(株)カプロラクタム-blog

果たしてココは何処なのだろうか・・・
否!ココは(株)カプロラクタム代表取締役兼社員αのweblogである!

富岡工女

2015年06月15日 | Weblog

文明開化と共に、女性が働く職場としても富岡は有名だった模様です。

官営の模範工場ということで、全国から働き手を募集し、技能を身につけたら地方に戻って活躍してもらうと言う、今の技能修習生のような制度を取っていたとか。ただ、やはり頭の固い日本人には中々浸透しなかったようで、最初は「西洋人に生き血を吸われる」などという噂が立ち中々集まらなかったとか。おそらくワインを見間違えたのでしょうけど、文明開化といっても古き風習を打破するのは並大抵の努力ではなかったのでしょうね。週休1日、8時間勤務で、それなりの高給だったそうです。その後全国各地で民営化が進み、劣悪な環境の製糸場もあったそうですが、少なくとも明治政府の目指した姿は今と同じ「女性が輝く社会」だったのでしょう。

写真の場所は女工館と言って、フランスから技術指導に来た女性達が住んでいたそうです。良く見ると、鎧戸に格子状の屋根など、厳重に守られていますよね。まさか夜這い防止?(笑)

レンガと木のおうち富岡

2015年06月14日 | Weblog

フランスの技術を取り入れたレンガ造りの建物は一見地震に弱そうですが、実際どうなのでしょうか。

この写真の左の建物をよく見ると、ありえないことに気づくと思います。・・・そう、
レンガなのに瓦が!
実は災害の多い日本の風土に合わせて、木の骨組みに瓦葺きという独特の工法が用いられているそうです。何という和洋折衷・・・もちろんただの化粧レンガではなく、入口にはアーチ構造も見られますし、当時としては超でかいガラス窓も輸入して使っていたとか。ちゃんと西洋の技術も良い所取りし、色々組み合わせて耐震性を高めていたようです。正に明治日本を支えた施設だと言えるでしょう。

しかしレンガと木のおうちが最強だとして、何故後の世に広まらなかったのだろう・・・?あ、暑いからか(笑)

富岡製糸場

2015年06月13日 | 自伝

暑すぎるorz
と言うわけで、本州に残る最後の世界遺産、富岡製糸場へ行ってきました。

方角的には去年富士山を制覇した時にご一緒したかったのですが余りにも疲れたので(笑)後回しになっていたものです。まあ実際、河口湖方面から富岡へは高速もなく直線距離のようには行けませんからね・・・出直して正解だったでしょう。
無料駐車場の情報を得ていたので、多少歩きますが気兼ねなく散策に出発できました。善光寺と同様ものすごい人で、ツアー客や海外からも相当来ているようでした。流石世界遺産。入場料は1000円もし、ガイドを頼むにはさらに200円かかるとのこと。これ、世界遺産に登録されてから倍になったのですよね・・・姫路城といい、やはり取れるところで取りに来ますな。構わん、出してやれ(笑)

内部は流石に世界遺産だけあってきちんと整備され、案内板などを見ていけば十分概要をつかめるようになっています。屋久島と同様にガイドの声を小耳に挟む形でウロウロし、さらに理解を深めました。
富岡製糸場は、明治日本の富国強兵・殖産興業政策により官営で始まり、九州の八幡製鉄所と対になる国の重要施設だったようです。それまで家内工業だった養蚕を工場制手工業で大規模に経営し、たった5年で世界一の生産量を誇るようになったとのこと。また行きに通った荒船風穴と言う所で蚕種を保存しておくことで、年1しかできなかった養蚕をほぼ年中(夏以外)できるようにしたそうです。現代は化学繊維や中国の安い繊維品に押されていますが、日本もまだ少し前まではガチャマン景気に代表されるように、紡績・繊維産業が産業の根幹を成していたわけです。そのきっかけとも言うべき重要な施設がココ富岡製糸場なのですね。
まあ、当時世界一だったという歴史には確かに驚きましたが、養蚕や蚕自体は日本昭和村でも見たことがあるのでそれほど珍しいものではなく、規模も当時としては最大級でも今のトヨタとかには流石に負けるでしょう。何より今話題の産業革命遺産のような製鉄・鉄鋼・造船・石炭・軍事工場等、重工業に比べると、軽工業の養蚕は少々迫力に欠ける気がします。ただし関東圏と言うこともあり、世界遺産になったことで1年経った今でも人気は衰えず、今後も来場者は増え続けることでしょう。人は多かったですが、今回九州が話題となって少し隙ができた所に上手に観光できたものと満足しています。

