かったかくんのホームページ

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「コロナ禍の中のお祭り」

2021年05月09日 | 大分県
『無観客 静かなお祭り 祈り込め
        お田植式の五穀豊穣』


 

コロナウィルス感染拡大が広がっています。
大分県も考えられない感染者の数字となっています。
 

そんな中で、今日の夕方、
「魔をはらい実りを呼ぶ700年続く仏の祭り桧原マツ」
の番組が放映されました。
 



耶馬溪の学校に勤務してから、毎年「桧原マツ」に参加をしていました。
ところが、コロナ禍のために、昨年中止。



そして今年は、規模や観客を制限して、実施されました。
祭りを続けるために関わってきている人々を追いかけるドキュメンタリー番組でした。
 



一昨年、参加して楽しませてもらいました。
いとこが退職してから、稲作の所作を楽しく表現する「まつりやく」に出演しています。
 



お神輿は白装束で身を包んだ人たちで「お下り」「お上り」をします。趣のあるお祭りです。
一昨年、幼い頃からお世話になっている方も一緒でした。
「タクシーを使って、ここまで来たんですよ。」
という言葉。楽しみにしている方も多くいます。



寂しくもその方は、昨年、他界されました。
帰りに家のところまで送って行ったのが最後となりました。
 



お祭りは、「祈り」、「伝統文化の継承」をしていくだけでなく、人と人とを結びつけてくれます。
 


しかし、コロナ禍の中で、各地で行われている「お祭り」が昨年から余儀なく、縮小や中止となってきています。
 


苦しい時の神頼みと言いますが、気持ちの中で、手を合わせることしかできません。
 


地域は、高齢化の中で、人々は1年、2年と年をとってきています。
お世話になった方のように、寂しい限りですが、亡くなっていくこともあります。
お祭りの再開に見通しが持てない中で、コロナ禍明けの時には、お祭り復活に向けての大きなエネルギーが必要となります。
 



住んでいる地区の夏祭りも同様です。
昨年度は中止になっています。
 


今日の伝統文化を大切にしていこうとするドキュメンタリーは、コロナ禍の中でも、気持ちの持続をさせてもらえました。
 


観客がいなくても、一生懸命に「まつりやく」の練習をしたりしながら、開催していく人々の姿に心打たれるものがありました。




今、分断されてきている社会の中で、固まりがちな心を和らげ、「絆」の大切さを感じました。