花耀亭日記

何でもありの気まぐれ日記

夏の懐メロ(^^;

2023-07-30 11:22:02 | 音楽

夏が来るといつも聴きたくなる♪のが Roxy Music 最後のアルバム「Avalon(アヴァロン)」(1982年)。

https://www.youtube.com/watch?v=fIm6MpKqRS4

                                                                   

ロキシー・ミュージック名義だけれど、殆どブランアン・フェリーのアルバムと言えるかも。今聞いても全然古さを感じさせないサウンドは本当に凄い!!

「Avalon」のダンサブルな音世界に浸りながら、なぜか思い出すのが原宿にあったクラブ「ピテカントロプス・エレクトス」。昔、友人と踊りに行ったことあり、ステージではMELONが演奏していたっけ…(遠い目)。

なんだか、懐メロってその時代の空気感まで思い出させてくれるのが不思議。

 

で、蛇足だが、「Avalon」つながりで、押井守監督「Avalon(アヴァロン)」から。もちろん、音楽担当は川井憲次で、こちらも懐メロね

https://www.youtube.com/watch?v=8clT2gJZeaQ

映画も面白かったが、音楽も素晴らしい。「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」も川井憲次の音楽と相まっての傑作だと思うし...。

https://www.youtube.com/watch?v=GvaC6cIrntI


「ショパンコンクール2021」反田恭平がファイナル進出♪!

2021-10-17 10:43:56 | 音楽

「ショパンコンクール2021」ファイナル進出12人の中に、日本からは反田恭平さんと小林愛実さんが入った。おめでとうございます

で、実は密かに反田君を応援していたから嬉しかった。と言っても私にピアノ演奏の機微がわかるハズも無く、たくおん君のYoutube「TAKU音TV」を楽しく見ている単なるもの好きにすぎない。

その「たくおん」君の番組に反田君がゲスト出演したのだが、これがめちゃ楽しかった

【反田恭平】男子2人でおうちモンブラン会 inウィーン【前編】【おしゃべり散歩】

https://www.youtube.com/watch?v=RlH7XzE6VQs

【反田恭平】男子2人でおうちモンブラン会 inウィーン【後編】【初食レポ】

https://www.youtube.com/watch?v=tUVhMOMXLaM&t=0s

この動画を見て、反田君ってフツーの若者じゃん、って凄く親近感が持てたのだわ(笑)

ショパンコンクール3回戦後のインタヴューでは「思うような演奏ができなかった」と悔しさをにじませていた反田君だったが、蓋を開けてみたらファイナル進出決定!!!もう、よかった、よかった

ファイナルではぜひ思う存分自分の世界をピアノの音に載せていただきたい。もちろん、できたら優勝してほしいなぁ


「Cinquantamila」♪

2018-03-31 01:03:26 | 音楽

イタリア語勉強をサボりまくり、どんどん忘れる一方なのだが、見逃していた映画「あしたのパスタはアルデンテ」をGYAO!で見てしまった  面白い映画だったのに、この邦題はちょっと酷い

「あしたのパスタはアルデンテ(Mine vaganti)」

https://gyao.yahoo.co.jp/p/00990/v00080/ 

ということで、挿入歌の「Cinquantamila」が耳から離れないのだわ(笑)

「Cinquantamila」

https://www.youtube.com/watch?v=EkjoCMvc-lI 

下記URL↓は歌詞…

https://genius.com/Nina-zilli-50mila-lyrics


宗教音楽

2008-04-28 02:08:56 | 音楽
4月16日付で隣の部署への異動辞令が出て、引継ぎに引越し、新しい仕事の立ち上げ準備やらでバタバタしている。実際の着任は5月の連休明けなのだが、毎日が落ち着かない。こんな時には精神安定剤代わりの音楽を聴くに限る。

ちょうど、okiさんから頂いたチケットで松下電工汐留ミュージアム「ルオーとマチス」展を観て(okiさんに感謝!)、「ミセレーレ」連想から、タリス・スコラーズの「ミゼレーレ」が聴きたくなった。今回はHM/HRでは無かったが、これって歳だということなのか?(笑)

