

雄たけびあげて武将を歓迎


今日は、13日の金曜日。「今日は、13日の金曜日だね。」と朝、生徒に言うと、「何か行事があるんですか。」知らない。世代が違うのか。世代の感覚が違ってきたからこそなのか・・・今日は面白いドラマがありました。
昼休み、ちょいと仕事をしていると、某さんから(誰だか知らないほうがミステリーなのかも知れない。)から電話がかかってきました。
「先生、今日は、ニュージランドから来ている生徒の最後の日ですよね。」よく知っている。「そうですよ。」と返事をすると、
「お願いを聞いてもらっていいですか。」と言うので、いつもお世話になっている方なので、即
「いいですよ。」
の返事。
内容は次の通りです。「今日が最後なので、何か日本での思い出を作ってもらいたいのです。今、中津が黒田官兵衛がブームとなっているので、ゆるキャラをかぶって学校に行っていいですか。そして、離れていく生徒の前に立ちたいのです。」

すごい。最後、思い出づくりとシールのプレゼント。来る時間の日課表を見ると、社会になっていたので、社会の担当にちょっとだけおじゃまします…という了解を取っておきました。しばらくして、3つの大きな袋を持ってやってきました。大きすぎて入口から入りにくくなっていました。
でっかい。他の先生たちも校長室に集まってきました。頑丈なゆるキャラです。某さんが着替え始めました。打ち合わせは、最初は、黒田官兵衛のシールを配りに来たと教室にかったかくんが入って、そのあと、急に官兵衛がくるという演出です。

教室がある3階まで歩いて上がるのも大変。教頭先生が手を引いて上って行きました。かったかくんが最初に教室に入ると、「なんでやってきたの?」という顔をしていたので、「官兵衛のシールを配りに来ました。」という返事。
社会の先生が「かんべい(かんべん)してね。」と一発ギャグ。
そこで、突然、でっかい本物の官兵衛が教室に顔を出しました。芸能人が来たかのように、「キャー。」の生徒たちの大歓声。一気に教室が沸きました。官兵衛も今日学校を離れていく生徒のところに行って、あいさつをしています。
「この人・・・侍」 「これ、刀」と英語的な日本語で社会の先生が説明をしています。爆笑続きでした。

官兵衛を入れてみんなで写真を撮りました。日本での思い出の一枚の写真になったことでしょう。時には遊び心も大切だと思いました。官兵衛になっていただいた「ななしの権兵衛さん」汗びっしょりでお疲れ様でした。
わずかな時間でしたが、生徒たちがとてもうれしそうで、ときめいていたのが何よりでした。そして、ニュージーランドに帰るいいお土産ができたと思います。

三光で天下の夢を見ましたぞ☆