ちなみに、これで自分の「世界遺産踏破リスト」はどうなったかと言うと・・・
○法隆寺地域の仏教建造物・1993年登録・2006年踏破
○姫路城・1993年登録・2006年踏破
○屋久島・1993年登録・2015年踏破
○白神山地・1993年登録・2010年踏破
○古都京都の文化財・1994年登録・2005年踏破
○白川郷・五箇山の合掌造り集落・1995年登録・1996年踏破
○原爆ドーム・1996年登録・2002年踏破
○厳島神社・1996年登録・2006年踏破
○古都奈良の文化財・1998年登録・2010年踏破
○日光の社寺・1999年登録・2005年踏破
×琉球王国のグスク及び関連遺産群・2000年登録・未踏破
○紀伊山地の霊場と参詣道・2004年登録・2006年踏破
○知床・2005年登録・2010年踏破
○石見銀山遺跡とその文化的景観・2007年登録・2010年踏破
○平泉―仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群―・2011年登録・2012年踏破
×小笠原諸島・2011年登録・未踏破
○富士山―信仰の対象と芸術の源泉・2013年登録・2014年踏破
○富岡製糸場と絹産業遺産群・2014年登録・2015年踏破
○明治日本の産業革命遺産 九州・山口と関連地域・2015年登録勧告・2015年踏破

これで残る世界遺産は沖縄と小笠原だけですね・・・ただ、沖縄はまだしも最低1週間がガチの小笠原っていつ行けるのだろう?

北海道事故

2015年06月12日 | 時事
北海道の4人死亡事故、RV運転の男を逮捕
何やらサーキット族か何かだったようですね。

自分も9年ほど前に地元で不可思議現象に遭遇しましたが、最近の原油安のせいかまた暴走車も全国的に復活してきている模様です。北海道はその道路の長さの割に車は少ないので、素人でもスピードの出しやすい環境であることは間違いないでしょう。事故のあった場所は「日本一長い直線道路」と言われているらしく、その道の人達にも有名だったとか。チキンレースでも行われていたのでしょうか?

こういう連中は一度痛い目を見ないと懲りないのでしょうけど、その代償は余りにも大きいですな。ご冥福をお祈りいたします。

浅間山

2015年06月11日 | 時事
〔浅間山〕小規模な噴火のおそれ 火口周辺警報(噴火警戒レベル2)を発表
箱根に続いて浅間山まで・・・これは本格的に富士山もやばいのでは?

「浅間(あさま)」とは元々火山を意味する古語のようで、浅間(せんげん)大社、浅間神社と言う場合は基本的に富士山信仰の神社を指すそうです。しかしこっちの浅間山は長野県の軽井沢方面にあり、「あさま山荘事件」で有名な方ですね。ちなみに浅間山が「あさま」、富士山が「せんげん」というわけではなく、寺社の読み方は普通音読みするために「せんげん」と読むそうです。「浅草(あさくさ)の浅草寺(せんそうじ)」「八幡(やはた)製鉄所の氏神は八幡(はちまん)神社」と同じですね。

昔、職員旅行で鬼押し出し園に行った覚えがありますが、リアルであれが噴き出してきたらと思うと怖いですな。

マーズアタック

2015年06月10日 | 時事
致死率40%! 治療法がない“韓国MERS感染症”の恐怖
韓国では10年ほど前にもサーズが流行っていましたが、今度はマーズらしいです。

