今日はいとこの1周忌があり、祖父母やいとこや叔父が眠るお墓参りをしました。
両親も同じ霊園なのですが、広い霊園で離れて眠っています。
いとこの子供は大学2年と中学1年。まだまだお母さんは大変です。
長い1年だったと話していました。
叔父のいとこの方にも久しぶりにお会いしましたが、僧侶の無常の話しにもあったように
日常の当たり前の生活ができること、こうしてここにみなさまと会えることを感謝したいと
話していました。彼の亡くなった両親の出身は熊本でした。
今日は先週の大ミス。モイツァ・エルトマンのコンサートについて。
その日は仕事が終わって家に帰ってから半年に1回の病院の検査とその結果説明の日程、関連の科の
受診スケジュールなど仕事に合わせて複数の予約を取るために病院への連絡で6月のカレンダーを
開けていたためにすっかり当日のコンサートを忘れていて、スケジュールを手帳に書き写そうとして
気が付き、開演に近い時間に家を飛び出しました。そうだったポリーニのコンサートと続けてあったのだったね。
ポリーニでなくてよかったのですが、コンサートは途中から入ることになりました。
エルトマンは3度目ですが、1回目はメストレとのコンサート、2回目はカルミナ・ブラーナだったと記憶しています。
プログラムに工夫があったように思い、きれいな声で心地よかったですが、それ以上でもなかったような・・
駆けつけて聴いた私の方が悪かったのかもしれません。
4月20日(水)
東京文化会館
アーティスト
ソプラノ:モイツァ・エルトマン
ピアノ:マルコム・マルティノー
曲目
R.シュトラウス:もの言わぬ花Op.10-6
モーツァルト:すみれK.476
R.シュトラウス:花束を編みたかったOp.68-2
シューベルト:野ばらD.257
R.シュトラウス:サフランOp.10-7
シューマン:重苦しい夕べOp.90-6
R.シュトラウス:オフィーリアの3つの歌Op.67-1~3
リーム:オフィーリアは歌う
ライマン:「オレア」よりヘレナ
R.シュトラウス:夜Op.10-3
シューマン:レクイエムOp.90
R.シュトラウス:万霊節Op10-8
シューベルト:万霊節の連祷D.343
R.シュトラウス:私は漂うOp.48-2
メンデルスゾーン:歌の翼にOp.34-2
R.シュトラウス:星Op.69-1
ライマン:「オレア」より賢い星
アンコール
モーツァルト ラウラによせる夕べの想い
R.シュトラウス 明日の朝
外でシューマンの重苦しい夕べを聴いてオフィーリアから
中に入りました。
アンコールの2曲がすばらしく、特にmorgenはよくコンサートでも聴く曲ですが
ピアノのイントロからして引き込まれます。
マルコム・マルティノーは前回のクリスティアーヌ・カルクでの伴奏に続いての登場です。
エルトマンではないのですが、アーリーン・オジェーの動画が見つかったので
もう一度その曲を聴いてみることにしました。
Abendempfindung an Laura ラウラによせる夕べの想い
(Texdichter unbekannt)
モーツァルト 31歳の時の作品(父の死後に書かれた)
モーツァルト自身も35歳で亡くなっている。
Abend ist's, die Sonne ist verschwunden, 夕闇が迫り、陽は沈み、
Und der Mond strahlt Silberglanz; 月は銀(しろがね)のように輝き、
So entflieh'n des Lebens schönste Stunden, そして人生の美しい時間(とき)は
Flieh'n Vorüber wie im Tanz! 舞踏のように過ぎてゆきます。
Bald entflieht des Lebens bunte Szene, やがて人生の華やかな情景は消え去り、
Und der Vorhang rollt herab. 生命(いのち)の幕が閉じられるのです。
Aus ist unser Spiel, des Freundes Träne 私たちは舞台を降り、親しい人々の涙が
Fließet schon auf unser Grab. 私たちの墓を濡らします。
Bald vielleicht mir weht, wie Westwind leise, やがて、穏やかな西風のように、
Eine stille Ahnung zu かすかな予感が吹き寄せると
Schließ' ich dieses Lebens Pilgerreise, 私は生涯の旅を終え、
Fliege in das Land der Ruh. 安らぎの土地へと去ってゆくのです。
Werd't ihr dann an meinem Grabe weinen, 私の墓を涙で濡らし、
Trauerund meine Asche seh'n, 灰となった私を目にする時には、
Dann, o Freunde, will ich euch erscheinen ああ、親しい人よ、私もまた姿を現し
Und will Himmel auf euch weh'n. 天国の息吹きをあなた方にも伝えましょう。
Schenk' auch du ein Tränchen mir 一粒の涙を私に注いでください、
Und pflücke mir ein Veilchen auf mein Grab; ひとひらのすみれを私の墓に供えてください。
Und mit deinem seelenvollen Blicke あなたの心をこめたまなざしで
Sieh' dann sanft auf mich herab. 私を優しく見つめてほしいのです。
Weih mir eine Träne und ach! 私のために泣いてください、ああ!
