Reflections

時のかけらたち

難民生活の終わり・・・  end of refugee life

2024-05-22 23:59:55 | a day in the life

5月20日にトランクルームに預けていた荷物と共に我が家に戻ってきました。
まだまだ片付けが続きますが、何とか必要なものは収まり、今日はクリーニングに出していたカーテンも届きました。

家のお風呂に入れてほっとしています。そして何よりも自分のベッドで寝ることの安らぎ。
難民なんていう言葉を使って申し訳ないと思うのですが、落ち着く場所のあることは幸せなことです。

4月から5月にかけてのリフォームでは4月の水回りの時は、ゲストルームにいるくらいなら京都に行こうということ
になり、京都・広島への旅行。5月はフローリングの工事だったので荷物は全部運び出し、私たちはゲストルームにいて
毎朝、確認しながら、進めて行きました。錆のようなものがでてしまっていたクローゼットの扉もこの際変えて、部屋が
生まれ変わりました。私の部屋のベッドの横に置いたピアノは弾いてよと誘っているようです。今回の最後になるだろう
リフォームで考えたことは何かやりたいときにすぐ取り掛かれるようにするということと、動線の確保です。
5月の工事の時は最後にゲストルームが取れなかったので、箱根に1泊して帰ってからの引越し作業に備え休養しました。
その前にも新宿御苑を歩いたり、小石川植物園の年間パスポートがほとんど使わないうちに1年経ってしまうので急遽
冷温室の花が見たくて行って来たりして、自分の家とゲストルームの2拠点生活でした。

 

テレビと冷蔵庫とポットしかないゲストルーム

各棟に1室しかありません。
今年からアメニティも廃止したとか・・

ここには寝に帰るだけでした。ボビンレースもすこしだけできましたが、本はなかなか読めませんでした。


小石川植物園(5月14日)では珍しいヨウラクランを近くで見ることができました。

高尾山でいつも遠くから見ていた花?です。

見たかった冷温室の高原の花たちは終わっていたり、ちょっと残念でした。

それで温室の方でお気に入りに会ってきました。





いつも温室の前のベンチでお弁当を食べます。
遠くにいる人と繋がっているような気持ちになれる青空で、どんどん流れて行く雲を見ていました。




三脚を立てて、写真を撮っている人がいました。センダンの花でした。


来週はリフォームの前から計画していた伊勢路歩きです。引越しが一段落して、天気が悪そうなのでスケジュールを確認しながら
いくつかのルートの検討に取り掛かります。

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しばしの休憩 ・・・ brief rest

2024-05-18 23:49:05 | a day in the life

エゾルリソウ


リフォームももう少しで完了と言う時に、マンションの下のゲストルームが取れなかったので
娘と1泊で箱根で過ごしていました。戻ってまたゲストルームに2泊すればこの難民生活も終わります。

再び荷物を戻す前の一時の平和な時間です。

高速バスで箱根湿性花園に行き、午後はガラスの森美術館でゆったり過ごしました。


 

ウツギやクロユリ、ツツジがきれいに咲いていた箱根湿性花園。
北海道の珍しい花にも会いました。




 

テラスでランチを取り、カンツォーネを聞きました。イタリア人の歌手が懐かしいアルディラやチックエッティの歌や
ボラーレなどいろいろ歌って青空の下、気分はイタリアでした。

美術館のホールでもヴァイオリンの演奏があり、やはりイタリア人でイタリア語と英語の説明でしたが La Mia Vita
と言う曲を弾いてくれてとてもいいメロディだったので探しました。

久々のリゾート気分です。しばしの間体を休めることができました。

翌日の今日は湯元で温泉に入って、東京に戻り、リフォーム完了の報告を受けました。荷物の戻りが月曜なので
まだ寝泊まりすることができません。

 

 

Il Volo E La Mia Vita

 

May 17-18  2024   Hakone

 

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非日常の中の日常 ・・・ daily life in an extraordinary setting

2024-05-11 22:51:42 | a day in the life

今、マンションの中の小さな2拠点生活をしています。
同じ棟のゲストルームが取れなかったので隣の棟のゲストルームと半分しか使えない残った家具と荷物に囲まれたTVも
見れない居間との間を行ったり来たりの毎日です。外食を避けるためにキッチンへの通路は確保してもらっています。
ゲストルームでは何もなくTVと冷蔵庫があるだけで読書するか何か手仕事をするかしかできません。デスクトップのPCを
使っているので部屋に戻らないと使えないのでとても不便。
朝食と昼食をとる時だけ家に戻り、夜はゲストルームに寝に行くので、かなり生活習慣が改善されてきています。制約が
あるというのはいいことですね。時間をだらだらと使わなくなりました。

