Reflections

時のかけらたち

星岡日本料理講習会へ ・・・ to learn Japanese cooking

2014-04-20 23:55:26 | my favorite



昨日ヨガの後で念願の日本料理の講習会に初めて参加しました。





20年以上も前、主人の親戚の家で音楽教師を定年退職した方が
とてもおいしい玉子焼きを朱塗りのお皿で出してくれました。
その時に、阿佐ヶ谷の星岡で懐石料理を習っているとお聞きしました。
定年後の贅沢です。私もいつか習いに行くことができればと
手帳にメモしておいたことが、私の定年に重なり、最後は日本料理かなと
そのだしの取り方とか何も実行しないで過ごしているので
私も最後の贅沢に習っておきたくなりました。

母が時々本物の味を作ってくれたので、本物がどんなかわかりました。
鰹と昆布でとっただしがどんなにおいしいか・・・

忙しい暮らしをしていればどうしても省からざるを得ないものです。


日本料理のきめ細やかさを料理人の方から、目の前で
いろいろな会話をしながら教えていただきました。
これはたくさんのネットのレシピやTVでは得られないこと・・・

のんびりと串を打った魚が焼けるまで、いろいろな話が広がります。
日本料理の春の素材や、デリカシーについて感じられました。
こういうスローな時間が流れるときって、今までなかったような気がする。

料理が一つの芸術にもなるというのが日本料理やフランス料理なのですね。




この粽の巻き方が面白くて、家でもやってみたくなりました。中身は一つはたけのこのお寿司、もう一つは
スモークサーモンを酢飯に乗せたものです。













後で別の部屋で試食をします。



また、教室まで行くのに最初は鷺の宮経由、最後はバスで中野に出て
主人の運転でよく買い物に行ったりしたルートでとても懐かしく
思いました。中野や阿佐ヶ谷時代・・・

そして星岡の家はまるで、吉祥寺でお茶を習っていた先生の家を
思い出させる貴重な日本家屋でした。茶事をしょっちゅう行って
いるとのこと。裏でなければ顔を出してみたいと思ったほど。












とても素敵な宇宙です。




帰ってから深山和えという、大根おろしで、鶏のささみをあぶって裂いたものやきくらげ、きのこなどで
和える料理を取り入れてみました。教室では鶏の代わりにホタテを使っていました。
下味を何回も重ねて和えていく日本料理はまた、デリケートなものですね。
いつもはめんつゆなんかで和えてしまいますが、簡単なのと手抜きしないのと両方知っておきたいです。
でも和食はやはり素材ごとに下味をつけるなど、かなり時間がかかってしまいました。
時間のゆとりがないと、今までの生活では30分で作れることが大切なことでした。
これからはたまには手をかけた料理が作れると思います。なんだか器がほしくなってきたけど・・







April 19  2014  Asagaya
コメント (2)
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