収束宣言を出したにも関わらず、感染者は日に日に増えていっている模様です。エボラほどではないですが致死率40%で治療法がないとは恐ろしい病ですね。しっかり収束を図って欲しい所ですけど、大統領は初期段階の一番大事な時期にまたもや行方不明となり、感染拡大が起こり出すと今度はノーガードで病院へ視察に行ってその足でアメリカに行こうとして止められる等、意味不明な行動を取っているようです。これは次に日本に来るつもりでしょうか?手に負えないと分かるや国のトップが公然とバイオテロを計画し出すのは、本当やめていただきたいですな。

最早あの国からの来客はマーズアタックだと受け止めた方が良いかもしれません。

梅雨と傘

2015年06月09日 | 時事
東海地方が梅雨入り 昨年より4日遅く
雨が多くなるのはプールには辛いですが、涼しいのだけは有難いですね。

梅雨と言えば欠かせないのが傘ですけど、どうやら雨の時に傘をさすのは日本人だけの特性のようで、皆が皆傘をさしてぞろぞろ歩く姿は外国人にとって非常に珍しい光景だそうです。確かに外国人が傘をさす所は余り見ませんね。見ていたテレビでは、「日本人は時間に几帳面なので、雨による遅刻が許される海外とは違い、傘をさしてでも相手を待たせない。」みたいなまとめをしていましたけど、この結論はいくらなんでも「風桶理論」であり、強引過ぎると思いました。そんなに時間に追われる場面ばかりでなく、例えば普通に本屋やランチに出かける時だって、走った方が早い車から店まで数mの距離でも当たり前のように傘をさしますしね。「何故日本人は傘をさすのか」の問いに対する回答は、単純に、日本人は「濡れたくないから」というだけでしょう。むしろ「毎日風呂に入るほどきれい好き」だという点からまとめるべきだったと思います。それも世界では珍しいらしいですからね。外国人の視点から様々な日本や日本人の疑問を解決していく番組でしたが、明らかに番組スタッフが日本の文化や歴史を知らなさ過ぎだと思いました。
日本人は、子どもの頃から「濡れたままだと風邪をひく」とすぐに着替えさせたり、学校でも置き傘をPTAで購入したりするぐらい、日常的に濡れることに敏感な民族です。まあ、習慣化したことや「皆がやっている」ことに対しては余り疑問をもたずに右へならえと迎合する民族性と言うのも少しあるかもしれません。ただ、やはり「濡れたくない」と思う気持ちは日本人全員の共通認識のように思います。

雨は厳密に言えばただの水でなく、空気中の埃なども含みます。車なども雨の後放っておくと真っ白になるのは誰しも経験があることでしょう。自分が子どもの頃は酸性雨が流行って(笑)いましたし、最近は放射性物質とか、PM2.5、黄沙、花粉なども溶け込んでいるかもしれません。つまり日本人にとって雨は目に見えない汚れの象徴「ケガレ」であり、全力で避けたい対象であるのです。傘が日本に伝わったのは古墳時代のようですが、中国から日傘として伝わったものが日本で独自に進化を遂げて、室町時代には世界初の防水性のある雨傘が誕生したそうです。まあ、頭に直接かぶる菅笠のようなものは平安時代からありますから、日除け、雨除け、雪除けと幅広い用途に使っていたのでしょう。そう考えると、やはり「ケガレ」とか怨霊とかを畏れた時代の名残が1000年以上経った今も残っていて、必要以上に避けているのかもしれません。

しかし、やっぱ「雨に当たるとハゲるよ」とか言われれば全力で避けたくもなるよなあ(笑)

正しく怖がれない病

2015年06月08日 | 時事
「屋久島で噴火?」勘違いの風評懸念 予約取り消しも
今年の流行語は風評被害ですかね。しかし段々とその対象が劣化してきている気が・・・