ゲストルームに戻るとまたちょっとした旅行気分になります。まるでホテルのように全く日常生活ができない環境。
それでもボビンレースができると思い、荷物を運びました。

水曜日にはお茶の稽古に久しぶり出かけることができ、すでにお風呂に変わり、まったく新しく感じですっかり忘れて
います。こんなに新鮮でいいのかと思いますが、その時間を楽しむことはできます。これをお稽古と言っていいのか
どうか・・  少しずつ少しずつ体に沁み込ませて美しい所作ができないといけないと思っている所。昔習った時より
見た目の美しさや、本質にこだわっています。集中するいい時間です。

火曜に引っ越し作業が終わり、水曜日から第2期のリフォーム工事が始まりました。その日に今月は1回しか行けないお茶の
稽古。娘と一緒に表参道でお昼を食べてからお茶室に向かいました。

ランチはがっつり、まい泉でいただきました。

帰りに少しどこか見て行くと思っていた娘でしたが、急に雨が降ってきて、少し雨宿りしてから
また雨が降るといけないからと言って帰りました。私はのんびりいつもと違う道を通って
稽古場に。



おじいさんがどいてくれない~


ヨーガンレールがこんなところにありました!



すてきな和服のお店。浴衣じゃないよね?









石楠花のつぼみの力強さにパワーをもらいました。


季節は休回転・・・


May 8  2024  Minami-Aoyama




木曜日はやっとボビンレースをゲストルームの一角で再開。


1ヶ月以上ぶりの手仕事。このハートはきれいにできるまで何枚も練習しなければなりません。
繰り返すうちにいろいろわかってきます。

体調を極端に悪くしていた友人の無事がわかり、ほっとした午後。
外に出ればさわやかな風が吹いていました。

心配する人がいることはつらいことだけどいいことなのだと思う。
人の命を大切にできるということは私の命もつないでくれる。

May 9  2024

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何と素晴らしい日! (追記あり)・・・ What a wonderful day!

2024-04-04 09:31:05 | a day in the life

今日はなんという日なのでしょう!
この喜びを伝えたくて花緑さんの独演会小さん23回忌興行の前に急遽書くことにしました。

台湾の地震で津波警報が出て心配でしたが、注意報が解除されたとのことでよかったです。

この数年、私の懸案事項だった織機のことです。この一度半分引っ越しする機会に地下にある織機を上に持って
来たいと思っていました。ところが組み立てたりする時に必要な説明書がここに引っ越してきて一度ある場所が
わかったのですが、またみつからなくなりました。

それでこの織機での織物を最初に習うきっかけとなった私のピアノの先生の娘で私の小学校低学年の時の親友に
マニュアルがあるかどうか電話したら、もうないということで、次に最初に織を習った先生の所のお嫁さんの
真理子さんに連絡しました。10年少し前に亡くなられた先生ですが、その後お電話をいただいてお会いするところ
だったのですが、今度は主人が亡くなり、それどころではなくなってしまいました。その時に同じく機織りを習った
ことのあるみどりちゃんも一緒に会うはずでした。それから10年以上が流れました。もうどこの家の織機も近くの施設に
寄付してしまったとのことでしたが、久しぶりにお元気な声を聞いて、あの頃を思い出します。まだ20代の中頃でしたが
週1回お弁当持ちで通っていました。私がフルタイムで仕事に戻り、昼間通えなくなり、その時の次男さんのお嫁さんの
関係で林辺先生を紹介していただき、プロの人に習うことになりました。

どこにも織機の名前の手掛かりさえなく、みどりちゃんから確か笠原とか言わなかったかしらと織機の名前がわかりました。
それでもインターネットで探しても出てこなくて、織機は原理はどこも同じだから組み立てることができるかなと思って
あきらめていました。

リフォームのための片付けを初めて、最初に何回となく以前も探したスーベニールのポケットファイルのうち1冊を開けたら
開けたそのページになんとこの織機のマニュアルが出てきたではありませんか!

