時遊人~La liberte de l'esprit~

優游涵泳 不羈奔放 by椋柊

ドン・ジョヴァンニ 天才劇作家とモーツァルトの出会い 42

2010-04-21 | 映画
1763年・ベネチア
ユダヤ人の少年が
キリスト教へと改宗し
神父になった
彼の名はロレンツォ

数年後
神父として聖職についていたが
その裏で
信仰に反する詩を書くなど
背徳行為を行っていた
そして
ついにそれが上層部にバレ
15年国外追放



ヴェネツィアを離れるに際し
友人・カサノヴァからウィーンに住む
アントニオ・サリエリに宛てた紹介状を一筆したためて貰い
いざ!
新天地へ…

1781年のウィーン
劇作家として
すでに名声を得ていたロレンツォは
自由な気風の大都市ウィーンで
新進気鋭の音楽家モーツァルトと出会う…



イタリア語のオペラ制作に
意欲的なモーツァルトの台本を任されたダ・ポンテは
稀代の色男‘ドン・ジョヴァンニ’に
自らの愛の体験を反映させ
ヴェネツィア時代に出会った女性
アンネッタへの純愛を織り込んだ作品を
完成させようとしていた

その物語に魅せられたモーツァルトは
身を削って作曲に没頭していく…




途中
睡魔に襲われてしまった…

歌うなら歌うだけ
演技するならそれに徹して欲しい
σ(^^;) 的に…

とは云え

自分の想いを愛を
素直に受け入れてくれないアンネッタに
どうにか理解して貰おうと
2人の駆け引きを作品にし
その上
モーツァルトに曲をつけさせ
それをアンネッタに演奏させるんですよ

モーツァルトが
何気に恋のキューピットに変身~

女性にモテモテでありながら
意中の女性が現れた途端
猛然とアタックするダ・ポンテ
それも
得意ジャンルを駆使して
モーツァルトにまで助太刀させるとは

いやはや…参りました




ダ・ポンテは
1792年から1805年までロンドンで過ごした後
アメリカに渡米
フィラデルフィアを経てニューヨークへ移り住む
市民権を得て89歳の人生を全うしたそうです
自由な生き方を追求した
ダ・ポンテらしい人生といえるのかな?