物事が決まっていくときって
不思議と運命に導かれるように決まってしまうことが多いような気がする。
そのように流れていってしまうような・・
今回のサイトキネンのチケットにしても・・
松本のサイトウ・キネン・フェスティバル、今年は小澤の代わりにファビオ・ルイージがオペラの指揮を
することになったのを知り、行きたいと思ったもののチケットを手に入れるむずかしさを聞いていて
桐朋出身で松本に住んでいても難しいとか、演奏者からもらっているとかいろいろな話を身近な人から
聞いていて半ばあきらめていましたが、声をかけた友人に助けられてチケットが手に入りました。
発売開始にほぼ完売状態になったとのことで、ラッキーだったと話してくれました。
私は今日と昨日は法事が続き、発売時刻に列席しなければならない状態でした。
友人のおかげで始めて、地方にコンサートのために行くことになりました。今年の夏の最大のイベントです。
ファビオ・ルイージのコメントです。
「ファルスタッフ」は、学生の時から大好きなオペラです。若い時はなかなか理解できなかったのですが、人生経験を重ねることで、少しずつですが、「ファルスタッフ」の世界を理解できるようになったと思っています。
ヴェルディは多くのオペラを作曲しましたが、喜劇は二つしか書いておりません。
若い時に書いた最初の作品は失敗し、今では忘れられてもいいと思うような作品です。しかし、晩年、もう1回、喜劇に挑戦したのが「ファルスタッフ」です。若さにあふれ、プラス思考と喜びが満ちています。
比較的短いオペラですが、ヴェルディの全てのエッセンスが入っている傑作です。
また、彼の最後のオペラ作品でしたから、次の世紀に開花しようとする、新しい音楽を予測するようなものも入っております。
「ファルスタッフ」は、ヴェルディが数十年ぶりに、喜劇に取り組んだ作品ですが、当時、そのようなリスクを負わなくてもいい立場でありながら、「挑戦したい」という強い思いに駆られて作曲したものです。
「傑作」と申し上げましたが、音楽の世界、絵画の世界、そして文学の世界でも、傑作というのは、非常に完結した見事な世界がそこにあります。
つまり、その作品に作者の人生のあらゆる要素をしっかり盛り込んでいるのです。
例えば、オペラ「ファルスタッフ」の主役(ジョン・ファルスタッフ)は老人ですが、若い人への愛、年配者の愛、富を持つ者や権力者の傲慢さなど、あらゆるものが入っています。
「ファルスタッフ」の世界に住んでみたいと思うぐらい、そこに一つの完成された世界があります。
パシフィック・ミュージック・フェスティバルでのルイージ
時間の合間をみつけてどこかに出かけたりする時もそう。
今年は素敵なバラとの出会いもいくつかあって・・突然明日ねなんていうことも
あった。そこに行って工事でバラ園が姿を変えてしまう最後のチャンスで
あったり、友人はお世話になった方に偶然会ったり・・
散歩や旅行にしても、ちょっと遠回りをしたり、反対方向を向いたら
すごい景色が展開されたり、ここに今頃咲いていたのねと思う発見やら・・
そういう意外性や発見も心ときめきますね。突然のルート変更で思わぬ収穫が
あったり。
この前小石川後楽園に行った時もいつも通る道を反対から歩いたり、見たりするのが
面白かった。他でもこういうことがあったと思ったけれど、そういうことが時々あるので
どこか思い出せない。道に迷って偶然面白い街の風景に出会うことも・・
箱根に行った時、水芭蕉には会えなかったけれど、ブルーポピーに会ったり、どこに行っても
富士山がきれいに見えたり・・
これからもいろいろな感動を重ねて生きていきたい。
不思議と運命に導かれるように決まってしまうことが多いような気がする。
そのように流れていってしまうような・・
今回のサイトキネンのチケットにしても・・
松本のサイトウ・キネン・フェスティバル、今年は小澤の代わりにファビオ・ルイージがオペラの指揮を
することになったのを知り、行きたいと思ったもののチケットを手に入れるむずかしさを聞いていて
桐朋出身で松本に住んでいても難しいとか、演奏者からもらっているとかいろいろな話を身近な人から
聞いていて半ばあきらめていましたが、声をかけた友人に助けられてチケットが手に入りました。
発売開始にほぼ完売状態になったとのことで、ラッキーだったと話してくれました。
私は今日と昨日は法事が続き、発売時刻に列席しなければならない状態でした。
友人のおかげで始めて、地方にコンサートのために行くことになりました。今年の夏の最大のイベントです。
ファビオ・ルイージのコメントです。
「ファルスタッフ」は、学生の時から大好きなオペラです。若い時はなかなか理解できなかったのですが、人生経験を重ねることで、少しずつですが、「ファルスタッフ」の世界を理解できるようになったと思っています。
ヴェルディは多くのオペラを作曲しましたが、喜劇は二つしか書いておりません。
若い時に書いた最初の作品は失敗し、今では忘れられてもいいと思うような作品です。しかし、晩年、もう1回、喜劇に挑戦したのが「ファルスタッフ」です。若さにあふれ、プラス思考と喜びが満ちています。
比較的短いオペラですが、ヴェルディの全てのエッセンスが入っている傑作です。
また、彼の最後のオペラ作品でしたから、次の世紀に開花しようとする、新しい音楽を予測するようなものも入っております。
「ファルスタッフ」は、ヴェルディが数十年ぶりに、喜劇に取り組んだ作品ですが、当時、そのようなリスクを負わなくてもいい立場でありながら、「挑戦したい」という強い思いに駆られて作曲したものです。
「傑作」と申し上げましたが、音楽の世界、絵画の世界、そして文学の世界でも、傑作というのは、非常に完結した見事な世界がそこにあります。
つまり、その作品に作者の人生のあらゆる要素をしっかり盛り込んでいるのです。
例えば、オペラ「ファルスタッフ」の主役(ジョン・ファルスタッフ)は老人ですが、若い人への愛、年配者の愛、富を持つ者や権力者の傲慢さなど、あらゆるものが入っています。
「ファルスタッフ」の世界に住んでみたいと思うぐらい、そこに一つの完成された世界があります。
パシフィック・ミュージック・フェスティバルでのルイージ
時間の合間をみつけてどこかに出かけたりする時もそう。
今年は素敵なバラとの出会いもいくつかあって・・突然明日ねなんていうことも
あった。そこに行って工事でバラ園が姿を変えてしまう最後のチャンスで
あったり、友人はお世話になった方に偶然会ったり・・
散歩や旅行にしても、ちょっと遠回りをしたり、反対方向を向いたら
すごい景色が展開されたり、ここに今頃咲いていたのねと思う発見やら・・
そういう意外性や発見も心ときめきますね。突然のルート変更で思わぬ収穫が
あったり。
この前小石川後楽園に行った時もいつも通る道を反対から歩いたり、見たりするのが
面白かった。他でもこういうことがあったと思ったけれど、そういうことが時々あるので
どこか思い出せない。道に迷って偶然面白い街の風景に出会うことも・・
箱根に行った時、水芭蕉には会えなかったけれど、ブルーポピーに会ったり、どこに行っても
富士山がきれいに見えたり・・
これからもいろいろな感動を重ねて生きていきたい。