Reflections

時のかけらたち

Karuizawa on my mind

2008-08-24 17:05:50 | memories



また再び緑の風の中へ
緑の中に包まれて
もう東京にいるのは限界と
軽井沢へやってくる夏・・・

軽井沢の別荘は祖父が体の弱い祖母が夏を過ごすために建てた家。
もう祖父も祖母もこの世にはいないけれど・・・
軽井沢へ行く途中祖父が迎えてくれるように私の心の中にやってきた。

幼稚園生だったか、小学生だったかその頃からほぼ毎年夏を過ごしてきた
軽井沢・・・
祖母が入院している時や祖父が亡くなってから一時行くことができなくなったが
また再び毎年来られるようになって嬉しい。周りには新たに叔父、叔母が建てた
別荘があり、毎年一度大阪のいとこ達にもここで会うことが出来る。
祖父がみんなに会えるよう遺してくれた家・・
私はいつも子供に自分が親からしてもらったことをさせてあげたいと思っている
が、軽井沢で一緒にサイクリングが出来て、ほんとうに嬉しく、感謝の気持ちで
いっぱいになる。

私が小さな頃の軽井沢行きはほとんど汽車で、碓氷峠を越えるとき、トンネルの数
を妹と数えながら軽井沢に近づきました。叔父の運転する車で行く時は、何時間
かかっただろうか・・碓氷峠を越えるのが大変でした。

軽井沢の離れで、木々と鳥の声に囲まれて、卒論のホイットマンのLeaves of
Grass を書いた学生時代・・
北原白秋のからまつの詩が情景にぴったりでした。

晴山ホテルでよく新日本フィルのサマーコンサートをやっていて、安田謙一郎も
聴きに行ったことあったっけ。リハーサルのベートーヴェンピアノコンチェルトが
森の奥から聞こえてくることもありました。今度大賀ホールというすばらしいホールが
出来て一度コンサートに行きたいとも思っています。

自転車で旧軽や晴山ホテル(現在プリンスに吸収)まで行って、紀伊国屋では外人
の男の子がアルバイトで売っていたチョココーティングのアイスクリームを食べる
のが好きでした。

祖父がみんなを引き連れて、栄林へ食事へ行ったこと、軽井沢ゴルフ・クラブへ
祖父を送りに行って、クラブハウスからゴルフ場を見たり・・

職場の友達といった時は雨の中サイクリングをして、よその別荘で雨宿り・・
そのうちその家の人が帰ってきてタオルを貸してくれたことなど想い出は尽きません。

あるずーっと昔の夏、ヨーロッパ旅行で出来た友達とサイクリングした時は、鹿島の森で
ジョン・レノン、小野洋子、ショーンに会いました。小野洋子は結構あの長い髪で
自転車を押している姿を街でも見かけたりしました。3人でくつろいでいたので、
そっとしておきました。

離山房は水上勉、ジョン・レノンゆかりのカフェですが、今では人が多すぎてあまり
行くこともありません。散歩に歩いてよく行きました。お花の先生とカメラマンが
やっている店で今では高齢になられて時どき閉まっていることもありました。
いつもすてきな花がいけこんであり・・水上勉の「一日一生」という言葉がかけてあった
のを覚えています。
その日一日生きればいい・・

私がリピートする好きな場所はトンボの湯(星野温泉)、ホテル鹿島の森、プリンス
ホテルのカフェテラス「マロン」・・間違ってもアウトレットには行きません。
セゾン美術館の庭、脇田和美術館、ごくたまにタリアセン・・
いつも家にいて緑の空気に囲まれ、南原を散歩するだけで充分です。

東京にいる時と違い、夜になるとすぐ眠くなります。東京では4~5時間くらいしか
睡眠が取れませんが、こちらでは8時間寝ています。
ムーンも野生にもどり何か雰囲気が変わります。
朝入れるミルク・ティーがほんとうにおいしく、朝食が一番おいしく感じられる
のですが、水のせいか・・空気のせいか・・

一度クリスマスの時期に来たことがあります。別荘は冬仕様になっていないので
旧星野温泉(今は星のや)に泊まりましたが、タイヤを買い替え、碓氷峠を越えるときは
ハンニバルのアルプス越えみたいでした。あちこちでチェーンをつける人、
引き帰えす人がいました。雪は結構軽井沢では珍しくホワイトクリスマスでした。
子供とホテルハンプトンコートのイヴェントに参加してサンタさんよりプレゼントをもらいました。


コメント (8)
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