Schäme dich nur nicht, sie mir zu weih'n, 泣くのを恥ずかしがらないでください、
O sie wird in meinem Diademe おお、あなたの流す涙は、私にとって
Dann die schönste Perle sein. 何物にも代えがたい真珠となるのだから。
Morgen あしたの朝
そしてあした、太陽は再び輝くでしょう
そして私の歩いてゆく歩道を照らし
私を再びあの人に会わせ、幸せにしてくれるでしょう
光に満ちたこの地上で...
そして広い、青い波の打ち寄せる浜辺に
私たちは静かにゆっくりと降りてゆく
そして私たちは黙って目をみつめ合う
そして物言わぬ喜びが私たちの上に降り注ぐ...
Und morgen wird die Sonne wieder scheinen
Und auf dem Wege,den ich gehen werde,
Wird uns,die Glücklichen,sie wieder einen
Inmitten dieser sonnenatmenden Erde …
Und zu dem Strand,dem weiten,wogenblauen,
Werden wir still und langsam niedersteigen,
Stumm werden wir uns in die Augen schauen,
Und auf uns sinkt des Glükkes stummes Schweigen …
前回のエルトマンの紹介
Mojca Erdmann sings Mozart
両親も同じ霊園なのですが、広い霊園で離れて眠っています。
いとこの子供は大学2年と中学1年。まだまだお母さんは大変です。
長い1年だったと話していました。
叔父のいとこの方にも久しぶりにお会いしましたが、僧侶の無常の話しにもあったように
日常の当たり前の生活ができること、こうしてここにみなさまと会えることを感謝したいと
話していました。彼の亡くなった両親の出身は熊本でした。
今日は先週の大ミス。モイツァ・エルトマンのコンサートについて。
その日は仕事が終わって家に帰ってから半年に1回の病院の検査とその結果説明の日程、関連の科の
受診スケジュールなど仕事に合わせて複数の予約を取るために病院への連絡で6月のカレンダーを
開けていたためにすっかり当日のコンサートを忘れていて、スケジュールを手帳に書き写そうとして
気が付き、開演に近い時間に家を飛び出しました。そうだったポリーニのコンサートと続けてあったのだったね。
ポリーニでなくてよかったのですが、コンサートは途中から入ることになりました。
エルトマンは3度目ですが、1回目はメストレとのコンサート、2回目はカルミナ・ブラーナだったと記憶しています。
プログラムに工夫があったように思い、きれいな声で心地よかったですが、それ以上でもなかったような・・
駆けつけて聴いた私の方が悪かったのかもしれません。
4月20日(水)
東京文化会館
アーティスト
ソプラノ:モイツァ・エルトマン
ピアノ:マルコム・マルティノー
曲目
R.シュトラウス:もの言わぬ花Op.10-6
モーツァルト:すみれK.476
R.シュトラウス:花束を編みたかったOp.68-2
シューベルト:野ばらD.257
R.シュトラウス:サフランOp.10-7
シューマン:重苦しい夕べOp.90-6
R.シュトラウス:オフィーリアの3つの歌Op.67-1~3
リーム:オフィーリアは歌う
ライマン:「オレア」よりヘレナ
R.シュトラウス:夜Op.10-3
シューマン:レクイエムOp.90
R.シュトラウス:万霊節Op10-8
シューベルト:万霊節の連祷D.343
R.シュトラウス:私は漂うOp.48-2
メンデルスゾーン:歌の翼にOp.34-2
R.シュトラウス:星Op.69-1
ライマン:「オレア」より賢い星
アンコール
モーツァルト ラウラによせる夕べの想い
R.シュトラウス 明日の朝
外でシューマンの重苦しい夕べを聴いてオフィーリアから
中に入りました。
アンコールの2曲がすばらしく、特にmorgenはよくコンサートでも聴く曲ですが
ピアノのイントロからして引き込まれます。
マルコム・マルティノーは前回のクリスティアーヌ・カルクでの伴奏に続いての登場です。
エルトマンではないのですが、アーリーン・オジェーの動画が見つかったので
もう一度その曲を聴いてみることにしました。
