今回の横浜美術館「ドガ展」はオルセー美術館からの作品が主体になっているが、米国からのドガ作品も出展されており、その中でもワズウォース(ワズワース)・アシニウム(アテニウム)美術館(Wadsworth Atheneum Museum of Art)のドガ(Degas)《画家の従姉妹の肖像》(1865-68年)は意外で、旧知の友に偶然出遭ったようで嬉しかった。
2007年の米国横縦断(!)旅行ではコネチカット州ハートフォードにあるWadsworth Atheneum美術館も訪ねた。以前ブログでも紹介したミヒャエル・スゥエールツ(Michael Sweerts)《帽子の少年》(1655-56年)も所蔵しているが、何と言ってもカラヴァッジョ(CARAVAGGIO)《聖痕を受ける(恍惚の)聖フランチェスコ》(1595年頃)を所蔵していることで有名であり、私的にも思い入れの強い美術館である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/00/db7cd64baeb1499e59820f4674d99fc6.jpg)
ワズワース・アシニウム美術館(Wadsworth Atheneum Museum of Art)ハートフォード
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/48/00d9772505bdd92645c5d69dcaf14f68.jpg)
ドガ《画家の従姉妹の肖像》(1865-68年) カラヴァッジョ《聖痕を受ける聖フrンチェスコ》(1595年頃)
で、もしかしたらWadsworth Atheneum美術館は現在改修工事中なのかな?こんな大判振る舞いするなんて!と思ったのは、Fさんから頂いた情報で、イタリアはリミニ(Rimini)の展覧会Wadsworth Atheneum美術館所蔵作品による「Caravaggio e altri Pittori del Seicento」展 を知った時だった。
10月23日から始まっているこの展覧会では、カラヴァッジョ《聖痕を受ける聖フランチェスコ》と共に、17世紀のカラヴァッジョからの影響の見られる画家たちの作品が出展されている。公式サイトで出展作品をチェックしてもらうだけでもWadsworth Atheneum美術館の充実ぶりを想像していただけると思う。
サイトではベルナルド・ストロッツィ、オラッツィオ・ジェンティレスキ、スルバラン、ヴァンダイク作品が紹介されているが、Wadsworthは他にもリベーラや、ホントホルスト、テル・ブリュッヘンなどのカラヴァッジェスキ作品も所蔵しているのだ。どの作品が今回来ているのかネット・チェックをしてみると、どうやらごそっと来ているらしい。あの《帽子の少年》も展示されるというから、まさにRiminiiへの引越し巡業というところだろう。
ちなみに、私がWadsworth Atheneumを訪れた時、なんと日本の茶碗も展示していた。左の茶碗は葵のご紋入り。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/ae/dd53dc409affba0b47fd0053364bb68a.jpg)
日本の茶碗が2碗!
ド素人眼には京焼と見たが(似た茶碗をどこかで観たことがあるような気がする)、誰の作なのだろう?
で、久しぶりにWasworth美術館ガイド本(Ⅱ)『Italy and Spain Fourteenth through Nineteenth Centuriies』をチェックしたら、意外な写真を発見した。国立西洋美館のフセ・デ・リベーラ《クラテース》は哲学者シリーズの1枚だったのね!Wasworthには《哲学者プロタゴラス》があり、全部で8枚のシリーズだったようだ。ちなみに、フィレンツェのヴィッラ・バルディーニ「Caravaggio e Caravaggeschi」展でも、リベーラ(ソロモンの審判の画家)の聖人シリーズが展示されていた。リベーラの周辺では当時シリーズ需要が多かったのかな??
などと、またまた脇道に逸れてしまったが、フィレンツェの「Caravaggio e Caravaggeschi」展レポートを忘れている訳ではない(^^;;;
2007年の米国横縦断(!)旅行ではコネチカット州ハートフォードにあるWadsworth Atheneum美術館も訪ねた。以前ブログでも紹介したミヒャエル・スゥエールツ(Michael Sweerts)《帽子の少年》(1655-56年)も所蔵しているが、何と言ってもカラヴァッジョ(CARAVAGGIO)《聖痕を受ける(恍惚の)聖フランチェスコ》(1595年頃)を所蔵していることで有名であり、私的にも思い入れの強い美術館である。
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ワズワース・アシニウム美術館(Wadsworth Atheneum Museum of Art)ハートフォード
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/48/00d9772505bdd92645c5d69dcaf14f68.jpg)
ドガ《画家の従姉妹の肖像》(1865-68年) カラヴァッジョ《聖痕を受ける聖フrンチェスコ》(1595年頃)
で、もしかしたらWadsworth Atheneum美術館は現在改修工事中なのかな?こんな大判振る舞いするなんて!と思ったのは、Fさんから頂いた情報で、イタリアはリミニ(Rimini)の展覧会Wadsworth Atheneum美術館所蔵作品による「Caravaggio e altri Pittori del Seicento」展 を知った時だった。
10月23日から始まっているこの展覧会では、カラヴァッジョ《聖痕を受ける聖フランチェスコ》と共に、17世紀のカラヴァッジョからの影響の見られる画家たちの作品が出展されている。公式サイトで出展作品をチェックしてもらうだけでもWadsworth Atheneum美術館の充実ぶりを想像していただけると思う。
サイトではベルナルド・ストロッツィ、オラッツィオ・ジェンティレスキ、スルバラン、ヴァンダイク作品が紹介されているが、Wadsworthは他にもリベーラや、ホントホルスト、テル・ブリュッヘンなどのカラヴァッジェスキ作品も所蔵しているのだ。どの作品が今回来ているのかネット・チェックをしてみると、どうやらごそっと来ているらしい。あの《帽子の少年》も展示されるというから、まさにRiminiiへの引越し巡業というところだろう。
ちなみに、私がWadsworth Atheneumを訪れた時、なんと日本の茶碗も展示していた。左の茶碗は葵のご紋入り。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/ae/dd53dc409affba0b47fd0053364bb68a.jpg)
日本の茶碗が2碗!
ド素人眼には京焼と見たが(似た茶碗をどこかで観たことがあるような気がする)、誰の作なのだろう?
で、久しぶりにWasworth美術館ガイド本(Ⅱ)『Italy and Spain Fourteenth through Nineteenth Centuriies』をチェックしたら、意外な写真を発見した。国立西洋美館のフセ・デ・リベーラ《クラテース》は哲学者シリーズの1枚だったのね!Wasworthには《哲学者プロタゴラス》があり、全部で8枚のシリーズだったようだ。ちなみに、フィレンツェのヴィッラ・バルディーニ「Caravaggio e Caravaggeschi」展でも、リベーラ(ソロモンの審判の画家)の聖人シリーズが展示されていた。リベーラの周辺では当時シリーズ需要が多かったのかな??
などと、またまた脇道に逸れてしまったが、フィレンツェの「Caravaggio e Caravaggeschi」展レポートを忘れている訳ではない(^^;;;