Reflections

時のかけらたち

Con te partirò ・・・・ 君と旅立とう

2024-03-17 23:59:16 | thoughts

先週は病院での定期フォローアップ、リフォーム打合せ、地下倉庫の第1回目の片付け、クローゼットの中の片付け、処分
お茶の稽古、リフォームの資金繰り計画と第1回目の支払い、リフォーム中のホテルやゲストルームの予約、日々のベルカント
の練習と土曜日の九段フェスのリハーサルと花緑の落語、そして今日のイタリア語接続法過去とまぁふだん何もしない私に火が
ついた状態でした。

今週は小学校のクラスメイトとのお花見とベルカントのレッスンと九段フェスティバルの本番、北村朋幹のコンサートだけの予定
なので、先週あまりできなかったボビンレースと今後のリフォーム資金計画とひたすら歌の練習と片付けの日々になりそうです。

リフォームも人生ギリギリのタイミング。
これ以上遅らせると、体力的にも難しく、私の周りでもリノベーションをする同期も何人かいます。手足が動くうちにねと。
いつも低空飛行の私。中学校の担任に君には早めの準備が必要と言われていたのはさすが先生、よく見ていらっしゃると思いました。
結婚が37歳、出産が43歳、運転免許も40過ぎて取ったし、すべて年齢すれすれで通過しています。

リフォームもマンションの給排水管の耐用年を過ぎていて、同じ階のリノベを見せていただいたのが、きっかけとなりこの流れに
乗りました。ちょうどTOTOのイベントもあり、価格面でも国の水回りのエコに関しての補助金も始まったばかりでのグッド・タイミング
でした。資金もたまたま定期預金に回していたものが多かったので他はあまり解約しなくても済みそうです。

リフォーム期間中も、娘が移住したがっている京都に1週間滞在して、その後ずっと誘われ続けていた義理の姉の住む広島までこの際、
行ってみる計画にしました。昨年末にも想像していなかった今年の大イベントです。そしていよいよ後期高齢者に突入する年です。

九段フェスの発表曲、旅がテーマなので「ナポリは恋人」「アリヴェデルチ・ローマ」「君と旅立とう」の3曲を毎日のように練習して
いますが、特に思い出の曲「君と旅立とう」は今さらですが、詩の意味が心に響きました。

 

Andrea Bocelli - Con Te Partirò - Live From Piazza Dei Cavalieri, Italy / 1997

 

Quando sono solo sogno all'orizzonte e mancan le parole,
si lo so che non c'è luce in una stanza quando manca il sole,
se non ci sei tu con me, con me.

Su le finestre mostra a tutti il mio cuore che hai accesso,
chiudi dentro me la luce che hai incontrato per strada.

Con te partirò paesi che non ho mai veduto e vissuto con te, adesso si li vivrò.
Con te partirò su navi per mari che, io lo so, no, no, non esistono più,
con te io li rivivrò.

Quando sei lontana sogno all'orizzonte e mancan le parole,
e io si lo so che sei con me con me,
tu mia luna tu sei qui con me,
mio sole tu sei qui, con me, con me, con me, con me.


Con te partirò paesi che non ho mai veduto e vissuto con te, adesso si li vivrò.
Con te partirò su navi per mari che, io lo so, no, no, non esistono più,
con te io li rivivrò.

Con te Con ten su navi per mari che io lo so
no, no, non esistono più
con te io li rivivrò.

Con te partirò
Io con te!

この曲は仕事の担当が変わり、とても苦しかった時代に毎朝聴いて出社していた思い出の私を支えてくれた曲でした。
1998年にいきなり国際会議を担当した時でした。ボッチェリのコンサートにも妹とBunkamuraのホールに行ったこともありました。
もう30年近く前のことですが、その時に樫本大進が多分母親と聞きに来ていたのを目ざとく妹が見つけました。私は子供を
だれに預かってもらったのだったか・・・姉だったのかしら?

今この年でもCon te partiròが心に再びよみがえってきました。
Su le finestre mostra a tutti il mio cuore che hai accesso,
chiudi dentro me la luce che hai incontrato per strada
という詩が好きです。

« Con Te Partirò » (君と旅しよう)

の中の訳、「心の中に閉じ込めた光」というのがいいですね。

若い頃、映画『天井桟敷の人々』の中でアルレッティ(ギャランス)の「人間は心の中に光を灯したり、消したりして生きていく
ものなの
」というセリフが大好きでした。

 

また見てみたくなったすてきなジャック・プレヴェールの台詞とアルレッティ、ジャン・ルイ・バローの演技。
映画史上No.1とも言われる『天井桟敷の人々』です。

 

この映画にはマルセル・エランのこんなに素敵なセリフもあったのですね。

「誰も愛さない・・・絶対の孤独。誰からも愛されない・・・絶対の自由」「哲学者は死を想い、美しい女は恋を想う」

 

 

 

 

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