花耀亭日記

何でもありの気まぐれ日記

モデナで「TER BRUGGHEN」展が!

2023-10-27 15:42:23 | 展覧会

モデナのエステンセ美術館で「TER BRUGGHEN. DALL’OLANDA ALL’ITALIA SULLE ORME DI CARAVAGGIO」が開催されている。(Fさん情報に感謝!! Grazie!!>Fさん)

■「TER BRUGGHEN. DALL’OLANDA ALL’ITALIA SULLE ORME DI CARAVAGGIO」展

 (テル・ブリュッヘン:オランダからイタリアへカラヴァッジョの足跡を辿る)

・期間:2023年10月13日(金)~2024年1月14日(日)

・会場:「エステンセ美術館」(モデナ)

https://gallerie-estensi.beniculturali.it/events/ter-brugghen-dallolanda-allitalia-sulle-orme-di-caravaggio/

「オランダの画家ヘンドリック・テル・ブルッヘン(1607 – 1608)に捧げるイタリアで初めての大規模な展覧会であり、私たちの国(イタリア)での芸術家の並外れた滞在の記憶をたどります。テル・ブリュッヘンの痕跡であるイタリアでの初期段階の絵の発見は最近の出来事です。画家は少なくとも6年から7年の間(1607〜1608年から1614年頃)にローマとイタリアに住んでいたことが知られていましたが、いままでの研究はこの初期の修行時代を掘り下げてはきませんでした。

ジャンニ・パピとフェデリコ・フィシェッティによって企画されたこの展覧会は、テル・ブルッヘンに関する最新の研究の非常に重要な結果を提示し、カラヴァッジョ革命から生まれた最初の自然主義運動の主人公たち、カラヴァッジョ「schola」(カラヴァッジェスキ)に連なるリベーラや、他の参加者、すなわちバルトロメオ・マンフレディ、チェッコ・デル・カラヴァッジョ、スパダリーノとともに、そのイタリア時代に属するすべての作品をまとめます」(美術館サイトより。一部意訳あり

※ご参考:Youtube動画

https://www.youtube.com/watch?v=u9AQvHcwNGg

https://www.youtube.com/watch?v=tBYeqUW46mE

https://www.youtube.com/watch?v=0bGVrc0wEvI

オランダにおけるテル・ブリュッヘン研究は進んでいるようだが、イタリアにおける修業時代にスポットライトを当てた大々的な展覧会は多分初めてだろうし、私的にも非常に興味深く(嬉しくも)、大注目の展覧会である


鶴岡旅行(2)(湯田川温泉)

2023-10-21 01:18:42 | 国内旅行

湯田川温泉で宿泊したのは「久兵衛別館 珠玉や」である。

http://www.kuheryokan.com/tamaya/

なによりも館内の3つのお風呂が「貸切風呂」であるのと、食事が美味しい のとで、本当に満足感たっぷりの温泉旅館だった。(「珠玉や」を推薦してくれた友人のぴのこさんに感謝!!)

お風呂は源泉かけ流しで、1階に2つ、4階の上に展望風呂が1つあり、「貸切風呂」だから伸び伸び、どれも気持ちよく入浴できたのだ。展望風呂では遠くに鳥海山を眺めながらお風呂に浸かれる

久兵衛旅館の本館のお風呂も入ることができるので、本館のお風呂にも行ってみた。大きな金魚がたくん泳ぐ大水槽のあるお風呂があり面白かった。でもね、やっぱり「珠玉や」の貸切お風呂が断然落ち着くし、本館よりも「別館 珠玉や」で正解だったと思った

写真↓左は夕暮れの温泉街の提灯に明かりが灯されたところ。右は「久兵衛旅館」本館のお庭。

 

これは↓「珠玉や」の泊まったお部屋から眺めた景色。小さな温泉町で遠くに鳥海山が見える。

で、本当に食事が美味しかった!! 特に栗ご飯は板場の皆さん総勢で皮むきをしたそうで、栗がほっこり、しみじみ秋を味わう

夕食は...だだっ茶豆の和風ムースから始まり、前菜、お造り(ハタ、活生蛸、本鮪、帆立)

 

地魚(ハタハタ塩焼き)、山形さくらんぼ地鶏の豊年揚げ(醤油甘ダレが美味!)