と言うことで、持っていたはずのサンタ・マリア・マッジョーレ教会でのパレストリーナ生誕400年記念ライヴCDを探す。しかし、引越しのドサクサで行方不明になったようで、どうしても見つからない。結局、2005年再録『ミゼレーレ』を購入してしまった。



iPodに入れて毎日聴いているが、究極の癒し系とでも言いたくなる心洗われる音世界が広がる。グレゴリオ・アレグリ(カストラートだったの??)がシスティーナ礼拝堂に捧げた曲であり、私もいつかあのミケランジェロの天井画の下で聴きたいものだと思っている。モーツァルトだって聴いたんだしね(^_-)-☆

ちなみに、メトロポリタン美術館で購入した『イタリア・ルネサンス時代の音楽(Music in the Age of the Italian Renaissance)』にも「ミゼレーレ」が入っているが、こちらはウエストミンスター大聖堂聖歌隊のもので、聴いていて確かに「聖歌」だなぁと思う。



ハイCは少年が歌っているのだろうか?? タリスコは女性ソプラノだから比較は難しいけど、私的には洗練の極致のようなタリスコにどうしても軍配を上げてしまうのだ(^^;;

で、今回、初めて気が付いたことがある。アレグリ(1582-1652)がカラヴァッジョ(1571-1610)と同時代人であり、更に何とコレッジョ(アントニオ・アレグリ)(1490-1534)の一族であったことを!(・・;)

さて、昨日、東京国立博物館「国宝薬師寺展」を観たのだが(こちらもokiさんに感謝!)、イヤホンガイドに薬師寺僧侶たちによる春の式典の声明が入っていた。大勢の僧たちの合唱のような声明に、ソロ独唱のようなパートがあって、声明って音楽なのね!とハタと気が付いた。

コーランの祈りだって朗々とした抑揚は音楽のように聞こえるし、世の東西を問わず宗教儀式は声の持つ力に負う部分が大きいのではないだろうか?ある意味、声とリズムは音楽の原初的なものだと思うし、それだからこそ心を揺り動かすエネルギーにも成り得るのではないか、と、ヴォーカル・フェチの私は思ったのであった(^^;;;

(調べたら藝大の奏楽堂で「薬師寺 1300年の響き」があったようだ。聴きたかった!)

WHITESNAKE来日公演

2006-05-23 00:00:44 | 音楽
実は先週の土曜日、「美の美」上映会があった後、パシフィコ横浜でWHITESNAKE公演を観た。ところが、何と!開演時間を1時間見間違えて大遅刻してしまったのだ(>_<)。会場に辿り着いた時は既に“Ready An’ Willing”を演っていた…(うう…)。しかし、カヴァ(David Coverdale)の声も出ていたし、素晴らしいライヴだったのだ!

後半だけだったという不完全燃焼を挽回!と意気込んで向かったのが昨日(日曜日)の東京フォーラム公演だった。席は購入の出足が遅れてしまったので2階席(横浜は良い席だったのに)。でも、満席状態で若い子たちも意外に多く、WSのライヴは初めて…などという話声なんかも聞こえる。もちろん私と同世代ぐらいと思しきおじさんやおばさんもいるし、フォーラムの椅子も座り心地がよく、開演前はすっかりくつろぎ状態(笑)。そう言えば前回の白蛇もフォーラムだったなぁ…。

さて、オープニングはDVDと同じく“Burn”から始まった。おお、歓声とともに2階の床が揺れているよぉ~ヽ(^。^)ノ。DEEP PURPLE の名曲!カヴァの持ち歌だ。隣席の青年が大きな声で歌っているのだが、とっても良い声でお上手。負けるなカヴァ(笑)。DVDではベースのユーライアがグレン・フューズみたいにカヴァとデュエットしていたのに、フォーラムではカヴァのソロ風だった。“ Stormbriger”も織り込み、ああ、満足(笑)
ちなみに、ダグ(Doug)はやはりレスポールで、今回はゴールド(?)と黒(ブラック・ビューティ→サイクスっぽい)。レブ・ビーチは遠目でよくわからない(って、ダグしか観てなかったBRファン(^^ゞ)。

