かったかくんのホームページ

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「台風7号接近」

2018年07月03日 | 大分県
校舎の窓から外を見ると、今、学校の隣りの家のりゅうきゅう朝顔がきれいに咲いています。
その家の方がいつも手入れをされています。
「きれいですね。学校に向いてきれいな花が咲いているので、うれしいです。」
と作業をしているときに伝えると、
「励みになるねえ。」
と応えてくれます。


昨日は少し生徒にも紹介をしました。

りゅうきゅう朝顔がきれいに咲く中でも、今日は、台風7号接近のために臨時休校としました。
毎年この7月の上旬には、災害に襲われます。



 
忘れもしない2012年の7月3日の今日は、1回目の九州北部豪雨が発生をしました。

多くの家などが流され、甚大な被害がもたらされました。

今まではニュースなどで、
「自分のところではおこらない、おこるはずもない」的な思いの中で、他人事のように水害などの様子を見てきました。

あの日は、自分の家も全国ニュースに出ました。学校にいて、ニュースを見ながら、もしかして家が流されるかもしれないという思いの中で、大雨の対応をしていました。


先日も高台から水害の様子を見ていた方から、
「あの時は、かったかちゃんの家も流されると思った。」
と話していました。


あれからの復興で地域の様子も大きく変わっていきました。
 


そして、昨年の7月5日は、2017年の九州北部豪雨が発生しました。

災害の前日、絆集会を開催しました。絆集会とは、2012年の九州北部豪雨を経験して、お互いに思いやって生きていこうという集会です。あれから・・・毎年7月3日に生徒会を中心に開催されています。


「・・・わたしたちは、自然の中で生きています。その自然に逆らって生きることはできません。しかしわたしたちはお互いに助け合うことができます。わたしたち耶馬溪中学校の生徒は、あの日のことを忘れることなく、夢と希望のあふれる未来のために、仲間や地域の人と一層の絆を深めながら進んでいくことを誓います。」


という絆宣言もあります。


その絆集会の次の日の6日に九州北部豪雨が発生しました。

「やまない雨はない。」という言葉がありますが、本当にやまないのではと思うような雨の降り方でした。生徒と一緒に避難所に泊まりました。




『『空仰ぎ 恵みの雨となるように
 見えない星に 祈りを込めて』
 七夕の日です。彦星、織姫・・・そんなロマンチックな日ですが、今年の七夕は、災害の中で迎えました。彦星も織姫も厚い雲の向こうのどこかにきっといることでしょう。
「これ以上、災害がおきませんように。」
「早く真夏の太陽が出てきてくれますように。」
「ふるさとの復旧が早くできますように。」
など多くの人たちが見えない星に、祈りたいところです。』
                  (昨年のブログから)



『『災害がなかった如く朝が来て
  氾濫跡に胸しめつけられ』
 災害がなかったかのごとく一晩が過ぎ、いつものように朝がやってきました。時折、朝陽がのぞいていました。』
(2012年のブログより)




台風7号は、現在通過中です。被害がないこと願っています。絆集会は、今日、行なうように計画がされていました。明日に延期になりましたが、あのとき・・・を思い、絆を深めることのできる会にしていきたいと思います。


 
災害がなく、この時期が過ぎていくことを祈っています。
写真は昨年のものです。