バッハがとても聴きたくなって図書館から借りてきたオラフソンのバッハを立て続けに聴いています。
今日は近くの診療所にクリニックでやり残したがん検診のために出かけただけで、久々にボビンレースの復習。難しい
ブルージュのテクニックをやってみないと先に進めないのですが、レッスンで最後にやったマジック・スレッドの所が
間違っているように思えて頭の中がグシャグシャになってしまいました。ベルカントのレッスンの新しいカンツォーネの
録音を聴きながらやっていたがいけなかったみたいです。また今度頭の中をリセットして取り掛かることにしました。
夕方から夕食以降もずっと聴いているのがオラフソンのバッハ。とても心落ち着き、時に元気が出る躍動的なバッハ。
気が付けば今日は亡き夫の命日。10年の月日が流れました。いつも座っていた椅子に目が行きます。元気な時は笑顔が
多いTでした。今でも微笑みかけてくれるような気がします。とても近くに存在を感じた日でした。
仕事や看病で疲れていた時に私をずっと支えてくれていたのが音楽でした。
今は自分の人生なのに何か大きな力に導かれているような気がします。自分の意志ではなく、そういう流れができて
いるような・・・
亡くなった親友の声が今でもいつも聞こえます。私の旧友との再会も不思議な感じがします。代わりに気の合う友達を
与えてくれたのでしょうか・・・ でも長い年月どれだけのストレスの中生きて来たのかと世俗と離れた生き方を
見ていると思ったりします。今は孤独の中幸せに生きてるようだけど。
Víkingur Ólafsson – Kaldalóns: Ave María (Official Music Video)
カルダロンのアヴェ・マリアやモーツァルトの〈主をほめたたえよ〉(《ヴェスペレ》 K.339から)、ブラームスの間奏曲など
素晴らしい曲がたくさん入っている、グランドピアノとアップライトピアノ両方で録音したアルバムです。美しすぎて
涙がたまってしまいました。
このアルバムと一番上のバッハ・カレイドスコープは買って持っていたくなるCDでした。
最近は食事も素材の味をかみしめるようにおいしくいただいていて、私大丈夫かしらと思ってしまいます。感動することも
多く、数々のコンサートに加えて、まだアップしていませんが、先日見た歌舞伎は素晴らしかったです。
最近、マタイによる福音書の中の山上の垂訓が思い出されています。「心の貧しいものは幸いである」という逆説的な
フレーズから始まる有名な教えです。
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