で、次もDVD通りかと思ったら、“Duty Of Love”で、なんだか意外。続く“Walking In The Shadow Of The Blues ”で、うむ、バック・ドロップはサーペンスの紋章にサン・バースト時代の蛇だからこうなるのかも、となんだか合点。でも、バックのメンバーはダグを始めアメリカ勢だから音が煌びやかで、最初は何の曲?と一瞬あせってしまった私であった。まぁ、今回は新旧織り交ぜたセット・リストだったことがよくわかる。
しかし、だ!更に「新曲」までご披露するとは本当にサプライズだった!(@_@)。ノリの良い曲で、ダグがソロを取っているし、サイトのサーバー主さんが複雑な心境になるのもわかる…。

カヴァはマイクを振りまわすステージ・アクションで元気な現役ぶりを見せてくれた。高音が苦しそうだけど、相変わらずシャウトで吼えまくる(^^;;。横浜の方がまだ声が出ていたような気がする。まぁ、約2週間にわたるツァーだから疲れが出て当然なのかも。高音はエフェクトでエコーかけたりだが、マイクを振り回せるパワーがあるだけでも素晴らしい(笑)。WHITESNAKEを何度でも復活して欲しいものだ。

ギターソロは前半がダグ、後半はレブが目立った。特にダグのソロ・タイムはスリリングで、ギターを振り回したり、えーっ、こんなに派手なアクションしちゃって~、と驚いた(・・;)。アンプのところに駆け寄るところなんて、ちょっとリッチーを意識したのかなぁ?う~ん、私的にはなんだか我が子をはらはら眺める気分だったような気がする(爆笑)

ということで、なんだかんだで、最後の“Still Of The Night”まで、たっぷりと新旧の楽曲を織り交ぜ楽しませてくれた♪ 名曲の数々はWHITESNAKE(カヴァ)の長いヒストリー世界を見せつけてくれたし、メンバーもプロの音を聴かせてくれた。ヴィジュアル的にもさすがのカッコ良さ♪きっとまた日本に戻ってきてくれることだろう。待っているからね(^^)/~~~

ところで、音が大き過ぎるし割れていたのは….仕方がなかったのかなぁ?>PAさん

うまかBOW

2005-12-13 02:58:35 | 音楽
山形県酒田市に《うまかBOW》という素敵なロック・バンドがある。
http://members.ytv.home.ne.jp/umaka/

仙台の定禅寺ジャズ・フェスティバルの常連で、その楽しいライヴを毎年楽しみにしていた。東京転勤とともにもう観られないと思っていたら、なんとバンドが東京にやって来た!それも友人のRちゃんがスタッフとして参戦のため一緒に来日(!)したのだ♪

《うまかBOW》はハード・ロッグをこよなく愛するメンバーが、自分たちのリスペクトするバンドを音とヴィジュアル両方からコピーしてしまうという凄いバンドである。どのくらい凄いかと言うと、この前再結成クイーンが来日公演を行った時、TBS系「ブロード・キャスター」の<お父さんのためのワイドショー・コーナー>で紹介されてしまうほど熱の入ったものなのだ!フレディ金子さんはフレディ・マーキュリーに成りきっていたらしい(^^)

《うまかBOW》の持ちネタはクイーンねただけではない。私が観ているだけでも、AC/DCねた、スコルピオンねた、ヴァン・ヘイレンねた…で、今回のネタはキッスだった!
http://album.nikon-image.com/nk/NK_AlbumPage.asp?un=44419&key=738201&m=0

渋谷で「スコットランド美術館展」を観た足で向かった代々木のライヴハウスは既に中盤で盛り上がっており、トリを務める《うまかっチュ/CHU(キッス/KISS)》が客席の後で待機していた。そのメイクとコスチュームたるや本物そっくり(笑)。いや、ステージに上がっての演奏もそっくり!もちろん客席のノリも最高潮で、観客の青年が最前列で激しいヘドバンまで見せてくれた(・・;)。なにしろ、ヴィジュアルだけでなく、演奏が美味い!ぐんぐん演奏とパフォーマンスで観客を引っ張って行く。

