な赤茶の差し色であることに気が付く。フィリップス・コレクションに引き続き、なんだかルノワールの筆致が面白く感じられるようになった。
また、嬉しかったのは東京都現代美術館「花と植物画展(?)」で気に入った《アネモネ》に再会できたこと。花弁の赤と紫を盛り立てる青の混じった背景色で、色彩が素敵なハーモニーを奏でているのだ。ルノワールの絵には観ている者をうっとりとさせる魅力がある。

ドガやクールベにも眼を惹く作品があった。ドガ《休息する二人の踊り子》は緊張感の溶けたくつろぎと疲労がバーにもたれた二人のポーズから伝わってくる。二人は何をおしゃべりしているのだろうと聞き耳を立てたくなる。黄と緑の渦巻くような色彩の階調が面白い作品だった。クールベ《波》は海の波塔が壁のように立ち上がり、その向うに水平に濃紺の海が横たわる。そして、その上には空。クールベらしい写実的色調と縦横の重層的な構図が面白く、海の絵好きの私はしばし絵の前で佇んでしまった。

ところで、やはり一番充実していたのはモネの作品群であろう。一室がまるまるモネ専用の展示室になっているのが壮観だった。《アルジャントュイユの花咲く堤》も以前観たことがあり、その遠近感のある構図の面白さに魅了されていたのだが、今回解説からその構図が日本の浮世絵の影響を受けたようだと知った。だが、その遠近感は色調の強弱で構成されているようにも思える。手前の花咲く堤の生命力あふれる花々の美しさよ!
もちろん定番の睡蓮シリーズも展示されている。《睡蓮》《睡蓮の池》…ポーラのこの《睡蓮》は数あるシリーズ中でも、可憐な睡蓮と水面に映るたゆたうような光と色彩のハーモニーはその美しさにおいて絶品だと思う。
さて、ご存知シリーズ《ジヴェルニーの積みわら》《国会議事堂、バラ色のシンフォニー》《ルーアン大聖堂》からの各1枚づつも、他国の美術館作品に遜色無い良作品だった。光の一瞬一瞬を色彩で捉えようとした壮大な試みは、光のゆらめく色調のなかに陶然となって魅了する。あ、オルセーの《国会議事堂》だけには負けるかも(^^;;;

展示はスーラやシニャックらの点描派からセザンヌとポスト印象派、そして世紀末ロートレック、ルドン、シダネル、ボナールへと続いた。私的に興味深かったのはセザンヌの宗教画《宗教的な場面》であり、ゴーガン《異国のエヴァ》だった。やはり画家にとっても宗教は切り離せない基底に存在するものなのだろうと思う。
ちなみにゴッホはシャープでデザイン感覚に富んだ《草むら》が出展されていた。《アザミの花》とセザンヌ《アルルカン》は2月からの後期展示だというのでガッカリ(涙)。また行かねば…。

これほどの粒揃いの印象派コレクションを集めた故鈴木常司氏の鑑賞眼と熱意(&財力?)には絵画好きとして感謝しなくてはならないだろう。遠い箱根からの引越し興行で観られたこともハッピーだと思う。そして、招待券を頂いたokiさんにも心から感謝したい。正月から素敵な展覧会を観られたのだから。
それにしても、いつか箱根のポーラ美術館を訪れ、コレクションの全容を観てみたいものである。

続報!うまかBOW

2006-01-08 12:57:53 | Weblog
年末にBS2で「ロック50年史」なる番組があった。貴重な映像が多々で、特にローリーさんと伊藤政則氏の推薦するプログレ(プログレッシヴ・ロック)やHM/HR(ハードロック/ヘヴィーメタル)作品なんて涙無くしては観られないシロモノだった。なにしろサン・バースト時代のホワイトスネイク(WHITESNAKE)まで登場!デヴィッド・カヴァデール(David Coverdale)のブルージーでエモーショナルなヴォーカルにもう驚喜乱舞(笑)