  他にも手紡ぎ車のガイダンスも・・・

やっぱり笠原だったのです。もう一度ネットで検索してみると笠原吉太郎という画家の妻で、なんと佐伯祐三たちとも
交流があり、目白文化村に住んでいたことがわかりました。家から歩いて行ける距離に笠原さんは住んでいたのです。
この発見に舞い上がる気分でした。なんという偶然。私のピアノの先生だった小学校の親友のお母さんが直接この方に
織物を習い、私に織物の良さを教えてくれました。彼女の紹介で同じくそこで習った方を紹介していただいて
習いに行くようになりました。そのころの笠原さんはもうかなりの高齢だったと思います。

気になる下落合というブログのシリーズから笠原美寿の生涯を知ることができました。
笠原美寿の父は星野銀治で名主で沼田銀行の頭取でもあり、母が美寿16歳の頃亡くなり、家のことや家業でもあった養蚕などで
忙しく過ごして、18歳に東京の青山学院の中の女子手芸学校に通う。その後洗礼を受ける。沼田に帰り、フランスのリヨン国立
美術学校意匠図案科を卒業して帰国した当時は農務省技師であった笠原吉太郎と結婚(美寿22歳)。麹町から1920年にアトリエ
付きの目白の家を建て引っ越し、その後笠原氏は退職し洋画家としてデビュー。8人の子供を貧しい中苦労して育てあげたが
娘二人を失うという不幸な出来事もあった。1954年夫が78歳でこの世を去ったあと、小型の手織り機を開発し、普及に努めた。

 

私はこれからの老後を何をしておくろうかと日夜迷った末、やっぱり手織が老人に最もよい仕事であると確信しました。
しかしその時は以前に使った織機は駄目になりましたので、よし現代の家屋に向くような小型であって何でも織こなせる
ような織機を作ってみようと考えました。それは画室に架けられた夫の野外写生に使った三脚が目に止まり、その三脚の
ヒントを得てそれをA字型にして織るに必要な整経のクイを後方の斜面にうえ、また横糸を巻く糸車を取付けてきわめて
重宝な立体手織機の試作が私の手で作り上げられました。             笠原の手織り機と基礎織より

 

 


もし部品が使えなかったらと思い糸栄産業販売部というところに電話したら、電話口に出られた方のお父様(=秋山さん)
がこの織機にかかわっていたがもう他界していて、その事業はしていないとのことでした。

 

もう10年以上前のことだったでしょうかジィオデシックのパーティで林辺先生の友人だった元花椿(資生堂の広報誌)
編集長の平山景子さんにお会いした時に織をまたおやりなさいと言われたことが心にずっと残っていました。
笠原美寿さんが私と同じ学校出身でなんと住んでいたところも今の私の近くだったなんて・・・
これはもう織機を組み立てて、再開するしかないです。もしうまく組み立てられればですけれど・・・

 

笠原美寿と吉太郎の生涯を知ることができた、下落合のブログです。
私が持っている手織り機の奥にあるストーリーを知ることができました。

佐伯作品が架けられた笠原吉太郎葬儀。 [気になる下落合]

笠原吉太郎の鐘馗と美寿夫人の手ざわり。 [気になる下落合]

八面六臂の活躍をする笠原美寿。 [気になる下落合]

老後を楽しく暮らす美寿夫人の原動力。 [気になる下落合]

笠原邸はコロナのワクチンを家から歩いて接種に行った聖母病院の手前にありました。古地図を片手に歩いても面白そうです。
この中の記事にある柳瀬正夢は主人方の親戚です。

 

今日はいろいろ片付けを続行して、ずっと闘病生活の夫と家族を応援してくれた義理の姉からの山のような手紙もでてきて
励まされて支えられて生きてきたことも思い出されました。最初はちぎり絵等があるきれいなはがきだけを取り出しましたが
あの素晴らしい文章を捨てるわけにはいかなくて、また取っておくことにしました。彼女は小さなころ病弱で学校をずいぶん
休みましたが母親に手紙を書きなさいと言われて、文章をたくさん書いたとのことで、どれもすごく楽しい手紙なのです。

とにかく奇跡的な一日だったので、前日にマニュアルについて問い合わせた方たちに見つかったことをお知らせして、
友人にも私の喜びを知ってもらいたくて電話で話しました。ショートメールでは言い表せません。友人はすごく価値がある物
じゃないと言ってくれました。普通の木製の織機なのですけど・・

その後も注意深く使用しなくて取ってあるだけのいらないものと、思い出のある大切なもの、捨てたら二度と手に入らないものを
分ける作業を続けました。

 

 

April 3   2024

 

追記)

