かったかくんのホームページ

日々感じたこと、心に残ったこと・・・綴っていきますね。よかったら、立ち寄って下さい。

かつての生徒との再会

2013年08月13日 | Weblog
やまなしの楽しい思い出よみがえる
            時がすぎゆく早さを感じ







小学校6年生の国語の教材に「やまなし」という宮沢賢治の童話があります。




『お父さんの蟹は、遠めがねのような両方の眼をあらんかぎり延ばして、よくよく見てからいいました。
「そうじゃない、あれはやまなしだ、流れて行くぞ、ついて行って見よう、ああいいにおいだな。」

なるほど、そこらの月あかりの水の中は、やまなしのいいにおいでいっぱいでした。三ひきはぼかぼか流れて行くやまなしのあとを追いました。』






童話の一部です。自然や風土を香りや色や感触で表したものが多い宮沢文学。空想的で現実からはなれて物事をとらえている童話もたくさんあります。西谷小学校で「やなまし」を学習した時、「先生、ぼくんちにやまなしがあるよ。」といういっくん。




自分自身の経験の中で「やまなし」とは今までの体験の中で、出会った・・・ことはありませんでした。こちらも初体験です。「やまなし」の単元が終わった時に、いっくんの家の近くにあるやまなしの木があるところまで、いっくんがみんなを引き連れて行ってくれました。




まずは、おばあちゃんにあいさつ。いつもやさしく子どもたちに接してくれていました。今は、他界しているのが寂しく感じます。
「みんな持って帰っていいからね。」
とおばあちゃん。やまなしを落とす棒と袋までくれました。





でかい。やまなしはでかかった。ドッチボールの球よりちょっと小さいくらいの大きさ。木にぶら下がっています。棒で落としていきました。みんなグローブを持っています。下でキャッチング。食べることができないほど、収穫しました。楽しい時間でした。




しかし、ドラマが。終わり近くになって、まあくんがキャッチングをミス。やまなしをグローブではなく顔面でキャッチ。おいおい。鼻血が。やまなし鼻血事故。グローブで一旦クッションをつけていたので、鼻血もすぐ止まりました。


子どもたちにとっても生涯忘れることのできない楽しい思い出。






6年生で担任をしたやまなしのあるところに連れて行ってくれたいっくんと今日は、話をする機会がありました。




おねえちゃんのたかちゃんと一緒に家に来ました。たかちゃんは、4年生、5年生、6年生の3年間担任をしました。「たかちゃん、早く嫁に行かんとね。」と言うと、「せんせい、いい話があるんよ。」




小学校時代、読書好きですが、のんびり屋のたかちゃん。「あのねえ・・・。」早く次を話せよね・・・というくらいののんびりぶり。





しかし、都会の事務所でしっかりと経理をしているだけ、頭もキレます。こちらが一言いうと、十言くらいばりばり言葉が返ってきます。

「せんせい、結婚するようになったよ。」




ついに・・・。





いっくんも生活の中で、いろいろ頼りにしています。またたかちゃんともこうして、いつまでも交流を持つことができてうれしく感じています。