『偶然にあの日に戻ったひとときに
懐かしい思い ふとこみ上げる』
教員になって2年目のクラスのことです。
4年生の国語で「飛びこめ」という研究授業をしました。

ブログにも書いたことがあるのですが、内容は、
「少年が船のマストの上に登って、海に飛びこむ以外には、助かる道はなかったのです。
だから、父親がマストの上の少年に鉄砲を向けて、飛びこまなかったら打つぞ・・・と言いました。」
そんな話ですが、研究授業の中で、なぜ、父親が息子に鉄砲を向けたかという話になりました。
そこで・・・Nくんは、
「息子の向こうにかもめがいたから、鉄砲を向けたんだ。」
と言い張りました。
友だちがなんと意見を言おうが、こちらが話を修正しようとしますが、がんとして、主張をします。
こちらも初めての研究授業で、緊張をしていました。
いい形で切り返しをすればよかったのですが、
「かもめがいたんだよ。」
最後までこれでした。

今でも、Nくんに会えば、この話です。
強烈な印象でした。
何の縁か、Nくんの仲人もさせてもらいました。
それでも40年経っても「飛びこめ」の授業は面白かったと言ってくれるクラスの子どもたち。
自分も忘れることができません。
いろんな思い出が残っています。

Nくんは、今では、東京の企業でエースとして活躍をしています。
時折、その様子をネットなどで知ることができます。
「かもめを撃つために鉄砲を向けた」
と主張したNくん。
彼なりのイメージがあったのでしょう。

このNくんが企業の一線で活躍しながら、なんと文学者の道を歩き始めているのです。
小説を何本も書いていて、そのうちの1本が映画化されるというのです。
びっくりしました。
そして、映画コンテストの大賞候補となっています。
短編の映画ですが、夢を追いかけていくことがすごい。
大賞になったら、別の作品で映画制作費と出演者に「浜辺美波」さんだそうです。

飛びこめ男が、小説家。脚本家の道に飛び込んでいます。
かもめどころではありません。
Nくんの生き方から、こちらが撃ちおとされました。
映画はもちろん楽しみにしていますが、相変わらず今でも強気のつわものの生き方にも魅力を感じています。
懐かしい思い ふとこみ上げる』
教員になって2年目のクラスのことです。
4年生の国語で「飛びこめ」という研究授業をしました。

ブログにも書いたことがあるのですが、内容は、
「少年が船のマストの上に登って、海に飛びこむ以外には、助かる道はなかったのです。
だから、父親がマストの上の少年に鉄砲を向けて、飛びこまなかったら打つぞ・・・と言いました。」
そんな話ですが、研究授業の中で、なぜ、父親が息子に鉄砲を向けたかという話になりました。
そこで・・・Nくんは、
「息子の向こうにかもめがいたから、鉄砲を向けたんだ。」
と言い張りました。
友だちがなんと意見を言おうが、こちらが話を修正しようとしますが、がんとして、主張をします。
こちらも初めての研究授業で、緊張をしていました。
いい形で切り返しをすればよかったのですが、
「かもめがいたんだよ。」
最後までこれでした。

今でも、Nくんに会えば、この話です。
強烈な印象でした。
何の縁か、Nくんの仲人もさせてもらいました。
それでも40年経っても「飛びこめ」の授業は面白かったと言ってくれるクラスの子どもたち。
自分も忘れることができません。
いろんな思い出が残っています。

Nくんは、今では、東京の企業でエースとして活躍をしています。
時折、その様子をネットなどで知ることができます。
「かもめを撃つために鉄砲を向けた」
と主張したNくん。
彼なりのイメージがあったのでしょう。

このNくんが企業の一線で活躍しながら、なんと文学者の道を歩き始めているのです。
小説を何本も書いていて、そのうちの1本が映画化されるというのです。
びっくりしました。
そして、映画コンテストの大賞候補となっています。
短編の映画ですが、夢を追いかけていくことがすごい。
大賞になったら、別の作品で映画制作費と出演者に「浜辺美波」さんだそうです。

飛びこめ男が、小説家。脚本家の道に飛び込んでいます。
かもめどころではありません。
Nくんの生き方から、こちらが撃ちおとされました。
映画はもちろん楽しみにしていますが、相変わらず今でも強気のつわものの生き方にも魅力を感じています。