かったかくんのホームページ

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「坂本義喜さんとO未来さんからの感動」

2018年07月08日 | 大分県
雨雲もちょっと薄くなった日中でした。間もなく真夏の太陽も顔を見せてくれることでしょう。
 

そんな中で、今日は、「中津市中学校一斉学校公開日」でした。


勤務する学校は、期末PTAも兼ねての学校公開日でした。
授業・講演会・演奏会・期末PTAと盛りだくさんの一日でした。
 



講演会は、
「仕事といのち」
というテーマで、熊本市より坂本義喜さんが話をしていただきました。


コンサートは、大分市よりピアノ演奏グループ「O未来」さんのピアノ演奏でした。


一流の方の贅沢な2つのイベントです。生徒はもちろんのこと、お家の方、地域の方の心を響かせ、心を潤していただきました。




 
坂本さんは、
「生徒たちに伝えていきたい」
ということで、昨日よりこちらの方に来てくれていました。

豪雨を心配して一日早くの来訪です。

すごく気さくな方で、生きていく中で、大切な「命」を時には笑いも交えながら、坂本さんの生い立ちから始まって、今の活動と生き方観を伝えてくれました。


坂本さんが持つパワフルな面と優しさの2つがいろんなところで見え隠れします。
 



坂本さんは、中学校時代は「人生をあきらめていた」少年でした。

夢もないから、努力もしない、成績も悪い、「なんで親がこんな仕事をしているのか」と環境に不満があるなど、中途半端な生き方をしていました。

大きなご両親の愛を受けていました。しかし、当時はわからなかったか知れません。

食肉の解体の手伝いを放棄して、大阪へと旅立って行きます。
そこからいろんな出会いをしながら、板前を経て、家業の業に戻ります。


3年前まで47年間従事しました。
 


わたしたちは、命あるものを食べて、命を育んでいます。
坂本さんが業に勤務した立場から、その仕事観について、命について話をしていただきました。

「最初は、娘のクラスに行って命の話をしたところから、講演活動も始まったのですがね。」

と笑顔で話す坂本さん。今は、全国を駆け回りながら、人が生きるために根幹となるものを伝えています。
 




そして、午後から「O未来」さんの演奏です。


6人の方が交互でソロ、連弾、6手連弾でメロディを奏でてくれました。強く、優しく、激しく、静かに・・・感動の演奏です。



2015年にも来校してくれ、演奏をしてくれました。2度目の勤務校におけるコンサートです。

モーツァルト、ショパン、ベートーヴェンのクラッシックから、前前前世などのJPOPまで幅広い曲を聴かせてくれました。



より身近なところにピアノを置いての演奏会だったので、演奏者の息づかいから表情、指づかいまでしっかり見ることができました。
生徒たちにとっても感動の演奏でした。
 

心に「音」が迫っていきました。6人とも同じ大学の出身者でグループを結成しています。そこに絆も感じることができました。
 

日頃は、生徒たちもコンサートやいろんな人が語る言葉を、ゆっくりと聴くことはありません。
言葉やメロディからたくさんの心を潤すものをもらいました。


心が揺れ、「音」に刺激をもらいました。
どこかでこのことを思い出すことがあり、生きる中での糧としてもらいたいと思います。