2012年7月3日。甚大な被害をもたらせた九州北部豪雨が発生しました。
今まで見たことのない濁流がふるさとを襲いました。
続けて10日後の7月14日に災害の片づけのめどがつき始めた矢先、2回目の豪雨に襲われました。

「心が折れました。」
という言葉がありましたが、まさに悲しみのどん底に多くの人が突き落とされました。
多くのものが濁流に流されていきました。

ふるさとで絆を大切にしながら、生きていこうと勤務する学校では「絆集会」を毎年7月3日に行い、「絆宣言」を策定して、毎年思いを確認していっています。
昨年、絆集会を開催した次の日、2017年の九州北部豪雨に見舞われました。生徒たちの自転車が流され、通学路も崩壊したり、流木に覆われたりしました。
昨日の7月3日にも台風7号が接近をしてきました。小学校は避難所となったところもあったようです。
7月3日を中心とした日は、ふるさとは、「災害と戦う日」となっています。

昨日は、台風7号接近のために、臨時休校となったので、「絆集会」は今日に延期され、4時間目に生徒会主催で開催しました。
絆宣言の輪読、生徒会長の言葉などの内容が盛り込まれました。
20分程度で話をということだったので、2012年の災害から今日の「絆宣言」の輪読までの歴史の話をしました。

①災害に襲われるふるさとのなかで「絆を深める」
②あの少年たちは今
という2点をテーマに話を進めました。
2012年の災害の様子を画像で見せながら、絆の大切さを伝えました。



当時、前任校にいたのですが、PTA会長さんをはじめ、兵どもの生徒たちと被災地域にボランティアで入りました。
兵どもも浸水した部屋の畳を外に出したり、真剣に床下の泥をどけたりしました。ボランティアに入る家に行く途中に、濁流でアスファルトがはげ、砂がたまっているところで、子どもたちが遊んでいました。

悲惨な状況になっている地区の中で、可愛らしく遊んでいる子どもの姿が印象的でした。いつもこの写真を見る時、どのように過ごしているんだろうか、どのように成長しているのか気になっていました。
あれから6年たって、たぶん、目の前の中学生の中にいるんだろうと思って尋ねてみました。
写真は、あまりにも幼すぎて、生徒たちはわかりませんでした。

前任校の生徒だけでなく、市外の中学生も知り合いの先生とともに、被災地に入って、作業を進めてくれていました。悲惨な状況から、絆へとつながる話と少年たちの話をしました。
絆宣言の一節に、
「私たちは自然の中で生きています。その自然に逆らって生きることはできません。しかし、私たちはお互いに助け合うことができます。」
という文章があります。
今年4月の突然襲われた土砂災害でもそれを学びました。
「あの日のことを忘れることなく、夢と希望のあふれる未来のために、仲間や地域の人と一層の絆を深めながら進んでいきたい。」
(絆宣言の一部)と思います。

あの日

今日の空
台風が通過した次の日の今日もあの日と同じように、青空が広がっていました。
今まで見たことのない濁流がふるさとを襲いました。
続けて10日後の7月14日に災害の片づけのめどがつき始めた矢先、2回目の豪雨に襲われました。

「心が折れました。」
という言葉がありましたが、まさに悲しみのどん底に多くの人が突き落とされました。
多くのものが濁流に流されていきました。

ふるさとで絆を大切にしながら、生きていこうと勤務する学校では「絆集会」を毎年7月3日に行い、「絆宣言」を策定して、毎年思いを確認していっています。
昨年、絆集会を開催した次の日、2017年の九州北部豪雨に見舞われました。生徒たちの自転車が流され、通学路も崩壊したり、流木に覆われたりしました。
昨日の7月3日にも台風7号が接近をしてきました。小学校は避難所となったところもあったようです。
7月3日を中心とした日は、ふるさとは、「災害と戦う日」となっています。

昨日は、台風7号接近のために、臨時休校となったので、「絆集会」は今日に延期され、4時間目に生徒会主催で開催しました。
絆宣言の輪読、生徒会長の言葉などの内容が盛り込まれました。
20分程度で話をということだったので、2012年の災害から今日の「絆宣言」の輪読までの歴史の話をしました。

①災害に襲われるふるさとのなかで「絆を深める」
②あの少年たちは今
という2点をテーマに話を進めました。
2012年の災害の様子を画像で見せながら、絆の大切さを伝えました。



当時、前任校にいたのですが、PTA会長さんをはじめ、兵どもの生徒たちと被災地域にボランティアで入りました。
兵どもも浸水した部屋の畳を外に出したり、真剣に床下の泥をどけたりしました。ボランティアに入る家に行く途中に、濁流でアスファルトがはげ、砂がたまっているところで、子どもたちが遊んでいました。

悲惨な状況になっている地区の中で、可愛らしく遊んでいる子どもの姿が印象的でした。いつもこの写真を見る時、どのように過ごしているんだろうか、どのように成長しているのか気になっていました。
あれから6年たって、たぶん、目の前の中学生の中にいるんだろうと思って尋ねてみました。
写真は、あまりにも幼すぎて、生徒たちはわかりませんでした。

前任校の生徒だけでなく、市外の中学生も知り合いの先生とともに、被災地に入って、作業を進めてくれていました。悲惨な状況から、絆へとつながる話と少年たちの話をしました。
絆宣言の一節に、
「私たちは自然の中で生きています。その自然に逆らって生きることはできません。しかし、私たちはお互いに助け合うことができます。」
という文章があります。
今年4月の突然襲われた土砂災害でもそれを学びました。
「あの日のことを忘れることなく、夢と希望のあふれる未来のために、仲間や地域の人と一層の絆を深めながら進んでいきたい。」
(絆宣言の一部)と思います。


台風が通過した次の日の今日もあの日と同じように、青空が広がっていました。