Reflections

時のかけらたち

音楽の贈り物 ・・・ grace that music brings

2014-06-26 23:51:52 | music
6月26日 芸術劇場

ヴァイオリン:イザベル・ファウスト 
ピアノ:アレクサンドル・メルニコフ





曲目
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第29番 イ長調K.305
シューベルト:幻想曲 ハ長調D.934 Op.159
シューマン:3つのロマンス Op.94
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調Op.108

アンコール
  シューマン、ブラームス、ディートリヒ
 F.A.Eソナタ
  第2楽章  インテルメッツォ
  第3楽章  スケルツォ




     


「彼女の音からは、情熱、強い意志、感情の高まりを感じることができ、
さらには、心を和ませる温もりと美しさまでも感じ取ることができる。
それは、音楽に隠されているリリシズムの調べを表出させるものである。」(ニューヨーク・タイムズ)

使用楽器は、ストラディヴァリウス「スリーピング・ビューティ」(1704年製)。


また素晴らしいヴァイオリニストを発見。
この前のフランク・ペーター・ツィンマーマンのバッハソナタも良かったけれど
ファウストの紡ぎだす音も素晴らしかった。
最初は少しこもった感じもして、不思議な音だった。

シューベルトの幻想曲のその幽玄な感じの素晴らしかったこと。
もちろんピアノもよくて。
シューベルトは年を取るほど、いいと思えてくる作曲家です。

プログラムは私の好きな作曲家のラインで、期待通りの
演奏会でした。
シューマンを聴くと涙が出そうになる。いろいろな思いがよぎるから・・
忘れていた感情がよみがえる。それがすごく悲しいことだったりして。

ブラームスのソナタは今さらですが完成度の高い作品だと思いました。
ブラームスってこんなに情熱的だったかしらと思いました。
イザベル・ファウストのせいでしょうか・・・

アンコールは自由にのびのびとして素晴らしかったです。
もう素晴らしいの言葉しか浮かばない表現力のなさです。

音楽は私にとって最高の贈り物。


今回はいつも一緒に行っている義理の姉つながりの方が
行けなくて、音楽の好きな友人と一緒でした。

帰り道に、最近の私のブログを見てくれて
種は知らないうちに蒔かれていていて、何十年もたって
芽を出すことがあるのだねと話していました。

最近大切なことを思い出してよかったと思っています。
今、学生時代や若いころに読んだ本のことなど思い出して
結構わくわくしています。忙しくてすっかり忘れていたことでした。

これからすることの一つが見えてきたようです。

コメント
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