箱根の時は結構厳しいことを言いましたが、何も屋久島はこの前行ってきたから庇っているわけではありません。確かに史上初の噴火警戒レベル5の発令は驚きましたけど、屋久杉のでき方でも言及した通り、あの島は火山でなく花崗岩が盛り上がってできた島だと知っていますし、今回噴火した口永良部島とは30kmも離れているから被害が及びようもないことは自明だと思っているので、旅行をキャンセルする連中を杞憂だと馬鹿にできるわけです。同様に御嶽山から飛騨高山も30km以上離れていますけど、箱根の観光地は火口2kmも離れていません。もし同程度の爆発的な噴火が起きた場合、噴煙はもちろん風向き次第では火砕流に飲み込まれる危険があるからこそ、観光地の人々も早目に避難した方が良いと進言したまでです。
このように、どこが危険でどこが危険でないかは、気象庁や現地の発表を待つまでもなく、ある程度常識に照らし合わせつつ自分で地図を開いたり必要な情報を検索したりするだけで簡単に調べることができるわけです。しかし今、「不安だから」という根拠も何もない単なる感情のみの判断で屋久島旅行をキャンセルしている人達が多いのもまた事実。今や世の中の人は、そんなこともできない知的水準だと言うことでしょうか。それに比べればまだ「安全か」と問い合わせる人の方がまともに見えますが、それにしてもちょっと調べれば分かることですし、本当に義務教育を終えたのか疑いたいくらいです。

「生きる力」の合言葉の下、「教え込む」教育から「自ら考え判断する」教育を20年近く行ってきても、ここ数年の急速なネット・スマホ環境の普及には全く追いつかず、口を開けていれば知識が入って来ると勘違いし自分で調べる努力をしない者が最近急激に増加している気がしますね。昨年度のセンター試験の国語の問題文でも言及されていた通り、ネットでのいわゆる「教えて君」や「教えてあげる君」の増加というのは、実際非常に深刻な問題なのかもしれません。
自分が子どもの頃はネットなんてありませんでしたから、分からないことや疑問に思ったことはまず親や先生に聞くしかありませんでした。しかし大人も面倒がり「自分で調べなさい」と言われるので、辞書や本を読んで調べるわけですが、自分の疑問にズバリ答えてくれる本は極稀であり、よく回り道を強いられ、派生して色んな知識が身についたものです。今はそういったプロセスを経ないまま、過去に同じ質問がされていないかすら調べずに質問し、安易に最短ルートで回答を得、それが正しいかどうかの確認もせずに信じてしまうという人がとみに多いのでしょう。これは一見「便利な世の中」になったように見えますが、果たして本当にそうなのでしょうか。教えられた情報が間違っている可能性もありますし、何故そうなるかの根拠も理解しないまま知っている気になっている人が、その情報を生かしきれるとは到底思えないからです。しかし本気で理解したいと願っても、ネットの検索は情報が溢れかえりどれが正しいか判断し辛いですし、本もネットのせいで出版不況になり、理論体系までしっかりと示したまともな本が少なくなってしまいました。自分は逆に、最近は情報を「識る」という点においては非常に「不便な世の中」になってしまったように思えてなりません。その結果、テレビで「屋久島町の口永良部島」と聞いただけで「大変だ屋久島旅行やめよう。」というわけの分からない選択に走ってしまうわけです。「正しく怖がる」ためにも最低限の情報は自分できちんと調べることは必須ですし、そのために義務教育はしっかりと勉強した方が良いですな。

まあここまで来てしまったら、伝える側も自分の流した情報を正しく受け取れる人ばかりじゃないということを心して、「この地震による津波の心配はありません」と言うような多少わざとらしい言い方をした方が良いのかもしれませんね。「屋久島町から30km遠く離れた口永良部島が噴火しました。この噴火による被災地は半径○km以内に及び、それ以上離れた地域は心配ありません。したがって屋久島に被害はありません。海路・航路ともに安全です。ヤクシマルヒロコさんとも関係ありません。」とか・・・

何かこんな感じに色々配慮して本質から外れていくコントをアンジャッシュがやっていたような(笑)

