katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

オ-ドリ-新作の始まり

2012-11-25 07:14:25 | モザイク教室
いよいよ何個もの個別の下絵が揃って来たのもあり、俺の方も下地を作った事だし、
ここからはいかに、どう組み合わせるか?になる。

こう言う時に大事なのは、一番の決定事項からスペ-スを取って行く事。
それを踏まえて、真ん中の王様を描く事になる。

ここを描いた後に、今日持って来た2種類の外側の絵の大きさを決める事になる。
一体何個が正しいのか?ここで間違い易いのは、好きな数を選ぼうとする事がある。

がしかし、大事なのはどの位の大きさなら、自分が作れるのか?であって、好みでは無い。いかに適切な大きさとバランスか?である。

これがタイル屋の時から言っていた見栄えと機能性は全く違うもの・・・それである。
とても簡単な話でもあるのだけれど。では説明。

見栄えと機能性って言うのは、大抵反対にあるもので、そうね・・・タイルなんか張る
から目地にカビなんか生えるのだから、張らなきゃ良いじゃん・・・でしょ?

それならキッチンパネルでツルっとしてりゃ最高。掃除も楽だし・・・これが機能性。
じゃ見栄えは?・・・となると、新建材だった頃は、当然単なるパネルだから、

色も白とベ-ジュとか、ほんの何色しか無く、場合に寄っては味気なくもあった。
今は少しは改善されたのかも知れ無いが・・・・。

じゃタイルは?となると、パネルよりは柄も色も豊富である。がしかし、目地にカビ・・
そこを改善する為にカビの生えづらい目地なんてのも出て来た・・・けれども・・・。

こう言った事が見栄えと機能性の折り合いって話。じゃ自分はどっちよりか?ってね。
勿論、どちらも・・・って言うのが、理想なんだけれどね。

その考え方の原点にもなるのが、そもそもタイルは高級だった・・・ここにある。
庶民のものでは無い時代があった・・・ここにある。

自宅に風呂が無い時代があった・・・ここにある。その時代はタイルなんてのは、
夢のまた夢であった。それが建売なんて建物がどんどんと建つ時代と共に、

タイルが値段もいくらか下がったんだろうね・・・今の携帯のようなみんなが使えば
・・・って話のようにね。するとメ-カ-も切磋琢磨し、海外から素晴らしい製品も

やって来て、いつしかみんなが高級感を更なる高級感の追求となった頃には、
マンションが一戸建てよりも多くなって、自然とタイルから石へと変わって行く・・・・

部屋の中には新建材のパネル、外は石とね。ただ、それもお金が取り易いからなのね。
プロが。だって昔と違ってみんな中国材とかの安い素材。昔、高くて使えなかった

高級の素材とはかなり掛け離れている・・・・がしかし、そうなると本場もその波に
押されて安くしないと売れない・・・・となるから、もはや高級感なんて夢のまた夢。

そんな話の中での俺の考え方は、要するにすべて素材のみに頼るから新しいものに
次々に負けて行く・・・ただそれだけ。それなら手間隙を惜しまず良い物を作るだけ。

他に無い・・・ね。以前、こんなちっぽけな国が世界に負けないのは、サッカ-でも
野球でも無く、知恵だった・・・あの頃に・・・俺はあそこの人達に負けたくないのね。

まっ言うのは簡単だけれど、そもそも世界遺産にならなきゃ、古くなると壊されちゃうし、捨てられちゃうでしょ?ほらぁ、そうなれば、国が守ってくれるだろうし・・でしょ?

あはははは。そうなりゃ安全、安全。きちんと守られるのね。おっと外れ過ぎたのね。

さてそろそろ話を戻して、考え方はとても簡単な事で一番大事なものからスペ-スを
取って行く・・・ただそれだけ。何しろ趣旨が何であるか?にある。

さっきの話の中で出た、見栄えなのか?機能性なのか?と、どちらかを捨てれば非常に楽で
・・・でもね、出来れば折り合いついた方が良かったよね・・・・じゃどうする?

例えば映画を撮る、そう考えたら、エキストラにいくら払う・・・?そうはならないかな?
まず主役はいくら?じゃないのかな?・・・・ね、きっと。

じゃ学校の部費なら?野球部は去年ベスト8で・・・いや、ブラスバンド部は部員が
何十名になって・・・と部費を取り合ったじゃない?

ほら土地買って更地に家建てる時に、花壇はここ・・ってそこじゃなくてまず家でしょ。
考え方はまずメイン。そうすると今回は王様だったんだろうね・・・オ-ドリ-は。

じゃそこに描きます。変更なし。ここにテ-マを合わせて行く・・・ここ。
確かテ-マはメリ-ゴ-ラウンドだったよね・・・じゃ一番大きなスペ-スに全く関係ない

キャラを置いちゃった事になるよね?あらららら、どうする?って事でしょ?
ただ後に馬がいる・・・だから大きく外れてはいないのね・・・ここからどう繋げるか?

すると持って来たアイテムは馬車に兵隊・・・・確かに悪くは無いアイテムなんだけれど
・・・メリ-ゴ-ラウンドとしては、どうなのか?・・・となる。

まだまだ非常に薄味である。まだまだ繋がりが少なく、単にまとまっているだけ・・・
これをもっともっとメリ-ゴ-ラウンド色を強く出す事。

それと足りないのは女の子色・・・兵隊に馬に王様・・・おいおい戦争かい?となる。
ただ可愛い絵だからそうは見えづらいだけでね・・・。アイテムはそれだけ?

だから、ここに足りないのはごくごく一般的に良くあるメリ-ゴ-ラウンド色と女の子色
、そして何より最も大事なオ-ドリ-色・・・これらがきちんと折り合いが付くと、

すべてのアイテムが揃う事になる。では肝心のオ-ドリ-色とは?これはとても簡単で、
タイムボカンに出て来る最後のアイテム・・・・アリのように同じキャラが次々に

出て来る・・・あれ。あれがオ-ドリ-の得意な・・・オ-ドリ-らしさ。
あれを入れる事。出来ればうんざりするくらいにしつこく・・・・ね。そうすると、

ほぼこの下絵は完璧になる。後は時間が解決するのね。だって後は色選びだもの。
けれどバックは黒って決まっているのね。だもの順番に華やかにして行けば良いだけ。

かぶらないようにね。後もうちょっとなのね。

そんなこんな中の俺は・・・


これとこれ。


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