katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

kobitoさんとみどりの相席教室

2015-11-01 00:29:12 | モザイク教室
今日は朝からkobitoさんとみどりの相席教室。下地は出来上がっているし特に問題ないスタート。しかもみどりは目地、kobitoさんは下絵描き。
順番に見られるから都合が良いのね。そんなこんなでみどりは目地して完成。


そうね、これを見てどう思うか?なんだけれど、例えば別に何とも思わない・・・とか、趣味じゃないとかの場合、これからの話は何の役にも立たないんだけれど、もしモザイクをしていない人でも凄いなぁ・・・とか、やっている人が同じように思えたとしたら?・・・それはこんな事かな?って話。

これだけのモザイクって言うのは正直趣味の範囲を超えていると思うのね。ただ大抵はモザイクって言う分野を評価する人は、絵画のような人達の人だったりする。つまりモザイクをした事が無い人なのね。じゃ何をどう判断するのか?となった時に、構図だったりしてつまり絵の評価と同じになる。

そうなるとデッサン力が問われたりする。だとしたら、恐らく評価は下がるだろう。しかし、ここからが大事で、でもタイルを切ると言う技術には何も関係が無い話で別物。つまりデッサン力が低くても、切る張る技術が低い訳では無く、じゃそちらの点数はいかがなのか?って話。

つまりその技術があれば、世の中に出回るほとんどはコピー出来る・・・・つまり言い方は悪いが相当な腕前の贋作が作れる人になったって訳ね。
例えば一般的なモザイクの仕事の場合、この絵を作って・・・・とか、看板としてデザインがあるものだったり、考える事無く作る事の依頼。

つまりオリジナルでは無いのね。ではオリジナルを頼まれるなんて事ってどんな事?・・・・それは作家さんって事になる。この違いが理解出来るかな?
そうね、こう言う場合、野球で説明すると判りやすいんだけれど、要するに最初は誰もが素人なのね。

まずアマからプロに変わる時、高校、大学、ノンプロ・・・こう言った感じからドラフトって言う球団が順番に選手を取って行くって仕組み。
ほら幼稚園、小学、中学は除外されたのね・・・・常識だよって思う人がいるだろうが、通用しないだろうからだよね?

じゃ何で通用しないのかな?そりゃ先人が上手いからなのね。勿論、義務教育とか幼い奴らは8時までしか働けないとかルールは他にあるだろうけれどね。
じゃモザイクは?・・・そんな事無いよね?そんな成熟した分野なのかな?・・・・って話なのね。

ここからまぁ面倒な話になるのだけれど、世の中って言うのは常識って言う先人達が作ったルールを洗脳するってスタイルがはびこるものでね、勿論それは安定感も生むし、言わず語らず阿吽の呼吸なんて言う事にも繋がるし、癒着談合根回しなんて言うものが、良くも悪くも支えて来たのね。

だってそれが成り立つとシステムとして、ずっと教える方も習う方も楽だからね。同じ事の繰り返しなのだから。けれど、いつしかそんな時代はほぼ崩壊したに近い。そうね、リスクを負えば何かに縛られなくても良くなった分、自由にやれるようになったとも言えるのね。

それが12球団のみが野球だと思い込まされていたものが、四国リーグって独立したものがあったり、欽ちゃん球団のようなものだったり、勿論もっと上のランクになれば、大リーグなんてアメリカに渡るなんて選択権も出来たって話。

ではそれをモザイクに当てはめると・・・。自分でお教室の先生をやるも良し、作品を売るも良し、それだけの腕前にはなったと思うのね。
ただ、・・・それは作る腕なので、仕事を取るって腕とは全く違うし、取れれば、売れれば・・・の話。

野球だって欲しいって言われないと、入りたい・・・だけで出来る事では無いのね。さてこの話、何処に向かうか?これがkobitoさんとなると、もはや毎日が販売品作りだったり、お教室だったり、そうね稼ぎで言えば相当なもんだと思うのね。