ブログ「落合学 (落合道人 Ochiai-Dojin)」から写真の転載の許可をいただきましたので星野美寿(笠原)関連の写真を
載せさせていただきます。ありがとうございました。

 

1927年(昭和2)5月に佐伯祐三が制作した『笠原吉太郎像』

笠原吉太郎の描いた落合風景  
佐伯祐三の絵とよく似ています。お互いに影響を与え合ったのでしょうね。

 

星野美寿 活発だった少女時代
ドメス出版から星野達雄『からし種一粒から』(1994年)という本が出ていることを教えていただきました。
3代にわたり、キリスト教信仰に立った一族のことが書かれているということです。

夫亡きあと、70代を過ぎてから開発した笠原手織機。
関東一円で織を教えて、広めたとのことです。

 都会にある老人ホームの建設に尽力されたという行動力に驚きます。

 


落合で活躍された素晴らしい方を知ることができて、とても嬉しかったです。

 

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ハプニングのお墓参り ・・・ happening grave visit

2024-04-02 23:57:59 | a day in the life

3月30日

3月の終わりは1月のような気温の日から10度以上上がり、初夏の陽気となりました。
妹たちがお墓参りに行くというので一緒に行くことを約束していましたが、妹と甥の連絡ミスで、来たのは
甥だけでした。3人で両親と義理の兄が眠るお墓にお参りに行きました。この暖かさで、固い桜のつぼみも
これから開花していくのでしょう。墓地では途中、やっと1本の木の桜がきれいに咲いていました。

この墓地には山田耕筰のお墓や両親のお墓の近くに松田優作のお墓があります。

娘も今年が人生のターニングポイントとなりました。
自分で考えて、新たな人生の一歩を踏み出す前に、かわいがってくれた祖父母の墓にお参り
できて良かったです。


同じ墓地にある、母方の祖父母のお墓にもお参りしました。大好きな祖母と、尊敬する祖父や
若くして亡くなった従弟と叔母、そして新しく昨年他界した叔母の名前が記されていました。
たくさんの人があちらの世界に行ってしまいました。

黄砂が舞っているというどことなく霞がかった青空でしたが、とても暑く、でも気持ちよく晴れた日でした。

 

ちょうどお昼時だったので、霊園の入り口にあるお店でランチ。
お正月以来だったのでいろいろ話をしながら店長お薦めの海鮮丼をいただきました。
本来なら妹と久しぶりのおしゃべりをしたかったのですが・・・ 妹も娘とのお別れ会ね
なんて言っていたのにね。まだすぐ京都に行くわけではないのですが。

年度末だったので、休みでも甥には仕事の連絡が入ったりしていて久しぶりにいろいろ世の中の話が
聞けておもしろかったです。



いつもVolvoに乗せてもらうのが楽しみですが、デザインも乗り心地も本当にいいです。




vaper gray  という明るいグレーがすてきでした。vaper は霧の意味があったのですね。
電気自動車ですが、次回はもう少し小型になると話していました。

帰りは道も混んでいないので送ってもらいました。

行きの新宿駅は人があふれ、車も渋滞していたそうです。お花見日和で桜はまだでも、人がいっせいにくり出したようです。

 

この前のお花が咲いていない時期のお花見ミニクラス会の帰りに、お墓参りの話をしていたのですが、彼らはよく行くようで
行くとすっきりすると話していました。どこにいても無くなった親や祖父母のことは思うのですが、またその場所に行くことは
違うようです。何か気持ちが軽くなります。

帰りの車の中でも、甥とは世界的規模の話ができるので面白かったです。

 

March 30  2024   Akiruno

 

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引っ越しモードの一日 ・・・a day in moving mode 

2024-03-20 23:59:29 | a day in the life

3月20日

リフォームの計画が立って、資金繰りについても銀行に相談したり、インターネットバンキングで初回の
振込を済ませたり、家にいられない間の滞在についても考え、大体すべてが決まりました。

それで今日は久々にお雛様の片付けから始まった、再びのクローゼット整理に加速度が増して、もうフラフラ・・
久しぶりに目にするものを見て、過去からよみがえってくることもあり、時間の中を行き来するので頭の中が
もうごちゃまぜでした。こんなものも持っていたのだと忘れたものもあって・・ この長い人生の時間の中を
フラッシュバックするのは大変。おしゃれだったTの最後まで取っておいたイタリア製のスーツとか、しまっておくだけ
だったものは処分することにしました。娘もおばあちゃんが書いてくれたものは捨てられなくて取っていると・・
活用できるものとほんとうに大切な思い出だけ取っておくことにしました。私が描いた下手な油絵は好きなものだけ
写真にとっておいてあとは捨てよう・・

