katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

リピーターさんの相席教室

2016-06-27 06:18:51 | モザイク教室
今日は午後からリピーターさんの相席教室。それまでの間は先日の2次審査の為の下絵。本来ラフ画で良いんだけれど、そうね・・・今回はラフ画を描く前に果たして使う生き物がそこそこのグレードになるものなのか?って思うと、ちょっと本気の絵がどの程度になるものか?が自分でも見たくて・・・。

何しろそれがメインキャラになると思うとね・・・初めて作るものだから・・・・そんな訳で70cm程度の絵を描いているんだけれど・・・。
まぁ俺の画力じゃ四苦八苦って話でね・・・・ただこの位描ければ、後はモザイクになれば・・・って所には行けそうな雰囲気は出て来たのね。

それではお一人目。文字は逃げ切ったんで、後は挿絵みたいな部分なんだけれど、文字はその幅を合わせるだけで、それ程のバリエーションは無く、切るって行為に専念出来るから、特に考える必要は無いのね。しかも色数が少ないから更にね。

逆の言い方にすれば、色は選べないわ、ひたすら切るのみだから特訓のようでもあるのだけれどね。ただ本人も言ってたけれど、苦痛感が無いらしく、このスタイルは自分のペースに合っているようなのね。だからなのかな・・・慌てている様子も無く、進まなかった・・・とは言うものの特に変わり無し。

こう言う感じなら、これからやるバックのクラッシュも1色でひたすら入れる・・・って感じなんだけれど、これなら悩む事無く時間が解決すると思う。


逆にこの方の場合、色んな色、色んな形、・・・色んな事をした・・・って感じなのね。今日は太陽だったが、すでに輪郭の色は張ってあったし、悩まずにそこをヒントとして以前良しとした部分をきっかけに引き継げば良いだけなんだけれど、考えるって事に悩む・・・・。

当たり前の事なんだけれど、お一人目の方は言い方を変えれば贋作だから、そっくり真似る・・・だから、タイルを切る事に慣れれば、素材も変わらず、色も決まっているし、考える事は一切無い。所がお二人目の方の場合、途中まで下絵がありきで贋作路線だったが、急きょオリジナルへ変更した。

ここから何が変わったか?って意識を持ったか?って話で、常に考えなきゃならない・・・になったのね。デザインは人のを真似るのは簡単だけれど、自分で考えるって言うのは、そう簡単には生まれないって事。ここでどうしようかな?・・・って初めて考えていては進まなくて当たり前なのね。

つまりこんな模様が良いかな?あんな模様が・・・と何らかの手掛かりになるようなきっかけになる何か?を持っていないと、そこを自分で考えないと、そこからアトリエで1から教えてはまず無理なのね・・・。そんな簡単に浮かぶならすでにもう出ているはずだから。

しかも、どうしたら良いですか?といきなり言われても難しいのは、何しろそのきっかけはその人の趣味趣向なのだから。まずきっかけは本人が理想を語らないと・・・。大事なのは時間なのか?素敵な仕上がりなのか?極端に言えば、早く終わりたいのか?いくら掛かっても良いのか?ってね。

そこでそのきっかけの中のものの中で、その人が出来そうな部分をピックアップする・・・そんな役目が先生の俺に当たるんだけれど・・・。ここをご理解して頂かないと、いきなりどうしたら良いか?となると、単純に時間の範囲のアイデアみたいな事になる。

つまり色々やり尽したバックはクラッシュが良いだろうから、クラッシュするなら1cmタイルでは数ミリになってしまうので、エミリアやコロが良いだろうし、その2つに絞ると、色が淡いコロの方が収まりが良いだろう・・・と簡単に決まるし、もっと言えば、いつものルールで色はかぶらないように。

そこに当てはめれば、白は使わない方が良い・・・とこれは今更の指導でも何でも無く、この方の今の状況からすると・・・って話で、この部分に関しては何も考える事は無しで、ただ後は色決めのみ。ただし太陽は邪魔をするアイテムが少ない。

そんな場合、早く終わらせたいのならクラッシュでただ色だけを選び1cmで・・・ってだけでも良いけれど、ひとたび素敵になんて思うのなら、こうして模様で太陽を作るなんて事も出来る。がしかし、当然デザインを考えなければならないし・・・・考えるって言うのはそう簡単じゃないのね。

その考えるって事やりますか?なんだけれど、やるなら考える事だし、やりたくないのなら、目に入る何らかのデザインを頂くか、さもなくばクラッシュ・・・・とこんな選択を迫られるような話。どんな言い方を変えても、内容はこう言う事なのね。

つまりこれがオリジナルを作るって事と、贋作の違いって話。両極端な例だったので比較して見たけれど、これから大作なんかに取り掛かろうとしている方は、ご自分がどっちよりか?を考えて見るのも良いのかな?と思うのね。

良く言う作りたいものと作れるものは意味が違う・・・なんて事があるけれど、当たり前の事なのね。ただじゃ今回の場合は?となると、作れないか?とは考えないから始められた訳で。ただ時に自由が不自由って事があるって事なのね。

途中から自由になった事もあって、変化に気が付かなかったって事もあるけれど、そこさえ判れば出来ない事では無いのね。どちらにせよ、自分が切れるパーツが何か?であって、それを素敵な配置がどうすれば出来るか?なのだから、こうして切れるのだから、後は考える・・・だけ。

それさえ切り抜ければ良い作品になるのね。

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