じゃそんな人が何で俺のとこへ・・・?それは簡単な話で、目的意識が薄れて行くからなのね。何故先生やってんの?何故販売作品作ってんの?好きな事やってお金稼げるなら良いじゃん・・・・こんなセリフを言われて、意地で応えず素直にスラッと答えられるのならここには来ないはず・・・。

何故迷うか?それはモザイクが好きだから、教えたくなった・・・広げたいと思った・・・そしたらイベントやらが入って来て、ネットで広げたら売れた・・・自分で風呂敷を広げて本末転倒となった・・・・そう自分の作品のモザイクの時間を失った・・・・。

つまり営利目的のみとなっては何をやってもただの仕事。しかも量産型では競争相手がいない時は良いにしろ、いつか追いかけて来る者を自分の手で作っているとしたら?・・・・追い掛けて来る者は有利だろうね・・・だって先人の悩んで手に入れた事を簡単に手に入れるのだから・・・。

前回いらした時はそこについて、必ず毎日1時間自分の作品と向き合う事。もっとやりたくても進まないで、能率効率では進まず、楽では無くて美しいか?と言い続けて進める事・・・なんてお小言だけで、自分の看板を数ヶ月掛けて作り上げた。では今回は?

まっ簡単な話で、そんな大作を作った事が無い人が作った・・・最初は勢いだけで作った・・・そう怖いものなしでね。そこにたどり着いた人は、今まで見た景色とは違うものが見えるのね・・・つまり自分がそれだけの時間を掛けた作品を作った人は、他の人の作品を小物の時とは違った眼で、

見るようになる。小物作品で計っていた眼は肥えて、その眼で見たら・・・前回と今回のみどりの作品はどう変わった?とか、東京のモザイク仲間の作品はどう見えるようになった?・・・・って話。そうなった時、大作を作り上げた喜びよりも、更なる腕が欲しくなる・・・・。

まぁ作り手って言う奴らの欲望って言うのは貪欲なものなのね。そうね、九州からそう言う気持ちでいらっしゃるのだから、それ相応のものを持って帰って貰わないとね・・・そう言う点では、本人も言ってたが、みどりの完成を見られたのは刺激になるって。

確かに中々のグッドタイミングだったのね。当然、完成となれば弟子なんだろうし、それ相応の腕と認められる。しかもそんな人の作品の総評なんかを聞きつつの製作だから、こっちの話も聞く耳立てて置いてね・・・・なんて話もして、人ごとでは無くて、上手くなった人の総評だからね・・・。

って、その中に必要な部分の話は盗んでね・・・ってそっちも持って行って貰いたいって話。基本、俺は職人だったから何でも盗む・・・事が大事なのね・・・。何しろ技術は盗むものって教わったのね。

まっこう言うのは心構えみたいなもんで、勿論ちゃんとモザイクの指導もしたんだけれど、ある意味ブログを読んでくれているので、生で教えているだけで、内容はほぼ一緒なのね。あはははは。ただ、文字と生では伝わり方は違うとは思うのだけれど。

それと大きく違うのは、飛行機まで乗って来るような人は、貪欲だし本気だから遠慮なくえぐるような話も出来るし、しかもプロ。話の通り方が生々しく、ある意味、みどりの方が腕以外の話は全て勉強になったとは思うので、良い話を聞かせられて、こちらとしても収穫ありって感じだった。

そんな中、今日は土曜だし、かおるさんにリクエストしてみ・・・って話になり、kobitoさんが送ると、トップで掛かったのね。
その後すぐに、2人はオフ会とやらでモザイク仲間の集まりに出掛けて行ったのね。そっちも刺激になると良いんだけれどね。

まっ、明日も引き続きお教室なんで、そんな話も出るとは思うけれど・・・・その後、一人で時間もあって俺もリクエスト・・・と、kobitoさんが大阪出身なんで、やっぱ大阪だから・・・・大阪ラプソディーだろっ・・・ここは・・って送ると、俺も掛かったのね。明日のコネタにしよっと。

そんなこんなで放送が終わる頃には、みどりの作品のボンド取りも終わって完成。その後はここんとこずっと練習している額縁切り。
段々手馴れて来た・・・・。



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