スッキリと暮らしやすくを目指して、最後の整理です。ちょうどいい時期のリフォームだったかもしれません。

お昼ごろ娘と近くのスーパーに買い物に行く途中にモクレンにヒヨを娘が見つけました。
写真を撮って、帰ってから見たら、なんとお子様もいるではないですか・・ 子供と一緒のヒヨを見たのは初めてでした。

 


コロンとしていてかわいい幼鳥でした。

 

お昼はスーパーの近くのびゃんびゃん面のお店に入りました。
娘が以前に発見したお店で、日本人は入っていなくて中国人ばかりのお客さんの店でした。
この町に住んでいると、いながら旅行をしているような気分になります。

刀削麵は知っていたけどこれは初めて。

かわいい器です。

食べられないかと思ったけど、完食して夕飯は食べなくてもいいねと話して。


 

 


片づけていてみつけたファイロ・ファクスには娘が生まれた時の写真が挟んであって、保育園探しのメモなど
いろいろな当時の記録があって、何十年も前にまた心が飛びました。

夜はもう頭とざわつく心を休めてなぜか小田和正を思い出して、聴いていました。JWalkの曲も久しぶりに聴いていたら
なんと元ボーカルの中村耕一を主役にした映画がこの秋公開されるとのこと。あの声が好きです。

「JAYWALK」一夜限りの復活で『何も言えなくて…夏』を熱唱!


生きてきた年月を想わざるを得ない一日でした。自分のブログで小田和正を検索していたら、妹とコンサートに
一緒に行ったことも忘れていました。一人で行った記憶しか残っていなくて・・ 記録を見て妹が流した涙は
何だったのだろうと思ったりしました。

ファイロ・ファックスにはなんと星岡の料理教室のメモまで入っていて、定年後に行けるようになって
昔と今の自分を対比するのも面白いとも思いました。

ファイロ・ファックスを再びこのリフォーム・プロジェクトのメモに使い始めました。
Tの親友が当時ロンドンの留学から帰って来て、もらったそのころからはやり始めたシステム手帳です。

 

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心臓の定期健診 ・・・follow-up on a heart condition at a university hospital

2024-03-14 23:59:36 | a day in the life

火曜日に第4回目のリフォーム会社との打ち合わせも済み、その間滞在する場所もほぼ決まりました。
各種届をマンションの防災センターに提出。引っ越してから20年間中を見ていなかった地下倉庫も中身を
出して捨てられるものは捨てました。昨日は資源ごみ回収にだして、本は棚に置いておくと持って行きたい人が
持って行けるようになっています。子供の本は結構持って行ってくれました。スプーンおばさんとか・・・
大きな台車でたくさん運んで、それからお茶の稽古に行ったのが昨日。なので昨日はちょっとグッタリ状態。
仕事で講演大会の時はテキストや本を台車で運んだりしていたので、あの感覚をちょっと思い出しました。
今日はなかなかできなかったボビンレースを時々ベルカントの録音を聴きながらやりました。

ブログは月曜日の大学病院での受診からアップです。


3月11日

寒い日と春の暖かさが入り混じるいつもの3月の天気です。
March comes in like a lion, and goes out like a lamb という言葉がぴったり、三寒四温ではないけれど
その繰り返しです。この言葉はWilliam Ingeの戯曲Bus Stopで初めて知りました。

半年に1回となった手術を受けた大学病院でのフォローです。

京都トレイルのガイドブックと、ナポリは恋人の歌詞を持って出かけました。
時間がうまく使えて、お茶の水の学生街界隈も少し歩くことができました。

 最近借りて来た本

 



午前中にほとんど待たずに心電図、血液検査と回ることができました。
午後の受診時刻まで、お昼を食べにお茶の水界隈に。



見逃してしまいそうなロシア料理の店を探し当てました。
サラファンというお店です。






ロシア紅茶もおいしかったです。スグリのジャムが入っていました。

 

 

就職したての頃、たまに職場から帰りに寄ってお茶をしたり、織の仲間と食事をしたなつかしい
山の上ホテルも休館に。

 

 

