
朽ちてく部屋の新たな装い

冬の訪れをしっかりと感じることができるようになっています。このところ、家の畳の上を歩くと、ふわふわとなるところがありました。腐ってきているのかとちょっと心配になり、昨年、家のリフォームをお願いした井堀さんに見てもらいました。
畳の下が、合板になっているので、年数が経って、老朽化したことが原因でした。急ぐことはなかったのですが、今なら時間があると言うので、改造をしていただきました。忙しい井堀さんなので、できるときに、してもらっておかなければなりません。
自分自身、仕事があるので、作業をずっと見ているわけではありません。帰ってきて、どのくらい進んでいるのか見るのが楽しみでした。ていねいに作り上げていってくれていました。まずは、畳をとります。そして、その下の合板をはぎます。
床下は、結構高さがありました。通路の関係で杉のフロアーにしてしまいました。板を張って、塗装をして、一気に模様替えの空間となりました。壁も塗り替えました。
もう少しで完成ですが、もちろんふわふわということはなくなりました。きっと作業には、ほこりなどがすごかっただろうと思うのですが、大工さん、左官さんなどがいつもきれいに掃除をしてくれていました。夜にしか家に戻ってこれないし、休みの日も結構出ることが多いので、助かりました。感謝しています。
この部屋は、まだ自分が幼い頃、父と母が階段を移動させて作った部屋です。両親がこの部屋で写った写真も多いです。電気ごたつやカラオケ機器も置いて、父や母が過ごした思い出の部屋です。父や母にとっての孫たちもこの部屋で一緒に遊んでくれたりしていました。
変わっていく様子を見ると、ちょっと感慨深いものがあります。しかし、装いも新たに、また次の歴史を創っていきます。
先日も書いたように、水害で家を修理していった近所の方々と比べると、大変さは比較になりませんが、結構、家が広いので、維持するのも一苦労です。しかし、なんとか、引き継いでいけたらと思います。