Reflections

時のかけらたち

2月の星岡日本料理講習会 ・・・ 2018.02.08 Hoshigaoka Japanese cuisine workshop

2018-02-09 23:59:54 | dish
和服で星岡を楽しむという喜びが倍になる古い家屋で
昔ながらの方法で料理を教えてもらい、落ち着いたお座敷で
出来上がった料理をいただきます。

日程が星岡が空いている日を使うので、いつもランダムで
土曜日が1日入っていても、用事のある日だったりすると休暇を取らなければ
なりません。今回も休暇を取っての参加です。体調も不良で、なかなか風邪が
抜けません。明日の友の広告の中にあった「フレイル(虚弱)予防」という言葉
初めて知りました。

それでも晴れて日差しがあり、あまり寒くなかったので助かりました。
前回は雪で和服はあきらめました。その時に着ようと思った組み合わせで
着て行きました。前回着物を着たときに、前結びでもこの方がいいというのを
YouTubeで見つけたのですが、もうすっかり忘れて、また最初に習った前結びに
戻ってしまっていました。本当に回数を重ねないと覚えないものです。







着物は牛首紬、帯は秀やが銀座三越で企画展をしたときのもの。(染の参考にしようと思っていたのだけど・・・)
帯揚げは珍しいローズピンク系の帯に池田で合わせた時に買った薄いピンクがかった紫色。帯締めは貝紫のドットが入っています。


星岡につくと先にあるばとろすさんがいらしていて(存在感のある草履が玄関にありました)、なんと今日は生徒は二人です。贅沢ですよね。
菊地さんの黄八丈がインパクトがあります。帯も思わず微笑んでしまう招き猫でした。
あるばとろすさんのブログで見ることにしましょう。

2月の献立
 椀  白菜椀
焼 物 さけ野菜味噌焼き(今回は姫ます山椒焼き)
    カリフラワーぼんぼり
煮 物 しし大根(味噌味)
蒸 物 空也蒸し
酢 肴 とりべあえ
小 鉢 しめじ当座煮
ご 飯 百合根ご飯


丁寧な仕事は、感触の違うものが出来上がります。
白菜も凧糸で結んで固いところが下になるように茹でますが、
取り上げてからは軸と葉を交互に重ねて行きます。
きれいに形を整えて、鶏のスープでゆっくりと煮て味を
含ませます。温まるお料理です。







はやとうりが珍しく、粕漬けがおいしかったです。







空也蒸しと、まったりととろみをつけた酢の物の器がすてきです。







床の間の花はサンシュユでした。もう咲いているのかしら? 新宿御苑ではサンシュユもマンサクもまだ何も気配がありませんでした。
お軸は木彫りの犬と華という字で大徳寺の名前が入っていました。かわいい字です。

















できたての百合根ご飯を一口、講習の時にいただきましたが、お鍋で炊いたご飯がとてもおいしくて、
百合根のほんのりした甘さが口の中に広がりました。














帰り道に、バス停で自転車で犬の散歩をしていた若い女の人が、振り返って「お二人とも着物で素敵ですね」と
声をかけて通り過ぎて行きました。私とあるばとろすさんはコート来てるけどねと通り過ぎてから言って
笑いました。何か嬉しくなりますね。



朝、出かける前に珍しく日光方面の山が見えたので、撮っておきました。
空気の澄んだ1月~2月には時々見ることができます。







普段は目にしないのですが、エレベーターホールから階段の方に行くとスカイツリーも見ることができます。
コメント (8)
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