私の観ていた位置はちょうどジーン側で、ジーン独特のアクションも見ものだった。TX「ヘビメタさん」エアギター・バトルで活躍の菊丸さんに負けてはいない(笑)。コスチュームはマネージャーの手作り。腕を振り上げ舌を出す...で、あの口から血を流すパフォーマンスまでしてしまうのだった(・・;)。後から聞いたのだが、血色の液体開発(?)には苦労したそうだ。ああ、それだけの努力と練習の積み重ね!

観客が楽しんでくれるのが嬉しいと話すメンバーたちはとっても素敵だ。そして、そのメンバーをささえる応援団も素晴らしい!なにしろ当日朝早く酒田からツアー・バスを仕立ててやって来たのだ。運転もメンバー。奥様や子供達も一緒。マネージャーにスタッフ応援団。酒田には熱い心のロック魂が根着いているのだなぁとしみじみ思った。

こんどはぜひホワイトスネイクねたが観たいなぁ(^^;;;>うまかBOWさま

CINNAMON

2005-03-23 01:56:23 | 音楽
花耀亭はロック好きです。1990年2月、仙台からはるばる熱海のMOA美術館に尾形光琳「紅白梅図屏風」を観に行ったのも、実は東京ドームでのローリング・ストーンズ来日公演との抱き合わせ上京でした(^^ゞ

ところで、ストーンズは未だ現役で頑張ってくれていますが、同じくロック史上に名を残すレッド・ツェッペリンはドラムスのJ・ボーナムが事故で亡くなり解散してしまいました。ギターのジミー・ペイジは指もすっかりドラエモン化してしまい、昔日の演奏を期待するのも夢のまた夢…(^^;;;
ところが、日本の名古屋に、大胆にも当時の演奏を再現してしまおうと結成されたCINNAMONというZEPコピーバンドがあるのです!
http://www.renai.gr.jp/user/stairway/
仙台に居た時、花耀亭もCINNAMONライヴを観に行き、会場を埋めたLED ZEPPELINファンの熱い心に触れることができました。ZEPファンはCINNAMONも同時に受け入れ楽しめる心の余裕を持っていました。皆でZEP祭りを楽しんだのだのです。

さて、長い前置きになったのですが、今回の「ラ・トゥール展」には真作とほぼ同じ数ほどの工房作品や模写作品が展示されています。確かに真作と模写作品とが入り混じり、見難くわかり辛い面もあるかもしれません。ナポリのCARAVAGGIO「晩年期作品展」のように、真作だけをまとめた展示の後に、真作新提示作品や参考作品を展示するのが順当なのでしょう。
しかし、今回のラ・トゥールの場合、作品の年代測定も議論の最中のようで、時系列に並べるのも無理があるようです。今回の企画展示は「アルビ<キリストと十二使徒>」「ヴィエル弾きシリーズ」などにグループ化して、真作と模作を並べ、「昼の情景」と「夜の情景」のある複雑な画家ラ・トゥールの全体像を見せているのではないかと思いました。

花耀亭はラ・トゥール作品に心惹かれるるうちに、それを模写した作品もなんだか興味深く観ることができるようになりました。「聖アレクシウスの遺体の発見」などみごとな模写で、失われたオリジナルがますます観たくなります。小姓の衣装が薄紫色のヴァージョンの優れた模写作品がロレーヌ博物館にもあります。模写ではありますが、2作品を並べて観たいな、なんて思ってしまいました。

ロックではありませんが、模作はそれを写した画家によるオリジナル画家へのトリビュート作品なのだと私は思うのです。
CARAVAGGIO「キリストの埋葬」などはルーベンスを始め数多くの画家が模写しているようです。それらを集めたトリビュート・アルバム、じゃなかった、CARAVAGGIOトリビュート作品展をぜひ観てみたいものだと思っている花耀亭でございます(^^)