Abendempfindung an Laura ラウラによせる夕べの想い
(Texdichter unbekannt)
モーツァルト 31歳の時の作品(父の死後に書かれた)
モーツァルト自身も35歳で亡くなっている。
Abend ist's, die Sonne ist verschwunden, 夕闇が迫り、陽は沈み、
Und der Mond strahlt Silberglanz; 月は銀(しろがね)のように輝き、
So entflieh'n des Lebens schönste Stunden, そして人生の美しい時間(とき)は
Flieh'n Vorüber wie im Tanz! 舞踏のように過ぎてゆきます。
Bald entflieht des Lebens bunte Szene, やがて人生の華やかな情景は消え去り、
Und der Vorhang rollt herab. 生命(いのち)の幕が閉じられるのです。
Aus ist unser Spiel, des Freundes Träne 私たちは舞台を降り、親しい人々の涙が
Fließet schon auf unser Grab. 私たちの墓を濡らします。
Bald vielleicht mir weht, wie Westwind leise, やがて、穏やかな西風のように、
Eine stille Ahnung zu かすかな予感が吹き寄せると
Schließ' ich dieses Lebens Pilgerreise, 私は生涯の旅を終え、
Fliege in das Land der Ruh. 安らぎの土地へと去ってゆくのです。
Werd't ihr dann an meinem Grabe weinen, 私の墓を涙で濡らし、
Trauerund meine Asche seh'n, 灰となった私を目にする時には、
Dann, o Freunde, will ich euch erscheinen ああ、親しい人よ、私もまた姿を現し
Und will Himmel auf euch weh'n. 天国の息吹きをあなた方にも伝えましょう。
Schenk' auch du ein Tränchen mir 一粒の涙を私に注いでください、
Und pflücke mir ein Veilchen auf mein Grab; ひとひらのすみれを私の墓に供えてください。
Und mit deinem seelenvollen Blicke あなたの心をこめたまなざしで
Sieh' dann sanft auf mich herab. 私を優しく見つめてほしいのです。
Weih mir eine Träne und ach! 私のために泣いてください、ああ!
Schäme dich nur nicht, sie mir zu weih'n, 泣くのを恥ずかしがらないでください、
O sie wird in meinem Diademe おお、あなたの流す涙は、私にとって
Dann die schönste Perle sein. 何物にも代えがたい真珠となるのだから。
Morgen あしたの朝
そしてあした、太陽は再び輝くでしょう
そして私の歩いてゆく歩道を照らし
私を再びあの人に会わせ、幸せにしてくれるでしょう
光に満ちたこの地上で...
そして広い、青い波の打ち寄せる浜辺に
私たちは静かにゆっくりと降りてゆく
そして私たちは黙って目をみつめ合う
そして物言わぬ喜びが私たちの上に降り注ぐ...
Und morgen wird die Sonne wieder scheinen
Und auf dem Wege,den ich gehen werde,
Wird uns,die Glücklichen,sie wieder einen
Inmitten dieser sonnenatmenden Erde …
Und zu dem Strand,dem weiten,wogenblauen,
Werden wir still und langsam niedersteigen,
Stumm werden wir uns in die Augen schauen,
Und auf uns sinkt des Glükkes stummes Schweigen …
前回のエルトマンの紹介
Mojca Erdmann sings Mozart