かったかくんのホームページ

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突然のKちゃんとの別れ

2012年12月18日 | Weblog
知らぬ間に流星に乗って去ってった
              君の笑顔が見れぬ寂しさ


一日出張でした。学校に戻って、やってきた生徒たちと話をしたり、机の上に置かれた仕事などをして、時間を過ごしていた時です。ふと携帯電話を見ると、教えた生徒のたかしくんからの着信履歴。折り返し電話をかけてみました。




「先生、同姓同名かもしれないけれども・・・。」
と前置きをしながら、たかしくんから思いがけない言葉。




「Kちゃんが亡くなったかも知れない。葬儀の看板が出ていた・・・。」
と言うのです。




何人かの生徒にも聞いてみました。「看板は見たけれど、それが、Kちゃんかどうかはわからない。」ということで、急いで看板に書かれていた葬儀場に行きました。




中に入れないほど、人でいっぱいでした。遺影もよく見えなかったのですが、覗き込むと、微笑んでいるKちゃんの顔がそこにあり、Kちゃんの死が現実なんだと分かり、体が震えました。




Kちゃんは、小学校5年生の時に担任しました。その時のこと、高校で入院して闘病生活をしてきたときのこと、高校が家の近くだったので、その時のいろんな思い出・・・社会人になって、頑張って働く姿も何度も見せてもらいました。結婚式のこと・・・笑顔が似合うKちゃんのいろんな思い出が次から次へと脳裏をかけ巡りました。




お経を終えたご住職さんが、知り合いだったので、最近のいろいろなKちゃんの状況を教えていただきました。高校以来、病気と闘いながら、一生懸命に前を向きながら、生きてきました。




教師をしていて、一番辛く悲しいものは教えた生徒の死だと思っています。つまり早すぎる死です。



Kちゃんは、短い人生を駆け抜けていってしまいました。棺の中で人形みたいにきれいに、目を閉じていました。入院していることも知らないでごめんね。もう一度、会って話をしたかったです。