是枝裕和監督の「万引き家族」が、カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞したとのこと。
拍手です!
思えば、是枝さんと初めて会ったのは、テレビマンユニオンの新人採用試験の面接。
30年前のことです。
もう30年かあ、といった感慨はともかく(笑)。
是枝さん、おめでとう!
早く「万引き家族」が見たいものです。
第71回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に選出された「万引き家族」がパルムドールを受賞した是枝裕和監督が、5月19日(現地時間)の受賞式後、日本の報道陣の前でその喜びを語った。
パルムドールのトロフィーを持って現れた是枝監督は、「授賞式後ずっと持ち続けているので、じつは腕がもうがちがちなんです」と、少しリラックスした様子で笑顔をのぞかせた。そして「ふだんは緊張しないタイプなのですが、さすがに(壇上では)緊張しました。挨拶は喋りながら考えました。一番大きな賞を頂き、あと20年ぐらいは作り続けられる勇気をもらったと思います」とコメント。また今回家族をテーマにした作品で評価されたことについて、「『誰も知らない』のときにふだん社会のなかで見過ごされがちな人々を可視化させようと考えて作りましたが、今回もそれをストレートに出したつもりです。プレミア上映のときのリアクションも良く、海外の記者の取材を受けたときも『タッチング』や『ラブ』という言葉を良く聞いたので、届きたいところに届いたのかなと感じました」と語った。
審査委員長のケイト・ブランシェットも、「ふだんあまり目につかない人々をとりあげた作品が今年は目立った」と語り、そのなかでも是枝作品を「監督のビジョンが感じられる素晴らしい作品」と評価。また審査員のひとりであるドゥニ・ビルヌーブ監督も、「とても深く心を動かされた。深みがあり、演出も秀でていて、輝くものがある」と語った。
(映画.com 2018.05.20)