Reflections

時のかけらたち

無垢なる響き・・・ヒラリー・ハーン

2008-03-07 23:00:08 | music


ヒラリー・ハーンに出会って、チェロが大好きだった私が、初めてヴァイオリンが
ほんとうに好きになりました。







初めて日本に来た時に「まるで音楽が誕生する神秘の瞬間に立ちあっているような
美しさ」と評されました。「・・どこにも無理のない清らかな連弓がきしみのない
無垢な響きを可能にする。・・・神経の行き届いた重音、変容する音色など思えば
卓越したテクニックなしにはありえないのだが、聴いている間はひたすらバッハの
奥深い世界に圧倒されていた。」

私が聴きに行ったのは2回目の来日のオペラ・シティでのバッハのプログラム。
ピュアな音楽に心安らぎました。

今回はシベリウス・・初めて聴きます。
あとMDでブラームスとストラヴィンスキーのコンチェルトを持っていますが、
こちらもとてもいいです。
バッハもほかの演奏家と聴き比べるとみんな違いますね。彼女のはまったく癖が
ないという素直な感じがします。
音楽は作曲する人がいて、それを具現する人がいないと成り立ちません。
演奏家のものに曲がなります。クラシックがクラシックでなくなり生きた人のものになる。
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ヨーヨー・マ + モリコーネ

2008-03-06 23:57:59 | music


私のお薦めCD。
特に眠る時は・・
ニュー シネマ パラダイスのノスタルジア
曲から映画に入るなんて珍しいけれど、数年前、ヴィデオを借りて来て
見ました。
CDの中ではミッションのテーマソング、レディ カリフが好きです。
ミッションは昔映画の予告を見たことがあるので、見る気がしませんが
曲はすばらしいです。森の中にいるような感じです。
ヨーヨー・マはバッハやバロックからピアソラまで弾く幅の広い音楽家ですが、
いつかシルクロードの音楽作りのドキュメンタリーを見てすごい人だと思いました。
実際にシルクロードの音楽家と交流しながらほんとうにシルクロードのように音楽を
作っていくわけ・・感動的でした。
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アダージェット  (マーラー 交響曲 第5番 4楽章)

2008-03-05 23:31:50 | music
急に聞きたくなって数十年前に聞いていた曲を探して聞くことがよくあるこのごろ。
ここ数日はマーラーのアダージェット。
この曲を聴くと目に浮かんでくるのがルキーノ・ヴィスコンティの「ベニスに死す」
です。映画のイントロの部分、アドリア海からベニスに確か明け方だったと思うけ
れど船で入っていくシーン・・(なぜかこの映画をイタリア文化会館のホールで見
ました。) でもなぜかベジャールのアダージェットではたそがれを感じてしまい
切なくなります。ジョルジョ・ドンのバレエで見ました。




      


数十年前ヴィスコンティの映画はほとんどでもないけれど見ました。
あの耽美的な世界・・音楽にも魅かれました。ブルックナーやショパン・・・

イタリア映画が好きで、朝日ホールでのイタリア映画祭で見た「もうひとつの世界」
や「イル・ポスティーノ」がここ数年で見に行った映画の中で心に残っていま
す。特にイル・ポスティーノは詩(言葉の持つ力)が人を動かしていくという深みの
ある映画でした。シシリアの景色が美しかったです。
モリコーネの曲に魅かれて図書館からヴィデオを借りてきて見たのが「ニュー
シネマ・パラダイス」。ラストシーンが印象的な映画でした。

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春はそこまで

2008-03-04 00:10:14 | seasons


強い春の風に揺られて







春の日差しを受けて









春の色と香りが空気にとける







買い物に行く道にも春の草が花をつける







生垣の葉も新芽が出てカラフルに







春の葉も色づく・・・







見下ろせば沈丁花も花開く






春風が水辺を渡り






雛の祭りも過ぎていく







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与 勇輝 の世界

2008-03-02 00:05:48 | art


与 勇輝 の人形 は子供の特徴をよく捕らえていて
うちの子供の小さい頃はそっくりと感じていました。





妖精の世界はほんとうに不思議な感じがします。




何年か前に見損なったパリ・バカラ美術館出展記念の展覧会が立川・高島屋に3/5-17
に来ることを偶然知りました。小津安二郎の世界展です。
この機会に実際に見てみたいと思っています。
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縷々

2008-03-01 00:46:35 | old familiar faces


縷々は私の祖父の別名です。
私の生まれるずっと前に37才でこの世を去りました。
昭和11年2月28日早朝のことです。

芸術や文学を愛し、俳句を詠んでおりました。
私の手元に句集と追悼号があります。祖父同士が学生時代の
親友でしたので写真は結構見ていました。


結核に苦しみ、最後は闘病の句が多く見られます。

血に痴れてヤコブのごとく闘えり

桐の実のさらさらとなる音にこもり


祖母がなくなった時、ずっと持っていた手帳を見せてもらいました。
その時、私は祖母の時間は祖父が亡くなった時から止まってしまった
のではと思いました。手帳には雪の降る日の葬儀の様子がメモして
ありました。祖父のことは作家とかが取材によく来たがっていると生前
祖母は申しておりましたが、あまりたくさん私も聞いていません。
もっと聞いておくのだったと今思います。(TVドラマで主人公では
ないのですが、祖父と祖母の役の人が出てきて変な感じがしました。)
祖母は私に祖父の日記を1冊くれました。その日記には文学のこと聖書のこと
思想のことがびっしり書かれています。日記の間にはルノワールの絵なんかが
挟まっていたりします。後は好きだった鹿の絵のついた灰皿、ギリシャ正教?
のクロス・・



祖父の蔵書には自分で彫ったスフィンクスのような羽を持った動物の刻印が押して
ありました。
すてきな人で会いたかったな~と思います。
父にとっては早く死なれて、その後、苦労の連続だったと思いますが・・

命日が過ぎてしまったけど、会えなかった祖父を思いました。






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