katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

リピ-タ-さんとオ-ドリ-教室

2012-11-04 06:30:44 | モザイク教室
午後からの教室まではひたすらペ-パ-掛け・・・ひたすらね・・・・
そんな中、オ-ドリ-がやって来る。実は前回、お母さんに頼まれたらしく遊びの作品を

手掛けていて、今日はそのバックから始める・・・・そんな感じたったのね。
ただもしかしたら・・・?新作のテ-ブルに入るのかな・・・?と思われたので、

材料の準備はしてあったので、ひとまず90cmの○の線だけは書いてあったんだけれど。
あっ今日はやらないから大丈夫ですぅぅ・・・・って。あっそうなのぉ・・・・

と言う訳で、こんな感じになる。



まっ本人も判っているので、おふざけなキャラに倫理やモラルに見えるバック・・・・
そこまでは特に問題なく良かったんだけれど、色を選ぶ時に、どれにしよっかな?って

単なる色選びをしてしまう・・・違う、違う、ブタ、ブタ、ブタを引き立たせる・・・
好きな色を選ぶんじゃなく、昨日の私に合わせる。

昨日の私と今日の私の気分は違うから・・・なんてやってたら、葬式の後に結婚式が
あったら、どんな作品になっちゃうんだよぉぉぉぉって感じなのね。

そもそもどうしてブタなの?どうしてみどりのスカ-トなの?どうして?どうして?と
考えれば、すぐ判る事で、きちんとした理由の元、作っていたのなら、とても簡単な事。

つまりお母さんの好みは・・・?ってやれば良いのね・・・

そもそもオ-ドリ-は弟子だけあって、タイルを切る張るなんて言う基本的な事は出来る。
ならば、後はオリジナルのデザイン。ただそれもかなり具体的にワ-ルドがある。

しかも相当個性的なね。要するに足りないのはモラルや倫理のきちんとした部分。
そこできちんとした・・・って部分の強化となるのだけれど・・・・

こうして決まってしまえば時間が解決するんだけれど、何と無く決めて何と無く
進めようとしてしまう癖があって、感に頼るから、その感が鈍い時と鋭い時の差が

生まれてしまう。例えば今回のようにブタってメインは力が入る。いつものワ-ルドが
冴える。だからあぁしよう、こうしよう・・・と進める事が出来る。

さてバックは?となると、メインよりテンションは下がり、どうしよっかなぁ?と、
じゃこんな感じ?ってあっと言う間に決まり、じゃやっかっ・・・となる。

そして彼女の大事な事は色となる。これも良いなぁ、あっこれもぉ・・・そもそも
沢山の色を使いたい人だから・・・。ここなのね。問題なのは・・・・

つまりメインの時にはイメ-ジがしっかりあって、バックは漠然。けれどモザイクの腕と
しては、どちらも同じ人物が作る・・・見なくてもバックのグレ-ドが下がるのね。

しかも、その上、色がとんちんかんになる・・・だってメインのようにテンションが
上がらない上に、漠然と始めて、それを色を沢山使う事で気分の折り合いを付けようと

するから、場合に寄ってはド派手になる。しかもモザイクは色を混ぜられないから
単色の集合体。もはや派手なのが嫌いな人には、ただでさえイラっと来る作風なのに

色まで点々としていたら・・・・イラx何十倍にもなる。ただそのイラッと部分を
モラルと倫理にする。まずはアリの行列・・・こんな表現をすると軍隊とは違うから

ある程度はしっかりと目標に向かっているだろうが、何と美しいとは表現されない。
それを定規でも使ってこの線に格子のように砂糖を撒いて・・・とか、きちんと

操作すれば、同じアリの行列って表現も美しさの表現に変わって来る。
勿論、単にアリが嫌いって言われれば、それまでだがね。

そしてそのアリに色が付いていたとしたら?・・・・ね。判るでしょ?色はいかにその
配列に素敵になるか?のトッピングと考えれば・・・となる。

つまりデッサン力などの基本を持っている人は、オリジナル性を磨く事が必要で、
倫理とモラルは教わっているので、いかに自分らしさをその上、出すか?となり、

オ-ドリ-のような場合は、その逆で基本として、きちんと・・・基本・・・こんな事を
気にするように見る事。何を観てもね・・・そうする事で世の中のデザインのどんな

ものが私の好きなものなのか?の傾向を掴む事。そうやって気にすると好みがしっかり
あって、大抵ね・・・そう言う基本の配列を具体的に分析をする・・・こんな形の

繰り返しなのかぁ・・・なんてね。後はそれにトッピングとしてワ-ルドを加える。
ただこれだけでオ-ドリ-の作品はどんどんと変化する。

もう教える事は少ないのね・・・後はいかにモラルと倫理のさじ加減の話のみ。
その内にしっかりしたモラルと倫理が手に入ると、もっとボケても良いんじゃない?

何て事にもなるだろうけれど。要するにこんな事を気にすれば良いだけなんだけれど、
どうしても色に頼る癖がある・・・気分のバランスの為にね。

とても簡単な事で、例えばかぐやを思い浮かべて欲しい。奴は大阪で1人で作っている。
見なくても家にあるタイルでしか作れない・・・アトリエのように色数があるかな?

でしょ?あるはずが無いのね。じゃどうする?・・・ほらね。奴は俺の初期と同じ。
欲しくても無いタイルだらけの中で作らなくてはならない・・・・

初期の俺も同じだった・・・簡単な事で、形で勝負するしかない。いかにシルエットで。
とね。それが絵画で言うデッサン力なのね・・・実は。あはははは。

特訓の成果はかぐやの新作観りゃ一目瞭然。あの画力であのモザイク・・・あはははは
大した材料も無い中で・・・・ね。

オ-ドリ-は同じ弟子として、いかに使うか?じゃなくて、いかに使わないか?を教えたい
のね・・・無いから使えない・・・じゃなくて、折角無いんだろっ?って教えたかぐやと

同じ条件では無いので、折角選べるのだから、何と無くじゃなくピンポイントで選び
それに合わせて行く。しかも沢山使える・・・に慣れると、自宅では持って帰った色のみ

無いから、まっ良いか・・・となったりもする。考え方も雑に進めてしまう事になる。
あるが故の悩みとなる。そろそろオ-ドリ-にも考え方って部分に入ろうと思っている。

さてそんな中、リピ-タ-さん。この作品でモザイクはひとまずおしまい・・・・となる。
いよいよ側面を6面を作れば終了。結果としては2面残しとなった・・・・。

お別れ前夜みたいな日だったので、オ-ドリ-との相席は非常に良い教室だったと思う。
同じモザイク好きだし、同じ人に習っているのだから、共通点も多いし、

新鮮な話も多い。ラジオの内容1つ取っても、日曜のみだった人が土曜に来れば、
リクエスト番組のかおるさんも聴けるし、その中でkatsuの生徒さん・・・なんて

言葉が出てくれば、それはそれで、何?これ・・・ってな話にもなる。
個人レッスンの時よりも笑顔の多い教室となった・・・。

つまづいた事もあったり、何でこんな時間の掛かる事しちゃったんだろう?・・・なんて
事もあったりした中、結構頑張ったなぁ・・・私・・・って言ってたのを聞くと、

俺もそう思うし、とても良い作品になったと思う。後1回で終了・・・だね・・・・って
話になった時に、作品を持ち上げた瞬間、重いっ・・・って。

終わりの合図だよ・・・終わりの合図が来たんだから、厳かに、静かに終わろうかね・・
ゆっくり、慌てず、振り返りながら・・・・お疲れ様でした・・・ごきげんよう・・・

そんな感じかな・・・。

とそんな中、

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