さて、正月早々、更に嬉しい情報が入った。うまかBOWライヴの打ち上げやこのブログで、メンバーの皆さんにWHITESNAKEネタをぜひぜひ演ってね♪と陳情した甲斐があり、遂に、2006年は白蛇ネタに決定したのだっ!!!)^o^(

メンバーの皆さん、フレデー金子さん、どうもありがとうございましたっ! それから、Rちゃん、今度もスタッフ参戦の来日を待っていますよぉ~ヽ(^。^)ノ

2005年展覧会 私的ベスト10

2006-01-08 11:22:45 | 展覧会
美術ド素人が2005年展覧会ベスト10(西洋絵画)を選んでみた。もちろん、あくまでも極私的で偏ったものである(汗)。展覧会よりも出会う作品こそが大切であり、こんなものを書いてどうする…とも思うのだが、まぁ恒例みたいなものなのでご容赦を(^^;;;

1 「ターナー・ホイッスラー・モネ(Turner・Whistler・Monet)」テート・ブリテン(ロンドン)   
http://www.tate.org.uk/britain/exhibitions/turnerwhistlermonet/default.shtm
テムズ川を描く画家三人各々の個性が際立つ豪勢な企画。テートならではの凄い展覧会だと思った。特にターナーの大気への視線が迫力!
(参照)http://www.tate.org.uk/britain/exhibitions/turnerwhistlermonet/roomguide.htm

2 「CARAVAGGIO:The Final Years」ナショナル・ギャラリー(ロンドン)
http://www.nationalgallery.org.uk/exhibitions/caravaggio/default.htm
去年のナポリ展より規模は縮小してはいるものの、晩年期に絞った作品群の面白さは変わらない。と思うCARAVAGGIO偏愛の花耀亭である(^^;;;

3 「CARAVAGGIOとヨーロッパ(CARAVAGGIO E L’EUROPA)」パラッツォ・レアーレ(ミラノ)
http://www.incomingpartners.it/Caravaggio_file/frame.htm
聖アゴスティーノ教会の祭壇画「ロレートの聖母」を絵画作品として間近で観られた幸せ!及び欧州各地のカラヴァッジェスキ作品多数展示。

4 「フェルメール展(Senses and Sins)」シュテーデル美術館(フランクフルト)
http://www.staedelmuseum.de/index.php?id=770
17世紀オランダの日常生活を描いた絵画の展覧会。ワシントンとシュテーデルのフェルメールを初見。絵画の質もだが展示数に圧倒された(^^;;

5 「ラ・トゥール展」国立西洋美術館(東京)
真作・模作織り交ぜての地味めの渋い内容だった。それでも日本初展覧&西美企画は意義深い。図録やラ・トゥール関連本が出たことも嬉しかった!

6 「ゴッホ展」東京国立近代美術館(東京)
念願の「星空のカフェテラス」が観られた!ゴッホが受けた様々な影響や画風の変遷等、興味深い企画展示だった。

7 「ゴーギャン・ゴッホ・ミレー展」サン・ジュリア美術館(ブレーシャ)
http://www.lineadombra.it/client_eng/
ゴッホのミレーに対するリスペクト、ルーラン氏に対する暖かな眼差し!ゴーギャンの色彩!ミレーの羊飼いの少女デッサンあり♪

8 「プーシキン美術館展」東京都美術館(東京)
マティスの「金魚」も良かったが、特にドガやゴーギャンに惹かれた。ゴーギャンの色彩平面の美しさに開眼。

9 「ドレスデン美術館展」国立西洋美術館(東京)
アルテ・マイスターからもノイエ・マイスターからも良作品が集まって、見所の多い充実した展覧会だった。

10 「ベルリンの至宝展」東京国立博物館(東京)
エジプトのテイイ王妃頭部像やマネなど見所も多かったが、古典絵画がもっとあっても良かったかも(^^;;