花耀亭日記

何でもありの気まぐれ日記

「毎日新聞」大阪本社版

2007-03-20 01:18:42 | NEWS
大阪の「黄金の兜の男」についてのニュースを扱った3月16日付け毎日新聞大阪本社版(朝刊)を入手した。



地元大阪で発見したためか、なんと第一面のトップ記事(・.・;)。もしかして、毎日のスクープだったのだろうか??
扱いも大きく、興味深かったので、東京本社版になかった続き(?)を引用してみる。

■■■
関係者によると、レンブラントを専門に研究する唯一の「レンブラント調査委員会」に評価を依頼できるレベルの作品が見つかること自体珍しいという。また、日本への流入経路は不明だが、チェックできず入ってきたとしても不思議ではないとしている。
黒江元主任研究官は「作品のモデルはレンブラントの兄。地塗りの方法が即席的でもあり、レンブラントや弟子たちが画架を並べて練習した作品ではないか。ベルリンの作品より今回見つかった作品の方が、陰影が強調され、よりレンブラント的に見える。レンブラント真作の可能性が大いにある」と話している。
■■■(3月16日朝刊「毎日新聞」大阪本社版)

この東京本社版でカットされた部分って、結構ミーハー心を刺激してくれる(笑)。もちろん、勉強にもなったし。美術ド素人はモデルがレンブラントのお兄さんだとは知らなかった(^^;;。まぁ、読み比べると、東京本社版の方がもう少し客観性を感じさせるように編集したという感じかな?

イタリア教会建築の縞模様

2007-03-17 23:42:30 | 建築
ゲストのCojicoさんのブログを拝見していたらシエナが取り上げられていた。
私はまだシエナには行ったことがなく、いつか見てみたい街だ。紹介されていたドゥオーモの外壁や柱は暗緑色と白の縞模様でできている。あ、プラートのドゥオーモと一緒だ!と懐かしくなり、ごそごそとデジカメ画像を点検してしまった(^^ゞ



プラートのドゥーモ(サン・ステファーノ教会 Catedrale di S.Stefano)はCojicoさんの解説にも出てくる「Verde di Prato」プラートの緑石を使っており、こじんまりとした可愛い聖堂だ。

プラート行きはアルベルティ絵画館のCARAVAGGIO「荊冠のキリスト」を観るためだったので、ドゥオーモの開館時間を調べることなど、つい頭に浮かばなかった(汗)。案の定、帰り道に寄ったらお昼休みで閉じていたのだった(涙)。ドゥオーモはフィリッポ・リッピのフレスコ画で有名である。また訪ねる機会もあるだろうとやせ我慢。壁画などプラート美術については、以前「プラート美術の至宝展」でも知ってはいたのだが…(ぐすん..涙)。

ちなみに、フィレンツェのサンタ・マリア・ノヴェッラ教会やサンタ・マリア・デル・フィオーレ教会(ドゥオーモ)にもこの緑石は使われているよね。

   
サンタ・マリア・ノッヴェラ教会                     サンタ・マリア・デル・フィオーレ教会 

当時は教会の外壁を縞模様で飾るのが流行ったのだろうか?ついでに紹介してしまうのは、白と黒の大理石でできたジェノヴァのサン・ロレンツォ教会(Genova San Lorenzo)。ファサードを見るとゴシック建築だ。すぐ近くにドーリア家の建物(Casa di Doria)があって、これも白黒の縞模様でできていた。部分的にルネサンス様式だと思うのだが、ヴェネツィア様式とも一味違う優雅さがあり、海の荒くれドーリアのイメージを意外にも裏切ってくれた(^^;

    
サン・ロレンツォ教会            ドーリア家の建物(現在はオフィス)

こうして画像をUPしていたら、イタリアの教会建築の縞模様がなんだか気になってきた(^^;;;

レンブラント? 大阪の「黄金の兜の男」

2007-03-17 10:46:43 | NEWS
昨日、知人たちとの食事会があり、その席で「大阪のレンブラント発見を知っている?」と聞かれ、初めて「黄金の兜の男」のニュースを知った。


大阪作品の画像(毎日新聞ニュースから)

