

冷気を散らすぬくもりがあり


寒い朝。もちろん朝はマイナスの気温。氷の世界でした。指先までしびれるような寒さでした。今日の朝の様子を写真を多投しての綴りです。
放射冷却というのでしょうか。夜間に地表面が熱の放射によって冷えてしまう現象です。しかし放射冷却があるときは、日中の天気は最高です。朝、学校に着くと、外気は冷たいのですが、空気が澄み切ったさわやかさを体に覚えました。

、とてもきれいでした。天頂の青空と山ぎわのオレンジ色のコントラストが自然の美しさを改めて感じさせてくれました。校舎を回るときに外の景色を見ると、夜明け前ですが

しかし、生徒のいない教室は、冷たい空気を感じます。生徒の賑やかさのぬくもりを待っているような感じです。

そして、校舎内の整理整頓などが終わってから、あいさつ運動に出ました。その時は、太陽も昇ってきはじめていました。わずかな時間の中で、外の風景も変わってきました。冬だからこそというところでしょうか。

一気に外も明るくなっています。落ち着いた空のブルーもまぶしくなっています。

そんな中で、生徒たちが元気よく登校してきました。「おはよう。」の声も寒風を突き抜けます。
こちらも負けじとあいさつを返します。
そのあいさつで、教師になって「ベスト3」に入るくらいのうれしいことがありました。手前味噌ではありますが、ある先生が、「先生が涙を流すようなことがありますよ。」と生徒の日記を持って来てくれました。

うれしくてすぐにコピーを取りました。大事にスケジュール帳に貼りました。それから、「日記に自分でもコメントを書いていいですか。」と担任の先生の了解を得て、日記のコメントを書きました。
相当久しぶりの生徒への日記のコメントです。確かに涙が出るような日記です。
最後の写真です。グランドを見ると、自分の姿が映っています。環境整備の方に、「こんくらい、足が長かったらいいんだけどね。」
と言うと、「そりゃ無理でしょう。もとはね・・・。」

あいさつ運動に立って、登校してくる生徒に、「足が長くなったよ。」と言うと、「太陽は便利だね。」すごい理想的な回答。「一人で満足しているね。」冷酷な回答。

ちょっとだけ一人で満足した朝でした。