昭和の歴史ある建物もどんどん壊されて行ってしまうのでしょうか・・・
この形をとどめての改築にしてほしいけれど・・・

大学の校舎が立ち並ぶお茶の水の裏通り。
大学っぽいコンクリートがむき出しの建物もありました。

スタイルズケーキが近かったのでよってみるとまだケーキが残っていたので取り置きしてもらって
午後の受診の後に受取り、そのまま地下鉄で帰ることにしました。


お茶の水散歩をしてもまだ時間があったので、病院の空中庭園のベンチでスマホに録音してあった
ベルカントのレッスンのうち「ナポリは恋人」を練習しました。日差しも暖かく、歌の歌詞と同じように
feliceと感じさせる日でした。

1時半の予約が取ってあった循環器の診察は、2時近くになっていましたが、検査の結果は
特に異常はなく、血液検査の結果はとてもよかったとのこと。近くの病院でもそういわれていました。
少し食べ物に注意するようにはなりましたが。時々動悸が感じられて今まではそんなに感じなかったのに
と先生に話すと、あまり気になるようだったら一日を通して測ることができるので、いつでも言ってくださいと
言われました。気にしているだけかもしれないのですが、手を上にあげた時は必ずドキドキするので
ちょっと心配は残ります。もっとひどくなったら24時間の検査をしてみようかと思いました。

再び大学の間を通り、神保町方面へ。

なつかしいカザルスホール。

ベルカントで一緒だった方の息子さん夫婦がやっているケーキ屋さん


新宿3丁目まで都営新宿線、そのあとはバスですべてシルバーパスで帰りました。

家の近くのバス停を降りて、公園を通り抜ける時、コゲラが鳴いていました。

シャガもたくさん咲いていました。



 

家に戻ってから、防災センターにゲストルームの確認に行き、リフォームのⅡ期のほとんどと
1期の最後、京都から戻ってからの滞在を予約しました。お部屋も見せてもらいました。本来はゲストが2泊3日くらい滞在
のためなので、料理とか作れるスペースはありません。ゆったりしたホテルの一部屋と同じです。
リフォームも結構多く、部屋がうまっていて焦りました。最初は軽井沢を予定していたので、こちらをチェックしていません
でした。

手続きを済ませて、部屋に戻る途中、夕方の飛行機の発着がすごくて思わず写真を撮りました。5分くらいの間に7機は通過した
と思います。







 





 

持って帰ってきたケーキは食後に。


March 11  2024   Ochanomizu

 

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春が霞みそうな日のベルカントのレッスン ・・・ Bel Canto lesson on a hazy spring day

2024-03-12 23:56:59 | a day in the life

今回の九段フェスは春雨でのピッコロコンサートの後、準備時間が少なく、ちょっと無理があるけど
やるしかないので、レッスンの前後にさすが焦って練習しています。

先生のおっしゃるできないところは体に刷り込むしかないので、素振り練習のように何回もすれば
できるようになると言われ、反復練習をしています。

何事も習って少しわかってくると面白いのですが、またリセットされる恐さもあり、リセットされないくらい
刷り込まないといけないのですね。前々回のレッスンを聴き直すと新鮮なので困ってしまいます・・・

今回はカンツォーネばかりになりましたが、とにかく口が回りません。
ナポリ弁も多いのですが、何とか意味が分かって歌うと楽しいです。

特に「ナポリは恋人」の
famme torna' guagliona というところが好きです。私を少女に戻してというところ・・・

Napoli, fortuna mia,
m'ero scurdate che
a felicità
è 'n 'a nuttate e stelle,
terra 'e Santa Lucia,
è 'na canzona antica
cantata m'iezz' a' via.

Napoli, fortuna mia,
tu ca vuo' bene a chi vo' bene a te,
famme torna' guagliona,
famme canta' felice,
famme abbraccia' do' mare,
famme truvà a Maria
Napoli, fortuna mia.

 

「ナポリは恋人、Napoli Fortuna Mia」ジリオラ・チンクェッティ、GIGLIOLA CINQUE

 

私が少女時代に流行った曲。伊東ゆかりとかいろいろな人が日本語で歌っていたカンツォーネも当たり前にヒットしていた時代。
あの頃のTV番組に「兼高かおるの世界の旅」があってとても楽しく見ていたことを思い出します。あの語り口も。

 

 

レッスン後のクールダウンで今までに行ったことのないすてきな眺めが
見れる場所で仲間と語り合いました。

 