 

庄内浜ズワイガニの新丈蒸し~銀あんかけ、栗ご飯(新米 雪若丸)、里芋ときのこのお味噌汁

 

自家製あんみつ 庄内麩のフィユタージュ(量もたっぷり!)

 

朝食も彩り豊かに、お腹いっぱい。デザートも2皿!!三温糖シロップのほうじ茶ぷりん&木苺のあいす

 

ということで、館内の3つのお風呂と本館のお風呂とを制覇し、美味しい食事に大満足しながら、チェックアウト時間ギリギリで「珠玉や」さんに別れを告げた(朝食後にもひと風呂浴びました)。

予約したタクシーで向かったのは「庄内観光物産館」。

 

実は、今回のもうひとつの目的は山形米「つや姫」の新米を購入することだった。11時過ぎに行ったのだが、なんと、既に特A米は売り切れ!!ということで、特別栽培米「つや姫」と洋ナシを購入し、宅急便手配をした。

「庄内観光物産館」には高速バスの停留所があり、バスに乗って無事仙台に戻った。帰りの車窓から見えた月山風景は息をのむような幽玄な姿で、1泊2日の楽しく、美味しく、大満足の温泉旅行を終えたのだった


鶴岡旅行(1)

2023-10-18 00:08:00 | 国内旅行

お隣山形県の鶴岡に1泊旅行をしてきた。仙台から高速バスで約3時間、往路はお天気に恵まれ、窓側席故にカーテンを。しかし、復路は雨天ながらも、霧雨に煙る幽玄な月山風景を存分に堪能することができた

実は、今回の旅は青森屋さんのタルトをもう一度食べたいっが動機であり、ふふ...2個も食べてしまいましたわ。

青森屋さんは鶴岡駅前にあるフルーツショップなのだが、季節のフルーツを使ったタルトが美味しく、前回(コロナ前)に訪ねた時の栗のタルトの味が忘れられなかったのだ。

http://www.aomoriya0235220341.co.jp/tarte.html

先ずは↓《栗と「マリゲット」のタルト》から

和栗と洋ナシのハーモニーが絶妙で、ベースの芋ペーストと生クリームも甘くなく美味。あっという間に食べてしまった。でもね、前回は芋ではなく栗ペーストでもっと私好みだったような気がする

ということで、勢いついでにもう一個。《秋のフルーツミックスタルト》↓。

庄内は果物の名産地だから、美味しいフルーツてんこ盛りで大満足。美味しゅうございました

青森屋さんの店舗は、1階がショップで2階がカフェになっている。ショップの方もチェックしながら、お土産としてさくらんぼ🍒のジャムを購入。

もちろん、佐藤錦のさくらんぼジャム

タルト2個&お茶でお腹がいっぱいになり昼食は抜き。カロリーを考えるだけで恐ろしや~

青森屋さんを出てバスターミナルのある「Sモール」をぶらぶらした後、予約したタクシーで向かったのは宿泊予定の湯田川温泉である。(10月は湯田川のタクシーが半額キャンペーン中!)

ということで、次回、湯田川温泉宿泊記へと続く...。


福岡市美術館「永遠の都 ローマ展」チラシ画像(^^)

2023-10-16 19:40:22 | 展覧会

ゲストの山科さん情報によると、福岡市美術館サイトに「永遠の都ローマ展」の詳細情報と

https://www.fukuoka-art-museum.jp/exhibition/rome_the_eternal_city/

チラシ画像(PDF)が掲載された。(山科さん情報に感謝!!)

https://www.fukuoka-art-museum.jp/uploads/Romethe-Eternal-City_flyer-3.pdf

福岡市美術館の「永遠の都ローマ展」に行けば、カラヴァッジョ《洗礼者聖ヨハネ》に会えます!!