水分補給と苦情

2015年06月07日 | 時事
運転士、水飲んでも報告不要! JR東海が規定見直し
ということは、今まで水を飲むのも報告が必要だったと言うことですね。

我々が中学の頃はまだ「胃液が薄まるから部活中に水を飲むな」みたいなことも言われていたと思いますけど、今は熱中症予防に「こまめな水分補給」が叫ばれています。まあ授業中に水を飲んだりはありませんが、休み時間の度に職員室へ往復し冷たいお茶を飲んだりはしています(笑)運転士も同じ立ち仕事であり、運が悪いとずっと日当たりの良い方角に走らせないといけませんから、途中の水分補給が欠かせない職業であることは想像に難くありません。つーか普通に車の運転中とかでも飲みますしね。安全に支障がない自動運転中などにグビッとしたり、トイレに行ったりすることはごく自然な生理現象だと思うのですが、どうやらそれらの行為は必ず報告しないといけないものだった模様です。

良く見てみると、報告内容に「苦情の有無」というのがあるということは、おそらく過去に運転士が給水したことで何らかの苦情があったからこの体制が始まったと言うことでしょうか。苦情については最近も苦言を呈した所ですが、どこの世にもモンスターはいるものですし、流石に私的なメールや居眠りはNGだとしても、水分補給程度に目くじらを立てることはないと思います。瞬間的にでも目を離してはいけないのだとしたら、それこそ瞬きすらできませんよ(笑)

こんなしょうもない苦情に対応して、労働者を熱中症で倒れさす方が余程管理責任を問われる重大問題でしょう。

空爆位置特定

2015年06月06日 | 時事
IS戦闘員の「自撮り」写真で空爆地点がバレバレに
この戦闘員、3年前の相棒をちゃんと見ておくべきでしたね(笑)

GoogleとかではこのGPS機能を手がかりに、ネット上にUPされた画像を地図上に表示するサービスがあったと思いますが、観光地ならまだしも、知らずに自宅で撮ってUPしていると大変なことになります。十分自衛できることなので、ちゃんと注意しないといけませんな。

つーか、これ作戦上は報道してはいけなかったのでは?こういうのがマスコミはガン細胞だと言われる由縁でしょう。

ココイチ新たなる挑戦

2015年06月05日 | 自伝
この前ふとココイチの前を通って、仰天する旗を見かけました。
5甘って何!?
ココイチと言えば、カレーの量やトッピングに合わせて辛さが選べることで有名です。ココでも何度か取り上げていますが、自分は小6の頃からハマッており、高校時代には友人を誘って週1ないしは隔週でココイチ会を開いていました。量は高1の時に800gで限界を感じたため、それ以降は辛さに挑戦し、高2の冬に12辛まで試したことがあります。ここまでくると通常のルーの色が赤を通り越して黒くなり、最早違う食べ物だという存在感を醸し出していました。ところが、何やら10年前から10辛制限ができてしまったようで、それ以上の辛さの追求ができなくなってしまっていたのです。まあ正確には辛味スパイスが自由に足せるようになりましたから、10辛を頼んでさらに4gほどスパイスをかければ再現はできますが、アレはどうしても粉っぽさが残ってしまいますからね。12辛は幻の味となり、自身も辛さの追及には既に終止符が打たれたと思っていました。

しかし、今度は逆に甘さで勝負に出てくるとは・・・6月から始まったらしく、スパイスを入れないだけでなくりんごとハチミツで甘さを5段階に加えて行く方針のようなので、バーモントカレーのような恋する味になるのでしょうか。確かに子どもや辛味に慣れていない者の舌には「普通」でもかなり辛めであり、β氏などは必ず甘口を食べていた覚えがあります。自分も一度だけ、カプロラクタムの計画書「注文するカレーをくじで決める際にトリックを用いて特定の人物に辛いカレーを食べさせる計画」の派生で「甘口ほうれん草カレー」を食べたことがありますが、辛好きの自分にとっては何とも物足りない味でした。そこに更にハチミツが加わった味を想像すると、最早罰ゲーム以外の何物でもないように思えます(笑)自分があの頃のような頻度でココイチに訪れることはもうないでしょうが、仰ぎ見れば未来を背負った新たな若人達が、怖いモノ見たさに5甘を注文する光景が目に浮かぶようですね。

