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『いきなりの話に弾む店頭の
冷たい風も笑顔を運ぶ』
昨日の帰り道。洗顔ソープを買おうと、店に立ち寄りました。
代金を払おうと急いでレジへ。
あれ、レジに人がいない。
辺りを見回すと、向こうの方に店員さんがいる・・・。
「すみませーん。」
と声をかけました。
やってきました。
そして、ズバリ一言。
なんだと思いますか。
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「ごめんなさい。足が痛いんです。筋肉痛です。」
思いもよらぬ初対面の客への予想に反する第一声です。
まあ、あまり足の痛さと代金を払うことは関係ないのですが、とりあえず、人として、
「大丈夫ですか。」
と、第一声に対しての言葉を返しました。
洗顔ソープとお金を出すと、
「なんで、持久走があるのですかね。」
そこにつなげますか。
そりゃ、こっちに聞いてもわからない。
型破りな、出し抜けの話の展開。
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バイト生だったんですね。
でもこちらが教員だとは知らないと思います。
「わたしは、持久走だけはだめなんですよ。今日は、足がばりばりです。」
周りにいたお客さんも、このトークに笑顔です。辺りがほんわかしています。
聞くと、中津E高校の生徒さんでした。
「持久走はダメです。
でも、自慢じゃないんですけど、なわとびは得意なんですよ。
今でも三重跳びができるんですよ。
はやぶさもできます。」
洗顔せっけんを買うことからのこのストーリー。
あなたのトークは、にゃんこスターになってもおかしくない。
奇想天外の嘘のような本当の話です。
話の独壇場です。
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E校は、O崎先生のいる、あの超有名なマーケティング部があります。
また先生は、落語家でもあり、笑いの種をまいています。
昨日は、足の痛いことからトークイン。
切り込んで、緩急を織り交ぜてつかみ、笑いをとる語り口。
マーケティング部や落語部には入ってはいないのでしょうが、きっと、店の売り上げには貢献しているのでしょう。
授業で、O崎先生の影響も受けているのでしょうか。
先生に、今度聞いてみたいですね。
思いがけないところで、寄席に立ち合えました???
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