福岡市美術館「永遠の都ローマ展」にカラヴァッジョ《洗礼者聖ヨハネ》が!!

2023-10-08 14:10:26 | 展覧会

現在、東京都美術館で「永遠の都ローマ展」が開催されているが...

https://roma2023-24.jp/

福岡市美術館への巡回展で、なんと!カラヴァッジョ《洗礼者聖ヨハネ》が展示されるようだ!!(むろさんさん情報に感謝!!)

・会場:福岡市美術館

・会期:2024年1月5日(金)~3月10日(日)

カラヴァッジョ《洗礼者聖ヨハネ》(1602年)カピトリーニ美術館(カピトリーナ絵画館)

ゲストのむろさんさん情報によると...

「美術館のホームページにはまだカラヴァッジョ作品出品の情報は書かれていません。福岡市美術館の担当者から聞いたのは...

福岡限定の絵は、カラヴァッジョの洗礼者聖ヨハネ、グエルチーノの洗礼者聖ヨハネ、パルマで活動したフランドル派の氏名不詳の画家の洗礼者聖ヨハネ(16世紀後半)の3点とのこと。

そして、上野展と共通の図録であり、その図録に掲載されている出品作品リストには2館の限定出品作品の情報も出ているそうです。」とのこと。

今回の「永遠の都ローマ展」はローマのカピトリーニ美術館の所蔵作品から構成されている。彫刻作品だけかな、と思っていたら、絵画館からも出展されているようで嬉しい

(美術館入り口垂れ幕には「 Musei Capitolini」と書いてある)

で、カラヴァッジョ作品来日とあれば、もちろん、私的には福岡で観たい!!(来年のことを言うと鬼に笑われる?


キージ宮(アリッチャ)「カラヴァッジョ《キリストの捕縛》」展。

2023-10-06 14:46:18 | 展覧会

ローマにほど近いアリッチャのパラッツォ・キージで「ルッフォ・コレクション-カラヴァッジョ《キリストの捕縛》」展が開催される。(Fさん情報に感謝!!)

「LA ‘PRESA DI CRISTO’ DI CARAVAGGIO DALLA COLLEZIONE RUFFO」

・会場:Palazzo Chigi (Ariccia)

・会期:2023年10月14日(土)~2024年1月7日(日)

https://www.palazzochigiariccia.it/la-presa-di-cristo-di-caravaggio-dalla-collezione-ruffo/

カラヴァッジョ(?)《キリストの捕縛》ルッフォ・コレクション

このカラヴァッジョ(?)《キリストの捕縛》は、どうやら2003年にマリオ・ビゲッティが購入した「サンニーニ」版と同じ作品のようだ。近年の再調査によりダブリン版の前に描かれたオリジナル作品として、今回の展覧会となったようだ。

ちなみに、この作品は「サンニーニ版」として、以前、拙ブログでも扱っているので、ご参考まで。

※ご参考:https://blog.goo.ne.jp/kal1123/e/b2090dbe5a8b64b010edf9807d41a93c

下記のサイトによれば...

https://www.finestresullarte.info/mostre/ariccia-mostra-presa-cristo-prima-versione-caravaggio

「この作品は、1951年にミラノのパラッツォレアーレで開催されたカラヴァッジョとカラヴァッジェスキの歴史的な展示会でロベルトロンギによって展示されましたが、汚れてさまざまな塗り直しが行われ、最近の修復後に削除されました。調査は根本的な変化と広範な悔い改めを浮き彫りにしました、それはペトルッチによれば、他の学者によってすでに進められていたサインを裏付けています、例えば、古物商マリオビゲッティによって購入された2003年に作品が市場に再登場したときのデニスマホンによって。」(Google翻訳使用

で、うーん、どうなのだろうね?? 私はデュッセルドルフでこの作品を観ているけれど、その後の調査や修復の経過を知らないので、果たしてカラヴァッジョ真作なのか興味深いところだ。