こういう誰も思いつかないような企画を創業37年も経って未だ実行できる若々しさは大切にしたいですな。

本deドミノ

2015年06月04日 | 時事
図書館の「本でドミノ」企画 岐阜市長「問題ない」
予想通り炎上し、ここまでが館長の「計画通り!(ニヤリ)」でしょうな。

この「本deドミノ」は、岐阜市で現在絶賛移転工事中の新図書館「ぎふメディアコスモス」のオープニングイベントとして計画されているもので、市民から古本の寄付を募り、およそ1万冊のドミノを組むというものです。現在の記録が5千冊程度なので、成功すれば文句なくギネス記録ですな。しかし、何やらネット上では「本を粗末にするな」と否定意見が殺到し、炎上状態になっていた模様です。
確かに、自分も計画を知った時は同じような違和感をもちました。当然「公共の物は大切に」と教える立場ですし、教師は自分の所有物をも公共物化せざるを得ないことも多いですから、自腹で買って教室に置いてある本も子ども達が雑に読めばすぐボロボロになってしまうので、日々修復しつつ「この図鑑は2千円もしたのに!」などとみみっちい注意をしています(笑)また読み聞かせに使う絵本などはよく図書館を利用していますけど、こう言う本って意外と高いのですよね・・・ただ、そうして個人的に「本を粗末にするな」と思う気持ちはあっても、わざわざ電話やメールで苦情を言おうとまでは普通思いません。苦情を言うなんて面倒なこと、かなりエネルギーが要りますからね。最近、色々な所で「危険だ」「不謹慎だ」など、モンスターペアレントのような要求が頻発している気がしますけど、我が子とか、市民だとかならまだしも、そうした自分に直接的な関係がない場合でも苦情を言おうとする気持ちってどうなのでしょうか。デモ行進などもそうですけど、何か私生活が上手くいっていないのではないかと勘繰りたくなりますな。

公共物ならいずれ自分が読むこともあるわけですから、新館に並ぶ予定の本をそうした遊びに使うのであればやはり不快ですが、蔵書ではなくわざわざドミノに使う目的で本の寄付を募るわけなので、ゴミになる所を再利用した形であり、趣旨に賛同した人の本しか集まってきません。おそらく、図書館側もこうした苦情が出ることも織り込み済みでこういう募集にしたのでしょう。自分のような考えをもつ人は寄付しなければいいだけですし、本はと同じく中々捨てられませんから、この企画が最後の一押しというか、自分の書庫整理をする良い機会にできる場合もあるでしょう。例えば寄付する本を探すうちに久しぶりに思い出の本と再開したりもするわけで、そういうきっかけを生む意味でも企画した意義はあるわけです。ドミノ動画は新館であらゆる宣伝に使えますしね。是非ピタゴラスイッチのような面白い仕掛けやメッセージ性の強い形にドミノを組み、完成後はでかいモニターで延々と流し続けて欲しいものです。本番だけでなく、この苦情の件も含めてプロジェクトXのようなドキュメンタリーで制作秘話も見たいですな(笑)

まあ自分としては、どうでもいいから早くオープンして欲しいです。分館しかないのは結構不便なので。

<追記>
と言うわけで、12日(日)に無事取り組み成功した模様です。
目標以上の12000冊余が集まり、うち10148冊並べ、2回目で9862冊倒れたとか。
前回記録が5318冊なので、これでギネス内定ですね。
まあ、いずれにせよこれでオープンなので、楽しみです・・・ってまだ1週間待つのヵョ!?

年金情報流出

2015年06月03日 | 時事
売却目的か諜報活動か…年金情報流出、目的は?
前も第一次安倍政権の時に「消えた年金問題」と言うのがありましたが、余程年金に縁があるのですかね。