春を待つ千鳥ヶ淵周辺の景色がすばらしかったです。
都心の緑にほっとします。



桜の花が開いたら、また来てみたい場所。きっと昔のフェアーモントホテルのように混むのでしょうね。














春の陽ざしがキラキラと感じられる午後のひと時でした。



再び3.11で崩壊して、リニューアルした九段会館の前を通って・・・
あの未曽有の大震災からもう13年も経ったのですね。そのあと世界中を襲ったコロナもあり、
今まで経験したことのなかった日々が続きました。


夕食は娘の当番で、キムチとイカソーメン、めかぶ納豆を久しぶりに食べました。
簡単で美味しいしい定番の一つ・・・

 

March 9  2024

 

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日が暮れて・・・ after the day is over

2024-03-04 23:59:08 | a day in the life

戦い済んで日が暮れて・・

この3日間片付けモードにスィッチが入ってしまいました。
快適な生活をこれから過ごすために。

 

 

リフォームのための打ち合わせ4回目。今日は引っ越し業者さんと内装施工会社の方とリフォーム会社の
担当者の方と打ち合わせでした。この3日間は家の整理で明け暮れました。まだほんの少しですが、使わないものを
処分する方向で片づけています。物の整理ができてくるので、それは楽しいし、ヘビーでもあり、空間ができてくる
ことは喜ばしいことです。たくさんの思い出とも出会いながら進めています。

引っ越しも何回もしましたが、トランクルームに物を運びまた戻し、家具もリフォームをしない部屋に移せるものは
入れて戻すという作業が本当の引っ越しのように金額がかかり、ショック。ピアノを隣の部屋に移すだけで専門の方を
頼むので高額です。誰でも動かせないのですって。見積もってもらったら想像の倍の料金だったので疲れてしまいました。

第1期、2期の工期が決まり、今度はその間どこで暮らすかの問題になります。
4月の水回りの工事の時は京都に滞在することにして、帰ってきた娘と相談して、なかなか宿泊もとれないので
最初町屋のゲストハウスを考えていたのですが、利便性のいいビジネスホテル、いつも行くホテルが連泊だと
安くなるのでステイすることにしました。娘が京都に住む目線で滞在したいというので一緒に過ごすことに
しました。友人とも今度は京都トレイルに行こうと言っていたのですが、合間に行く時間は取れそうもないので
今回は娘と京都の町を歩き回ることに。行っている間に奈良国立博物館で空海展が始まっているので、それは
見たいかなと言った感じ。友人とは5月末の熊野古道伊勢路を歩くことを楽しみにすることにしました。

5月の工事中はどこにいようかまだ思案中です。

私にとって最後の大きな事業で疲れました。まだこれからで始まったばかりですが・・
来週正式契約を交わします。

この1ヶ月はまずこれから何をするのかを考えて、残すもの残さないものの選択です。
生き方そのものが問われます。

March 4 2024  

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旅行から帰って ・・・days after returning from a trip 

2024-02-24 23:57:57 | a day in the life

2回の京都・名古屋旅行から帰ってからもスケジュールがタイトでした。

2月10日 ベルカント
2月11日 三鷹のひつじ祭り、小金井公園(梅) 
2月12日 自然教育園(セツブンソウ)
2月13日 ボビンレース レッスン
2月14日 茶の湯のお稽古
2月15日 歌舞伎座 「籠釣瓶花街酔醒」
2月18日 イタリア語
2月20日 中学校同期会
2月24日 ベルカントレッスン

楽しかったこと、感動したこと、いろいろあったのでこれからアップしていきたいと思っています。

帰ってからすぐ取り組んだのがボビンレースとベルカントの練習。
頭の中が大混乱で疲れてはバッハを聴いてクールダウンしていました。

ボビンレースと茶の湯とベルカント、どれもまず体で覚えなくてはいけないこと。
ベルカントも新しい歌に入っています。
頭の中がわさわさすることはいいこととベルカントの安藤先生はおっしゃるけど
老人には大変なこと・・

お茶の時間もなかなか覚えられなくて大変だけど、それでもあの小間の中にいると心落ち着くのです。
「松樹千年翠」*の掛け軸でした。

*移ろいやすい世の中にあって、黙とした不変の緑を保ち続ける松。
そんな松の姿に節操と生命力を見出し、寂然として佇む風格を讃えたのが「松樹千年の翠」という禅語

                                     禅の視点 -Life- より

 

 