二日酔いの頭で検索してみると、なるほど! やはり、これからレンブラント調査委員会に絵を委ねるとのこと。果たして真作なのか、それとも一門の弟子作品なのか、持ち主でなくても判定を待ち焦がれてしまう。どちらにしても、できたらオランダに渡る前に、国内での一般公開をお願いしたいよね。

    
ベルリン作品の画像        「夜警」の部分画像 (Web Gallery of Artから)

昼寝

2007-03-06 22:43:27 | Weblog
今日は生活習慣病検診のため特休。検診が終わってから昼食を取り、帰宅したのは午後3時ごろ。
ということで、頃合いも良く、久々に昼寝などしてしまった♪



画像は近所の顔見知りのノラ猫「みゅー太」(勝手に命名)。千露さん家のさっちゃん系かな?

近くのビルの植え込みに何匹かノラ猫が生息している。近所の猫好きの皆さんが餌を与えるものだから、もうすっかり野性味の薄れた怠惰猫(^^;;

クロちゃん

2007-03-04 02:47:38 | Weblog
何年かぶりで携帯の機種変更をした。新しい機種はデザインも気に入ったし、機能も向上♪ でも、カメラ機能は扱い難さがあって、ちょっとイマイチかも。ということで、練習用に写した画像を日記風にUP(^^ゞ

某家の黒蜜ちゃんではなく、オフィスのデスク上で飼っているクロちゃん(笑)



仙台支社のころ、隣部署のOさんの机上で発見、「かわいいねぇ♪」と強制的に頂いたもの(^^)v。プレミアムグッズ屋さんが置いていった見本だとか。実はクロちゃんのお腹はPCモニター用のクリーナーになっている。

2月に観た展覧会

2007-03-04 01:18:45 | 展覧会
■■ 2月に観た展覧会 ■■

・「20世紀美術探検―アーティストたちの三つの冒険物語」 (国立新美術館) ☆☆☆★
 ☆を4つあげたいほど盛りだくさんの内容だったが、冗長過ぎる展示が★1つ減点(^^;;

・「日本美術が笑う」「笑い展」 (森美術館) ☆☆☆★
 前者は若冲もあったし☆4つの充実ぶりなのだが、後者の「笑い」の希薄さに★1つ減点。別々に評価すると、前者☆☆☆☆、後者☆★!

・「グレゴリー・コルベール」展 (森アーツセンター・ギャラリー)  ☆☆★
 映像美の世界。作り過ぎでウソっぽく感じられる。自然をテーマにしているのに凝り過ぎた演出がどーも好きになれない。
 
・「江戸城展」&「北斎展」 (江戸東京博物館) ☆☆☆★
 「江戸城展」は特にCG映像が面白かった!「北斎展」はもちろんヨロシイ(笑)

・「松田権六」展 (東京国立近代美術館工芸館) ☆☆☆☆
 蒔絵好きとしては松田作品を楽しむとともに、蒔絵の歴史や技法まで勉強できて嬉しかった♪

・「柳宗理-生活のなかのデザイン-」展 (東京国立近代美術館)  ☆☆☆
 自分でも柳のステンレスボウルを使っているし、シンプルなデザインは好ましい。でも展示の仕方は芸が無いよね(^^;;

・「ギメ美術館所蔵 浮世絵名品展」 (太田記念美術館) ☆☆☆☆
 今まで絵柄にばかり注目していたが、今回、彫りや摺りの凄さに気がつき、浮世絵の面白さが漸くわかった(^^ゞ
 
・「ジャポニズムのテーブルウェア」展 (汐留ギャラリー)  ☆☆☆
 ジャポネスクが絵画や美術だけでなく、一般の食器の図案にまで浸透していたなんてちょっと驚き。
 
・「都路華香展」 (東京国立近代美術館)  ☆☆☆☆
 特に海や波を描いた作品に心惹かれた。京都画壇の奥深さを教えてくれた企画者側の努力にも敬意を表したい。

・「志野と織部」展 (出光美術館) ☆☆☆★
 作陶の絵模様から大胆な推理を展開、面白くて勉強にもなった。でも、展示作品的には長次郎2碗が一番嬉しかったり(^^ゞ
  
・「Tomo Collection―我が心の陶芸」展 (菊池寛実記念 智美術館) ☆☆☆
 現代陶芸というものは飾って眺めるアートに向かっているのではないかと思った。用の美はどこへ行ったのだろう?