かったかくんのホームページ

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「野焼きの思い出~しんちゃんとの再会~」

2020年05月28日 | 大分県
「おはよう」の元気な声が響くとき
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青空が空いっぱいに広がりました。季節の美しさを感じます。
「おはようございます。」
と校門から入ってくる子どもたちの声が聞こえます。
 


学校に来てから、まずは、手洗いです。
 「ウィルスを学校に持ち込まない。」
です。


そこから、学校生活のスタートです。
少しずつ、子どもたちも学校生活に慣れてきています。
 



今日、分散登校が終わって、夕方仕事をしていました。
プリンタのあるところに、印刷物を取りに行って、ふと外を見ると、かわいい3~4歳の男の子が立っています。
「こんにちは。」
と言うと、ちょこんと頭を下げます。
 


その子のお父さんとお母さんがやってきました。
「グランドで遊ばせて下さいね。」
優しいお父さんです。



「もしかして、かったか先生ではないですか。」
うん?「誰だっけ。」
「〇〇です。」
しんちゃんです。


無茶苦茶久しぶりです。
しんちゃんが中学校時代以来です。


妹のあやちゃんを同じ町内の小学校の2年生の時に担任していました。


しんちゃんは、担任はしませんでしたが、同じ小学校でしたし、しんちゃんが中学校に入学してから、こちらも中学校勤務になり、教科を担当していました。
 



しんちゃんのお父さんは、陶芸家でした。
1度だけ小学校の2年生を担任したことがあります。その時にあやちゃんがいました。


お父さんが、
「粘土を見つけてきたら、野焼きを教えてあげるよ。」
と言いました。


校区に昨日お亡くなりになった先生がいて、
「うちの畑に粘土があるよ。」
と言うので、みんなで先生のお宅の横にある畑に行って、写真のように、粘土を掘り出しました。


お皿などを手でこしらえました。



十分に乾かしてから、野焼きです。
燃料缶を使いながらの野焼きです。
優しく指導してくれたのが昨日のようです。


 
今でも楽しい思い出となっています。
 


明治図書の出版の本の中で、その取り組みの紹介がされました。



地域の多くの子どもたちは、これまでのお父さんに陶芸を教えてもらってきています。
 


今は、しんちゃんとあやちゃんのきょうだいも医療関係者となり、あやちゃんは、今回の感染症に対しても献身的に活躍をしているという話を聞いています。


あとから、しんちゃんのお母さんもやってきました。
懐かしく話ができました。
 



10数年ぶりのしんちゃんとの再会に感動しました。
さらに頼もしくなっていることに嬉しさを感じた時間でした。