この手の添付型ウイルスは年々巧妙化しており、本当に業務に関係するような文面で送られるともう気をつけようがない場合もあるでしょう。悪いのは犯人であり、この場合日本年金機構は騙された被害者なのですが、個人情報が絡むと途端に加害者として謝罪しなければいけなくなるのは本当に何とかならないものかと思います。ベネッセの件のような故意の持ち出しは別にして、こう言うことでいちいちお詫びや賠償をしていたら、そういう企業や団体には大量にウイルスメールを送りつけられるようになってしまいますからね。悪意のある人にとって、情報が取れればよし、謝罪・賠償問題になれば組織の体力を減らせてなおよしの2段構えの策となりますから。
まあ、流出した情報だけでは不正受給等はできないそうですが、住所・氏名・生年月日だけでも必要とする人には高値で売れるのでしょう。事件発覚以来、マスコミではまるで用意していたかの如く盛んにそれらを用いた振り込め詐欺の手口をああだこうだと分析し始めましたが、こうやって詐欺グループに手口を紹介する報道は幇助罪とか未必の故意に当たらないのか、つくづく疑問です。

またこの対応になけなしの年金が使われるかと思うと、本当我々の頃にはすずめの涙ほども残っていないのではないですかね。

油事件犯逮捕

2015年06月02日 | 時事
寺社に油事件、宗教団体幹部に逮捕状 「お清め」と証言
やはり宗教関係者でしたか・・・

被害寺社の多さから、これだけお金をかけて全国各地を回るには単なる愉快犯ではあり得ず、それこそ金銭的なバックボーンと思想的な支えが必要だと思っていましたが、どうやらキリスト教関係の人物による、仏教・神道に対する宗教弾圧だった模様です。日本人の宗教観では「神仏習合」が示すように、ありがたいものは全てまとめて拝んでしまうので、それこそキリスト教など他の宗教に対して特別な敵愾心をもつことはありませんが、世界ではほとんどの宗教が排他的な特性を秘めているわけです。そりゃ宗教は「信仰」こそが根拠なので、もし他の人に「それは間違いだ」と言われたら普通はもう相手を全否定するしかありません。日本みたいに「盗人にも三分の理」を認め、自分と相手の意見を混ぜて折衷案的な解決の図り方をする国は存在しないのです。この事件に関しては一時期「ある国では祈る際に油を撒く宗教行事が存在する」という内容が報道されましたが、それを見て「それじゃ仕方ないね」と思った日本人も少なからずいたでしょう。普通は「ありえない!」と全否定するところなのに、そういうのが日本人の宗教観なのです。良くも悪くもお人よし過ぎますな。

と言うかこの報道の後、事件の報道自体が一気に下火になっていましたから、マスコミ全体がその他国の宗教に配慮して報道を自粛するムードになってしまったのだと思われます。逆に寺社側の管理体制を追及する動きまで見られましたしね。もう誰が被害者なのか訳が分かりません。当然ですが宗教行為だからと言って何でも許されるというものでは決してありません。被害を受けた寺社や仏像の中には国宝や世界遺産に含まれる物も数多くあったわけですし、その修復作業も困難を極めているわけです。やっていることはもうイスラム国の世界遺産破壊となんら変わらないテロ行為です。今やドローンを飛ばしただけでも威力業務妨害で逮捕される時代ですから、この件は間違いなく警備を厳重にさせ通常業務を妨害した罪と、莫大な修繕費の損害賠償請求は免れないでしょう。

それにしてもこの人物、黙っていれば良いのに身内に自慢したために捕まってしまうとは、まだまだ宗教者として修行が足りない未熟者ですな。お里が知れるというものです。

善光寺御開帳

2015年06月01日 | 時事
善光寺御開帳が閉幕=参拝者、過去最多上回る―長野市
7年に1度の御開帳期間だった模様です。

良く名前は聞くのですが、どういういわれなのかは良く知りませんでした。本尊は阿弥陀如来のようですけど浄土系というわけではなく、そういう宗派に分かれる前の仏教黎明期にできた寺であり、本尊は日本最古ののものらしいです。要は宗派関係なくどなたでもござれということのようですね。この商売上手(笑)

近場は特に、いつでも行けると思う分、逆に訪れたことのない場所と言うのも意外に多いものです。こういう○年に1度とか○年祭というのは、どうしても行きたいわけではなくとも「1度は行ってみたい」くらいに思っている場合の最後の一押しになりますね。あと今年はドローン事件もあったので、いつもより余計に報道され、参拝者が過去最高を記録したとか。

入口にはしっかりドローン禁止の立て札もありました(笑)