韓国(ソウル)国立中央博物館(National Museum of Korea)で今年の暮れから「ヴァティカン美術館のルネサンス美術」展が開催される。その中に、何とカラヴァッジョ《キリストの埋葬》も展示予定とか。(→ご参考)
■場所:韓国国立中央博物館(National Museum of Korea)(ソウル)
■期間:2011年12月6日~2012年4月1日
カラヴァッジョ《キリストの埋葬》(1602-1604)
カラヴァッジョはルネサンスと言うよりバロックだろう、などというツッコミは控えるが、お隣の国でカラヴァッジョを観る機会ができたことは喜ばしい。韓国はキリスト教徒が多いし(プロテスタント18.3%・カトリック10.9%)、官民一体の経済的躍進には目を瞠るし、ヴァティカン側の合意も得やすかっただろうと推測する。
いつの時代も経済が豊かになれば次は文化の享受へと向かうものだ。日本でも1989年に国立西洋美術館で開催された「ヴァチカン美術館特別展―古代ギリシャからルネサンス・バロックまで」で《キリストの埋葬》が展示された。なんだかバブル期の日本がずいぶん遠い昔のように思える(^^;
【追記】: 中止になったようだ。