北村朋幹が指揮に挑戦した時に、家に帰ると小澤征爾さんが亡くなったとのニュース。
私が小澤征爾を初めて聴いたのが、東京カテドラル教会での第九。
その日は当時の皇太子・美智子さまがいらして、教会に真っ赤な絨毯がひかれたことを覚えています。
小澤の指揮で覚えていたのはなんて楽しい第九だったのだろうと思うほど喜びにあふれていたことです。
その数年後の荘厳ミサ曲も小澤征爾だったと思うけど誰のだったか記憶がありません。サイトウ・キネン・フェスティバル
では体調を崩していてファビオ・ルイージが指揮だったので聴きに行きました。
私は小澤というよりその師の齋藤秀雄さんに魅力を感じていたのでした。いつだったか中央線で小澤征爾が
お茶の水から電車に乗ってきて斜め向こうの席に座ったのを覚えています。すごくラフな格好でしたが、もしかして
病院通いだったのでしょうか・・・ 音楽に捧げた一生だったのですね。

いつ聞いたのだったか調べるのに古いノートを探しました。あの頃はノートに鑑賞したものを記録していました。
ピカソのデッサンの表紙のスケッチブックにはチケットをはっていたのですが、残念なことにそのチケットの
スクラップブックは実家が引越しの時、捨ててしまったものでした。今思うととても惜しい。館野泉の
サインが入ったチケットもあったのにね。

1974年に第9 小澤 と記録してあった。
この年はカラヤンやボリショイ・バレエ、ロイヤル・シェイクスピア、エッシェンバッハ、館野泉、ポリーニなど
就職して間もない時期で行きまくっていましたね。昔の自分に出会って、なんだか今とあまり変わらないなと思ったり。
でも結婚してからがすっかりできなくなっていました。何十年も間が抜けて再びと言った感じでしょうか・・
このノートの記録は1984年で終わっていました。

ホセ・カレーラスのロイヤル・オペラを聴きに行ったのが初めてのオペラでしたが、最近ネットで見ていたら
パッパーノ指揮で今年公演があることは知っていたけど、横浜の公演がマチネで安く行けることを知り、どうしても
行きたくなり、ポチっと押してしまいました。安い席からなくなっていてまぁぎりぎり払えるところで。もうオペラは
行けないと思っていましたが、リゴレットは女性にとっては好ましいストーリィではありませんが、パッパーノの集大成
のオペラと言われてはそそられます。ミラノ・スカラ座のライブ・ビューイングではちょっと拒絶感があったので
また確かめたいと思います。

ロイヤル・オペラ公演 リゴレット

 

              

昨日から娘が沖縄旅行に行っていて、のんびり過ごしています。
いると食事の時間とか追われてしまって、最初は気が抜けるかと思ったけれど、快適でした。
まぁ必要としてくれる人がいることは嬉しいことではありますが・・ もう自立していい年。
自分自身で切り開いて行ってほしいです。

気持ちよさげな写真が届きました。彼女にとっても変革の年になるでしょう。

 

朝、榊を変える時に初めて花を見ました。

かわいい花が咲くのですね。特に木の花は咲くことも知らない木が多いです。

今日はベルカントのレッスン。

簡単な朝食を取って、慌てて出かけました。


特に最近の先生の教え方が厳しくて・・もう帰りに珈琲でも飲んで帰らないと気持ちが静まりません。
いつもの専修大学のカフェ、センダイカフェでパンのランチで仲間と頭を冷やしました。

帰りに新宿により、バスで帰りました。これで全部シルバーパスで家まで帰れます。

家の近くの公園の梅が満開でした。


昨日は今シーズン最低の気温で寒かったけれど、今日はお日様も照って、暖かく感じられました。

夕飯は高島屋でお寿司を買って来てしまったので、白菜と豆腐の澄まし汁だけ作って
済ませました。

 

こちらは昨晩の夕食

鮭を野菜と一緒に蒸したのですが、久しぶりにおいしかったです。人参と新玉ねぎ、セロリと一緒に
白ワインとバターを入れて蒸し煮。この野菜の組み合わせが甘くてとてもおいしいのです。ロマネスコは一つ買うと
量がたくさんあるので何日も利用しています。ちぢみほうれん草も甘さが増しておいしいです。
一人だったのでパンとワインでのんびりと。

昨日の昼食は夕食分の鮭を少し取って、鮭とマッシュルームのレモンクリームパスタにしました。

なんだか同じ素材でしつこそうなものが続いてしまいました。

 

夕方は今年の熊野古道の伊勢路や京都トレイルの相談をしたりして、魅力の尽きない熊野です。

 

コメント (2)
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